仕事に使っていたレンズは135mmF2だったが、つちのこレンズのニッコール(NIKKOR AUTO)135mmF3,5とソリゴール(SOLIGOR TELEーAUTO)135mmF3,5がいつの間にか手元に来た。
この際デジで撮ってみよう。
レンズの長さは同じようですが、直径が大違い。
ニコール135mmF2
重さ950g
無限長10.5cm
直径8cm
フィルター72mm
ニッコール135mmF3.5
重さ500g
無限長9.5cm
直径6.5cm
フィルター52mm
ソリゴール135mmF3.5
重量400g
無限長10cm
直径6.5cm
フィルター49mm
外観はキズだらけですが、レンズは新品同様です。大きな玉だったんで、普段はフィルターを付けていたのが、保存には良かったのでしょう。これを使う時で、ハレーションが入りそうなときには、保護のフィルターはハズシて使いました。
開放でこそ持ち味が活きるレンズです。
外観はキズだらけ、ずんぐりとして、ずっしりと重たいレンズです。開放で使うことが多いため、ピントがずれているボディーじゃ使えません。また最近のデジカメのように素通しに近いファインダーだとピント合わせが難しい。
鏡胴が2段になっていて、重量バランスが良いとは言えない。しかし重いため手ブレは少なかった。
85mmF1.8が軽量なのと大違いです。
個人的には、この135mmF2の方が好きで使っていました。
内蔵フードを伸ばした。短すぎて気晴らし程度のフードです。あれば重宝と言うぐらいかー。
自作のラバー・フードです。
固定焦点のレンズには、各々にギリギリの長さのフードを作り使っています。ちょっとでもクリアーにしたいでしょ!
使用状態です。フィルター枠にねじ込んで固定。
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次はニッコール135mmF3.5
ニコンのレンジファインダー、Sシリーズ用から息の長いレンズです。優秀なレンズだったのでモデルチェンジの必要がなかったから、40年間にも渡って製造していたと、、、。さすがにカタログからは外されたが、名レンズだったのだろう。私は使ったことがないけどね、、、。
今回、一眼デジで撮影したのが最初で最後だろう。
私が若いころ使っていた105mmF2.5に外観が似ています。105mmはこのレンズに比べると明るかったのでお気に入りでした。最近見かけていないが倉庫を探すと出てくるかもしれません。
もらいもののレンズなんで、フィルターがついていなかったのでホコリだらけ。キズはないようですが。
このレンズは保管時にはフードを逆にかぶせておき、使う時はひっくり返します。135mmだとフードは最低このぐらいの長さがほしい。
時代を感じさせる外観です、、、悪いことじゃないですが。理にかなった設計です。
使い勝手が105mmと135mmじゃその差以上にあるような、、、。105mmまではポートレイト用、135mmからは望遠の感じが強くなります。
105mmF1.8を知らないから何とも言えませんが、F2.5はいいレンズでした。
絞りによる被写界深度が色分けされているのが、ニッコールの特徴でした。
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最後がソリゴール。ミランダを造っていた会社の汎用レンズです。当時はコムラー、サン、タムロン、コミナー、トキナー、シグマなどが一眼レフ用に汎用レンズを提供していた。
いちばん有名だったのがコムラーだった。
ソリゴールはミランダと言う面白く先進的なカメラを造っていたメーカーのレンズと言うことで、すごく興味がありました。自社製一眼レフには別名のレンズ名をつけていたかも、記憶があいまいです。
私が高校生か中学生の頃、家のカメラ、ペトリペンタV2を使っていた頃、コミナーの105mmF3.5が欲しかった。自動絞りは高値の花で、買えそうなのがプリセット絞りの暗ーーいレンズのみ。
自動絞りのニッコールやタクマーなどは、もう眺めているだけで満足で、使い勝手の難しいプリセットをくるくる回し使っていました。
それを考えると、このソリゴールは自動絞りだし、フード内蔵で先進的な造りです。
コーティングがあるのかないのか無色です。ハレーションが多そうだが使ったところ、それほどではない。
マウントは交換式。
ニコンでも、キャノンでも、PENTAX、ミノルタとアダプターはあった。
これも、当時の標準的な造りです。
フードは短いので気休め程度。でもあるとないとでは大違いだと。
まじめに造った感じですね。
この当時、◎◎がレンズ白書なる本を出したのがきっかけで、汎用メーカーが潰れたと、最近見聞きしました。レンズテストした記事が汎用メーカーに不利だったんです。ほんとかどうか知りませんが、その差は大きかった。
実際にトキナーのズームレンズ、80~200、F4~F4.5はすばらしくシャープだった。その値段を考えればですが。
トキナーで撮影した写真で写真展をやりましたから。プリントサイズは幅1.5m、縦90cmまで伸ばしました。ようはハサミと何かは使いようなんですね。
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最後に描写テスト
最初がニコールF2 すべて開放で撮っています。
ふわっとした感じはF2ならでは。ピントが浅いから注意。
F3,5になったぶんと最短撮影距離がのびたため、ぼけが少なくなります。開放からピントの合ったところはシャープです。
次がソリゴールF3.5
ニッコールF3,5に比べても最短距離が遠いので撮影倍率が小さくなり、それに従ってぼけが少なくなります。
意外と言っては何だがシャープでした。135mmですがボケ味を楽しむレンズではない。コンパクトでフード内臓でシャープさが売りなのでしょう。
ニッコール50mm、マクロ55mm、マクロ60mmテスト
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20110710
ニッコール24mm、28mm、トキナー28mmテスト
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20091210
Nikon F MD ①の記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080224
Nikon F3p MDの記事は (F3本来の姿です)
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080919
Nikon FM ポラボディーの記事は (プロ専用ボディーです)
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804
Nikon FE2 の記事は (ベストセラーでした)
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510
Nikkorex Fの記事は
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530
Nikkorex 35の記事は