ランシモ

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NIKKOREX 35

2006-02-23 23:00:56 | つちのこカメラ

つちのこカメラ1

NIKOREX 35

引っ越す時に姫にあやうく捨てられそうになった、つちのこカメラーズです。生きながらえて良かった!

Tuchinoko1

 

 

 

 

 

スペースに余裕があったので、玄関の靴箱に並べてみました。

1930年~1990年に製造されたカメラです。私はライカマニアのように高額なものは集めません。メーカーも決めていませんが完全作動品ばかりです。購入費より修理費が数倍高くなるのはいたしかたありません。車や工芸品に比べたら可愛らしいマニアだと思います。

私が高校生の頃に買ったオリンパス・ペンは6000円でありながら素晴らしい描写でした。6000円はその当時としても破格の安さでしたが、高価なニコン、キャノンに負けないどころか、ハーフサイズながら大伸ばしにたえる切れ味の良いレンズでした。

ニコレックス 35

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レンズシャッターの一眼レフです。シャッターを切るとファインダーは真っ暗になります。ハッセルブラッドなどと同じ機構です。ミラーはシャッターをチャージすると復元、いわゆるクイックリターンではありません。

レンズ交換ができないので、コンバージョンをレンズの前につけ画角を変えます。

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角ばった外観、1kgぐらいある重量、小さなファインダー、セレン式露出計を内蔵していますがファインダーの中には表示がありません。

1962年に改良されⅡ型に080625n4

 

 

 

 

 

 

 

 

この当時すでにニコンFがありましたが、その廉価版をニコンが作ると不細工なものに。デザインと呼べるような代物ではない所がまたニコン・マニアの心をつかみます。

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真四角なボディー。無骨な作動。小さいファインダーと文字。

ミラーショックは大きめ、当時はダンパーなどなかったのか?

ファインダーの位置がカメラ最上部より下にある。ペンタプリズムではなく鏡で作った5角形です。カメラ上部の大きなマッスは露出計。

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昔の日本光学のマーク

シャッターをきめ絞りを動かして定点に針を合わせると露出が合います。カウンター表示ともに小さいし見難い。

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レンズ先端から、ASA感度(現在はISO)、の小さなメモリ。小さくて人間工学など無かった時代の製品です。シャッター、b、1,2、、、500まで。絞りf2.5、、、f22まで。

ボディーにいちばん近い処にピントリングがある。距離表示は露出計の頭がかぶさっているのでよく見えない。こんなことあるのーーー!

全て完動でした、ストロボ同調もOK。

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レンズはきわめてキレイで、カビ、チリの混入など全くなし。

40年ほど前のカメラでこんなにキレイなのは初めてです。

F2,5なのでレンズは小さい。フィルターは40,5mm径。

このニコレックス35は正月に和歌山の白浜、那智勝浦、新宮と旅行した時に、新宮の駅前にあった小さなカメラやさんで見つけました。

コレが新品で売っていた頃は、私には有史以前という感覚です。物心がまだなかったと言うこと。ニコンは高嶺の花で、ニコレックスにしても買うなど考えたこともありませんでした。

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ファインダーの位置がレンズの軸を外れているので、なんとも奇妙な感覚です。しかも普通の一眼レフに比べると下にある。

ガラスのプリズムを使っていないので、こんな芸当ができるのだ。

カメラ上部の大きなマッスは何がはいっているのか。

 

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フィルムいれは普通。

ミラーはクイックリターンじゃないので、フィルム巻上げをすると上に跳ね上がったミラーが降りてくる。

今の状態はシャッターを切ったところ。これから巻き上げるとミラーと遮光板が降りてくる。

レンズシャッター一眼レフは、構造が難しいので、なかなかクイックリターンにならなかった。

それでもレンズシャッターにこだわったのはなんだろう。

ハッセルブラッドもレンズシャッターだったんで、同じような構造でした。

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遮光板が降りています。フォーカルプレーンがありません。

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このボディーは作られた40年前の状態をよく保っています。シャッター、絞り、ミラー全て完璧なつちのこカメラです。

紀伊半島の新宮にあったカメラやさんで見つけました。よっぽど大事に扱われていたのだろう。

買値は2万5千円でしたが、完全整備に4万円ほどかかりました。

Nikon F MDの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080224

Nikon F3 MDの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080919

Nikon FM ポラボディーの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070804

Nikon FE2 の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080510

Nikkorex Fの記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090530

Nikkorex 35の記事は

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060223

コメント (12)
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