中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

朝は「浅川問題」で訴え、「子どもの貧困」

2007年02月13日 18時03分38秒 | 活動日誌
 (豆雛  お顔が大豆  いただきものの可愛いお雛さん 前に写真で紹介したけど、スケッチしました)

 冷え込んだ朝、長野駅頭での街頭宣伝。今朝は、小林市会議員、和田あき子県議候補と私の3人で行ないました。3人とも、それぞれの観点から浅川ダム問題も語りました。

 長野市会議員団がタイムリーに行った視察先が島根県の益田川「穴あきダム」、報告を聞けば、浅川の「穴あきダム」の恐ろしさがいっそう浮き彫りです。

 浅川に創ろうとしている穴あきダムと、益田川穴あきダムは、長さ、高さはほぼ似た様な規模なのですが、大きな違いがあります。それは体積とためる水の量です。

 浅川ダムは、地すべり地帯で活断層が真下にあり、1・4キロ先はかつての大災害を起こした善光寺地震の震源地、今もあちこちブロック地すべりを起こし、一億円もかけて止めている最中という、最悪の危険な地盤の真っ只中に建設予定されています。
 しかも、20年間かけて場所探しをして、実はこの場所は最初は不適格とされたところなのです。
 
 長野オリンピックの時に、付け替え道路をダムの予算で組むためにむりむり、最初の危険な場所に決めた経過があります。

 ですから、高さ、長さは同じでも、コンクリートは2倍、厚いサイトにしないともたないので、体積は2倍の設計、だから、ちっとも小さいダムではないのです。
 それでいて貯水量は、浅川110立方メートル、益田川670立方メートルと6分の1。
 
 しかも、ズブズブですから、奈良県の大滝ダムが当初100数十億の予算が3600億に膨れ上がったように、どれだけお金がつぎ込まれてゆくか、計り知れません。

 内水対策にも何の役にも立たない、県民世論と手続きを無視したダム建設は、中止が当然です。

 さて、9時からは一日、保育園訪問して、「子どもの医療費窓議地無料」の署名の回収でした。


(園福幼稚園の玄関のフロアに可愛い椅子とテーブルがありました)

 でも2時半から小一時間は事務所に帰って、志位委員長の予算委員会での質問をテレビで見ました。
 
 志位さんは「子どもの貧困」を問題にしました。胸がスカッとしました。

 子どもの相談にのる時、貧困を抜きにして解決できないケースだらけです。貧しさは、子どもの心にも大きな傷を与え、豊かな育ちを阻んでいます。

 写真家の土門拳さんが撮った「筑豊のこどもたち」の教室での子どもたちの一枚、今に通じるものがあると、思い出します。
 昼の時間、貧しさゆえに弁当をもってこれない子が、本を開いてじっと見つめている写真。この子は本の中身なんか、読んではいない。その子の心を思うと涙が出てきます。

 今は給食を食べさせないことはないけれど、「悪質な親が給食費を払わない」などと、ごくごくまれな例を取上げて、貧困に責任を持たない政治に、怒りがわきます。



 
コメント
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