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アスリートのセカンドキャリア

2016-03-30 09:41:24 | 社会・経済

スポーツゴジラ:無料誌

企画編集   :スポーツネットワークジャパン

発行     :スポーツネットワークジャパン

30号特集  :アスリートの引退後を考える

地下鉄駅構内に置いてあったのでいただいてきました。

スポーツを日常的にやっている者として、スポーツのプロになった方は現役を退いたときに、第二の人生をどうやって迎えるのだろうか知りたかった。

トップクラスのアスリートさんは、企業に入っても、いわゆる実業団で仕事よりも練習が優先され、「副業」の仕事に恵まれないことが多い。

それで選手生命が終わったら、だいたいが所属会社の社員にならずに辞めていくことが多い。

それから、仕事を必死にしたことがない人が仕事探しをしても、なかなか良い仕事が見つからない。おそらくこれが現実だろう。

多くのアスリートは、自分が所属していたスポーツの世界で仕事をしたいと願っているらしい。

でも、そのスポーツの世界で引き続きコーチなどできる人はすごく少なくて10%ぐらいだそうです。

それとて、毎年の契約だったりして身分が保証されているわけじゃない。

それじゃ第二の人生も非常に不安定です。

この号では野球とサッカーを取り上げている。

現役時代のスポーツ選手は報酬だったり契約金だったり、プロになれた人は一般社会人とは比べ物にならないお金を得ることができる。

ところが、スポーツなので現役の期間はある程度限られている。

良い成績を収めると翌年は報酬がアップする。すると住居や車などを高価なものに買い替えたりして、入るものが多ければ出るものも多くなる。千葉にある球団のベテランさんが夜遅く東京駅に戻ってきて、今夜はちょっと疲れたからタクシーで帰ろうと思ったら、若手で契約したばかりの安月給の同僚選手がタクシー待ちの列の前にいたという。そのベテランさんは、普段はお金がもったいないので電車を乗り継いで千葉方面に帰っていたが、若手の同僚選手は毎回タクシーを使っているという。

報酬製の競技だと、入団してどんどんもらう金額が大きくなるたびに住まいが高級住宅地に移っていく人が多い。調子を落として減給されても住まいの質を落とすことは非常に難しいそうだ。大抵は高級住宅地から破産のような状態になるという。

ある堅実ベテラン選手は税金4割、貯蓄4割、実際に使うお金は2割だったという。

それくらいじゃないと、将来を含めて安定した生活を過ごせないそうだ。

アスリートである程度活躍していて、時が過ぎ現役を辞めた時にどこかそのジャンルから声がかかると思っていたら、、、大間違いだと。

毎年、野球でもサッカーでも80人が新人で入ってきて、80人が去っていく。

スポーツという年齢に縛られた狭い世界だからねー。

アスリートのセカンドキャリア雑誌に、についてこれだけのスポンサーがついている。

といってもおそらく、一人分の給料にもならない額しかならないでしょうが、、、。

スポーツで活躍していると、いろんな人がまわりに寄ってきます。

一般人では関係ないような危ない人も近くにいたりします。しかも、そういう方はスポーツで名をあげたりすると、余計に執拗に寄ってくる。

有名になったり一般人じゃ得られないようなお金を持つと、お金の使い方をアドバイスしてくる人はいるけど(買うことばかり)、セカンド人生の計画を話してくれる人は皆無です。

それはサラリーマンでもフリーターでも同じかなーーー。

私は現役のときと同じジャンルにいるけど仕事内容は変わりました。バリバリ現役のときに今しかないという気持ちで、新しい仕事を立ち上げたから業界に残れたんだろうな。その時はあと先考えないで、がむしゃらに突き進んだものです。

陸上競技のマラソンでは日本にケニア人が大勢走っていますが、日本の企業に勤めて走っているが、やめた後まで考えているといいます。それに比べて日本の実業団の人は、推薦、推薦で学校を出て企業に入り、社会の厳しさに一切触れないで放り出されます。いいのだろうかーーー。

実業団やプロで現役でやっているうちに、自分の財産(文字通りお金、人脈、スキルなど)を築いておきなさいというのが結論のようです。

要するに予防医学と一緒で、現役のうちにいろんな種をまいておくことだ。

こんなフリーペーパーがあるんですねーーー。


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