七夕の7月7日、湯の浜温泉「愉海亭みやじま」の温泉宿に泊まった。「みやじま」は日本海に突き出した温泉宿で、旅館の下は、海水が流れていた記憶がある。今は、防潮堤の構築などで砂浜の上にその温泉宿が建っている。
部屋は5階である。ひと風呂浴びたあと、部屋でビールを注ぎ合いながら昔話や健康の話に花が咲いた。晴天で波静かな、日本海を眼下にするロケーションは最高である。これは夕日を撮るには又とないチャンスだと直感が働いた。「夕日の写真を撮りたい」と告げると誰かが「日没は7時5分30秒だよ」と教えてくれた。
6時から、2階の宴会場で宴会が始まった。時間が経つにつれ、カラオケなどで盛り上がったが、私は部屋の鍵を預かり、7時10分前に5階の部屋に戻った。まだまだ明るく、夕日状態ではなかった。待つ事12分、夕焼けのサンセットらしくなってきた。この頃に「夕日がきれいなので窓の外をご覧下さい」と館内放送があった。
太陽が水平線に着いたのが7時5分15秒。シャッターチャンス到来。バカチョンカメラのシャッターを切った。夕焼雲と水平線の間に、丁度太陽が入った瞬間であった。うまく撮れればいいと願うだけだった。
広い浜辺に犬の散歩をしている女性の姿が小さく小さく見えた。絵になる光景だった。パチリである。
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