ランシモ

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135mm、つちのこレンズテスト

2009-08-05 13:12:26 | つちのこカメラ

仕事に使っていたレンズは135mmF2だったが、つちのこレンズのニッコール(NIKKOR AUTO)135mmF3,5とソリゴール(SOLIGOR TELEーAUTO)135mmF3,5がいつの間にか手元に来た。
この際デジで撮ってみよう。
090805n1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンズの長さは同じようですが、直径が大違い。

ニコール135mmF2
重さ950g
無限長10.5cm
直径8cm
フィルター72mm

ニッコール135mmF3.5
重さ500g
無限長9.5cm
直径6.5cm
フィルター52mm

ソリゴール135mmF3.5
重量400g
無限長10cm
直径6.5cm
フィルター49mm

まず実際に使っていたF2のレンズ
090805n2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外観はキズだらけですが、レンズは新品同様です。大きな玉だったんで、普段はフィルターを付けていたのが、保存には良かったのでしょう。これを使う時で、ハレーションが入りそうなときには、保護のフィルターはハズシて使いました。

開放でこそ持ち味が活きるレンズです。

090805n3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外観はキズだらけ、ずんぐりとして、ずっしりと重たいレンズです。開放で使うことが多いため、ピントがずれているボディーじゃ使えません。また最近のデジカメのように素通しに近いファインダーだとピント合わせが難しい。
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鏡胴が2段になっていて、重量バランスが良いとは言えない。しかし重いため手ブレは少なかった。
85mmF1.8が軽量なのと大違いです。
個人的には、この135mmF2の方が好きで使っていました。

090805n5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内蔵フードを伸ばした。短すぎて気晴らし程度のフードです。あれば重宝と言うぐらいかー。

090805n6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自作のラバー・フードです。
固定焦点のレンズには、各々にギリギリの長さのフードを作り使っています。ちょっとでもクリアーにしたいでしょ!

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使用状態です。フィルター枠にねじ込んで固定。

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次はニッコール135mmF3.5
ニコンのレンジファインダー、Sシリーズ用から息の長いレンズです。優秀なレンズだったのでモデルチェンジの必要がなかったから、40年間にも渡って製造していたと、、、。さすがにカタログからは外されたが、名レンズだったのだろう。私は使ったことがないけどね、、、。
今回、一眼デジで撮影したのが最初で最後だろう。

090805nb1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が若いころ使っていた105mmF2.5に外観が似ています。105mmはこのレンズに比べると明るかったのでお気に入りでした。最近見かけていないが倉庫を探すと出てくるかもしれません。
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もらいもののレンズなんで、フィルターがついていなかったのでホコリだらけ。キズはないようですが。

090805nb3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このレンズは保管時にはフードを逆にかぶせておき、使う時はひっくり返します。135mmだとフードは最低このぐらいの長さがほしい。

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時代を感じさせる外観です、、、悪いことじゃないですが。理にかなった設計です。

090805nb5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使い勝手が105mmと135mmじゃその差以上にあるような、、、。105mmまではポートレイト用、135mmからは望遠の感じが強くなります。
105mmF1.8を知らないから何とも言えませんが、F2.5はいいレンズでした。

090805nb6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絞りによる被写界深度が色分けされているのが、ニッコールの特徴でした。

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最後がソリゴール。ミランダを造っていた会社の汎用レンズです。当時はコムラー、サン、タムロン、コミナー、トキナー、シグマなどが一眼レフ用に汎用レンズを提供していた。
いちばん有名だったのがコムラーだった。

ソリゴールはミランダと言う面白く先進的なカメラを造っていたメーカーのレンズと言うことで、すごく興味がありました。自社製一眼レフには別名のレンズ名をつけていたかも、記憶があいまいです。

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私が高校生か中学生の頃、家のカメラ、ペトリペンタV2を使っていた頃、コミナーの105mmF3.5が欲しかった。自動絞りは高値の花で、買えそうなのがプリセット絞りの暗ーーいレンズのみ。
自動絞りのニッコールやタクマーなどは、もう眺めているだけで満足で、使い勝手の難しいプリセットをくるくる回し使っていました。
それを考えると、このソリゴールは自動絞りだし、フード内蔵で先進的な造りです。
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コーティングがあるのかないのか無色です。ハレーションが多そうだが使ったところ、それほどではない。

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マウントは交換式。

ニコンでも、キャノンでも、PENTAX、ミノルタとアダプターはあった。

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これも、当時の標準的な造りです。

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フードは短いので気休め程度。でもあるとないとでは大違いだと。
まじめに造った感じですね。

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この当時、◎◎がレンズ白書なる本を出したのがきっかけで、汎用メーカーが潰れたと、最近見聞きしました。レンズテストした記事が汎用メーカーに不利だったんです。ほんとかどうか知りませんが、その差は大きかった。
実際にトキナーのズームレンズ、80~200、F4~F4.5はすばらしくシャープだった。その値段を考えればですが。
トキナーで撮影した写真で写真展をやりましたから。プリントサイズは幅1.5m、縦90cmまで伸ばしました。ようはハサミと何かは使いようなんですね。

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最後に描写テスト
最初がニコールF2 すべて開放で撮っています。

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ふわっとした感じはF2ならでは。ピントが浅いから注意。

次がニッコールF3.5
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F3,5になったぶんと最短撮影距離がのびたため、ぼけが少なくなります。開放からピントの合ったところはシャープです。

次がソリゴールF3.5

090805h3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニッコールF3,5に比べても最短距離が遠いので撮影倍率が小さくなり、それに従ってぼけが少なくなります。

意外と言っては何だがシャープでした。135mmですがボケ味を楽しむレンズではない。コンパクトでフード内臓でシャープさが売りなのでしょう。

ニッコール50mm、マクロ55mm、マクロ60mmテスト

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20110710

ニッコール24mm、28mm、トキナー28mmテスト

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20091210

Nikon F MD ①の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080224

Nikon F3p MDの記事は (F3本来の姿です)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080919

Nikon FM ポラボディーの記事は (プロ専用ボディーです)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804

Nikon FE2 の記事は (ベストセラーでした)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510

Nikkorex Fの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530

Nikkorex 35の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060223

コメント (4)
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