「Aちゃん、あそこの桑グミ、食べ頃だよ」とバァバ。
「知ってるよ。でも、そこはねえ、粒は大きいけどおいしくないんだよ。
沢を上ったところのあそこの方が小さいけどおいしいんだ。いつも綱を持って行ってるよ」
「なにするの?」
「棒を拾って、綱を巻きるけて枝に投げるんだ。そして引っ張る。すると枝が下がるから桑グミが採れる」
「なるほど」
「こっちのヤブを通ると虫がいるから、沢をわたるんだよ」
「こっちに行くとフキノトウだのわさびだのでしょう?でも、あっちはすぐ食べれるものがある」
のだそうです。
森を熟知しているお孫ちゃん。
でも、もう、桑グミを食べる子も少なくなったかなあ。
いつだったか、珍しく公園にいた友だちに桑グミをあげたら、「これなに?」といって、口に入れたが「ペッ」とされてしまった。
うむ・・・お菓子みたいなおいしさではないものねえ。
でも、おいしいんですよ。
長野の子は、昔は口を真っ黒にして、食べたそうだ。
お蚕さんを飼っていたから、桑の木はたくさんあったのですね。
そうだ、桑グミを絵に描きたくなった。取ってきましょうかね。今日の絵はヒメオドリコソウ。
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