糖尿病で足が壊死し始めた実家の父の足を揉むために療術師になって18年。
様々な症状の方と出会ってきました。
単純な腰痛、膝痛の方から、難病指定されている症状で来られる方も。
最近はとても便利で、新しい病気に出会う度に、ポチっとパソコンで検索して、ほとんどの事を調べることができます。
今回、東京の娘に施術のオファーを頂いた方の病名が「進行性核上性麻痺」。
私も、この病名は初めて聞きました。
早速調べてみましたら、
「パーキンソン症候群の中の1つで、脳の中の大脳基底核、脳幹、小脳といった部位の神経細胞が減少し、転びやすくなったり、下の方が見にくい、喋りにくい、飲み込みにくいといった症状がみられる疾患です」
と書いてありました。
また、別のページには、「パーキンソンより速い進行、より重度の筋強剛がある」とも。
私が今まで揉んだパーキンソンの方、脊椎小脳変性症の方の症例が参考になりそうです。
まず、パーキンソンの皆様。
歩行がすり足、顔の筋肉の硬直、喉の筋肉の硬直のためか誤嚥、手指に力が入らないので、ペットボトルの蓋が開かない、車のハンドルが回しにくい、茶筅が振れないなどの運動機能の低下。
これらの症状があった方は、すべて改善されました。
服薬のため水を飲むときに誤嚥されてた方が、「今は、2錠でもいっぺんに飲めます」と笑顔でおっしゃるようになりました。
手足の震えがある方も、特に感情が高ぶった時以外(感情的になると震えが酷くなる)は、生活にそれほどの支障はなさそうです。
発症して5年になりますが、ほとんど進行していないので「薬も増やさなくてもいいですね」と先生に言われています。
ただ、パーキンソンで眼球に異常のある方は、なかったです。
「脊椎小脳変性症」は小脳が萎縮して、運動機能が低下する病気ですが、当時70代だったその男性が、
「最初はどこの病院へいっても診断がつかず、最後に神戸の大きな病院で部長先生が、机の上の紙にこの病名を書いてくれたんです。2万人に1人の発症という難病ですと言われました」と。
「進行性核上麻痺」が10万人に5人の発症とありますから、ちょうど同じ比率です。
何年か揉んだある日、「この病気の患者の会があるので、一緒に行ってくれませんか?」と言われ、参加しました。
男性より若い車いすの方もおられました。
その会の中で、「私は、ずーっと足を揉んでもらっています。そして、まだこうやって歩いています」とおっしゃってくださいましたが、参加者のどなたも足揉みに興味を持たれることはありませんでした。
足揉みで病気が改善する、という考え方はまだ日本には無いようですね(台湾には沢山治療院があります)。
いつも思うのですが、病院で原因も治療法もありませんと言われても、脳は元に戻す方法を知っているのではないかと。
脳梗塞でも、心臓発作でも、骨折でも何でも、身体に一大事が起こった瞬間から、脳はせっせ、せっせと元に戻す努力をしているのだと。
ただ、戻せる限界ギリギリの免疫力だったら、なかなか効果が見えない、出て来ない。
だから、足を揉んで脳を刺激して、その脳が自然治癒力を引き出そうとしているのを、応援してやろうと。
いつ、どうやって、どの方向から戻すのか分かりませんが、脳は必ず戻し方を知っている。
目の前に座っておられる方の脳を信じて、とにかく揉んでみましょう。
そして、揉まれているあなたも、どうぞご自分の脳と身体の力を信じてあげてください。
最初に書きました、実家の父は、資格を取った当時は、壊死した踵部分の摘出のため入院しておりました。
先生が足が次々と切断になりますよ、とおっしゃいましたが、それから14年間元気で暮らし、最後に肺炎で4か月寝たきりになって、亡くなる1か月前に膝から下が切断になりました。
ボチボチでも動いている間は良かったけど、寝たきりになったら末端の血流障害を起こして、足は助からなかったという事。
ベッドの上でもずーっと揉んでいましたが、悲しいかな、全部の反射区をきっちり揉むことはできませんでした。
でも、もし、足を揉むことがなかったら、重度の糖尿病患者特有の症状、足の甲が赤黒く腫れあがったまま、切断の前に寿命が尽きていたと思われます。
効いているのかどうか分からないな~と思っている療術師さんがいたら。。。
もし、あなたが足を揉んでなかったら、目の前の方は、果たしてそんなにお元気でいらっしゃったか、じっくり観察してみてね。
