蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

希望のかなた

2019年08月17日 | 映画の感想
希望のかなた

シリア内戦で故郷を追われたカーリドは、貨物船にまぎれこんでフィンランドへ入国する。難民申請をするが、強制送還が決まってしまい、収容所から脱走する。
街中でレストラン経営者のヴィクストロムと出会い、彼に匿ってもらってレストランで働くうち、従業員ともうちとけるようになる・・・という話。

アキ・カウリスマキ監督は「名前だけは聞いたことがある」人だったのですが、アート系映画の監督として有名なようです。

意図的な演出なのかもしれませんが、役者やセットが数十年前の映画の雰囲気で、ストーリー展開もぎこちない感じ。
そこから生まれてくるペーソスとかユーモアを味わうべき映画かもしれませんが、観ていてあんまり楽しい気分にはなれませんでした。

カーリドが働くレストランでは客寄せで寿司をメニューに加えようとするのですが、こればトンデモな代物で、日本にある外国料理のレストランの中にもあんなのがありそうなんて思えました。それにしてもフィンランドでも寿司が人気なんですね。

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