蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

シャッターアイランド

2010年12月12日 | 映画の感想
シャッターアイランド

精神病に冒された犯罪者を収容する施設が離島に設けられており、そこで起こった受刑者の行方不明事件を捜索するために、二人の保安官が派遣されます。
彼らに対して施設の警護者や医者はどこか敵対的。
保安官の一人(ディカプリオ)は本来の捜索とは別の目的を持っていました。
島を暴風雨が襲う中、保安官は島の施設の真相を語る医師と偶然めぐりあいますが・・・という話。

原作を読んだことはないのですが、映画から推測するに、それは叙述ミステリなのかな、と思われました。
しかもかなりテクニカル(というかアンフェアすれすれ?)系なトリックなのですが、かなりうまく映像化されているのではないかと感じられました。

映画でのドンデン返しの場面は、私としてはかなりびっくりできて「あれ、どうなってんの?どっちが正解?」みたいに揺さぶられてしまったのでした。

主人公の回想(妄想)シーンが繰り返し出てきて、それは、まあ伏線ではあるものの、ちょっとしつこいかなあ、と思えました。

ディカプリオは役柄(ちょっと神経質な刑事(保安官))にぴったりはまっていましたし、夜中にDVDを見始めたのですが、最後までとめられなくなるくらい、とても楽しめる映画でした。

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