様々な症状の方と出会ってきました。
単純な腰痛、膝痛の方から、難病指定されている症状で来られる方も。
最近はとても便利で、新しい病気に出会う度に、ポチっとパソコンで検索して、ほとんどの事を調べることができます。
今回、東京の娘に施術のオファーを頂いた方の病名が「進行性核上性麻痺」。
私も、この病名は初めて聞きました。
早速調べてみましたら、
「パーキンソン症候群の中の1つで、脳の中の大脳基底核、脳幹、小脳といった部位の神経細胞が減少し、転びやすくなったり、下の方が見にくい、喋りにくい、飲み込みにくいといった症状がみられる疾患です」
と書いてありました。
また、別のページには、「パーキンソンより速い進行、より重度の筋強剛がある」とも。
私が今まで揉んだパーキンソンの方、脊椎小脳変性症の方の症例が参考になりそうです。
まず、パーキンソンの皆様。
歩行がすり足、顔の筋肉の硬直、喉の筋肉の硬直のためか誤嚥、手指に力が入らないので、ペットボトルの蓋が開かない、車のハンドルが回しにくい、茶筅が振れないなどの運動機能の低下。
これらの症状があった方は、すべて改善されました。
服薬のため水を飲むときに誤嚥されてた方が、「今は、2錠でもいっぺんに飲めます」と笑顔でおっしゃるようになりました。
手足の震えがある方も、特に感情が高ぶった時以外(感情的になると震えが酷くなる)は、生活にそれほどの支障はなさそうです。
発症して5年になりますが、ほとんど進行していないので「薬も増やさなくてもいいですね」と先生に言われています。
ただ、パーキンソンで眼球に異常のある方は、なかったです。
「脊椎小脳変性症」は小脳が萎縮して、運動機能が低下する病気ですが、当時70代だったその男性が、
「最初はどこの病院へいっても診断がつかず、最後に神戸の大きな病院で部長先生が、机の上の紙にこの病名を書いてくれたんです。2万人に1人の発症という難病ですと言われました」と。
「進行性核上麻痺」が10万人に5人の発症とありますから、ちょうど同じ比率です。
何年か揉んだある日、「この病気の患者の会があるので、一緒に行ってくれませんか?」と言われ、参加しました。
男性より若い車いすの方もおられました。
その会の中で、「私は、ずーっと足を揉んでもらっています。そして、まだこうやって歩いています」とおっしゃってくださいましたが、参加者のどなたも足揉みに興味を持たれることはありませんでした。
足揉みで病気が改善する、という考え方はまだ日本には無いようですね(台湾には沢山治療院があります)。
いつも思うのですが、病院で原因も治療法もありませんと言われても、脳は元に戻す方法を知っているのではないかと。
脳梗塞でも、心臓発作でも、骨折でも何でも、身体に一大事が起こった瞬間から、脳はせっせ、せっせと元に戻す努力をしているのだと。
ただ、戻せる限界ギリギリの免疫力だったら、なかなか効果が見えない、出て来ない。
だから、足を揉んで脳を刺激して、その脳が自然治癒力を引き出そうとしているのを、応援してやろうと。
いつ、どうやって、どの方向から戻すのか分かりませんが、脳は必ず戻し方を知っている。
目の前に座っておられる方の脳を信じて、とにかく揉んでみましょう。
そして、揉まれているあなたも、どうぞご自分の脳と身体の力を信じてあげてください。
最初に書きました、実家の父は、資格を取った当時は、壊死した踵部分の摘出のため入院しておりました。
先生が足が次々と切断になりますよ、とおっしゃいましたが、それから14年間元気で暮らし、最後に肺炎で4か月寝たきりになって、亡くなる1か月前に膝から下が切断になりました。
ボチボチでも動いている間は良かったけど、寝たきりになったら末端の血流障害を起こして、足は助からなかったという事。
ベッドの上でもずーっと揉んでいましたが、悲しいかな、全部の反射区をきっちり揉むことはできませんでした。
でも、もし、足を揉むことがなかったら、重度の糖尿病患者特有の症状、足の甲が赤黒く腫れあがったまま、切断の前に寿命が尽きていたと思われます。
効いているのかどうか分からないな~と思っている療術師さんがいたら。。。
もし、あなたが足を揉んでなかったら、目の前の方は、果たしてそんなにお元気でいらっしゃったか、じっくり観察してみてね。
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