中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

あなたの大切なことのために。

2019-04-12 01:35:06 | Weblog
一句。
「高齢者、時間とお金は先細り~」

だから、時間とお金は大切にいたしませう、特に時間を!と言うお話し。

84歳女性、足揉み歴、月に1度で半年。
いわゆる、坐骨神経痛といわれる症状で、足が痛くて、と初めて来られました。

今月、来られた時。
「今日は疲れて、毎日行ってるマッサージにも、よう行きませんでした。」
近所の内科で、理学療法士さんが15分程度のマッサージをしてくださるので、毎日通っておられます。
お金も、保険がきくので、110円と年金生活でも負担が軽い。さすが、日本の皆保険制度!

「何かあったのですか?」と、お聞きすると、
連日、友人に誘われて、お茶を飲みにお出かけされてたらしい。

「3日続けて出ると、もういけません。。。」
喫茶店で3,4時間座りっぱなし。
元々、腰椎に問題があって座骨神経痛が出ているわけだから、何時間も座りっぱなしでいると腰椎への負担はかなりのものになる。
で、腰椎から出ている坐骨神経を圧迫して、足の痛みがでる。

「今日は、もう疲れたからお昼から寝ていようと思っても、お電話いただいたら、それじゃあ、と出て行くことになるんです」

この方は、義父母とご主人を介護の末、無事お見送りされ今は、お一人暮らし。
子供さんもなく、古いけどキチンとお掃除された家で、近所の畑仕事をしながらゆっくり暮らしておられます。

以前にもありましたが、お一人暮らしの方には、お一人で淋しいから訪ねてあげようとか、お一人だから気兼ねすることなく愚痴を聞いてもらおうとか、結構訪問者が多い。

足揉みにお邪魔すると、友人がおられ、その方が帰られると入れ替わりにどなたかが来られたりする。
来られるかたは一人づつだけど、迎える方は次々で、「これは大変だな~」と思ったことがありました。

今月の方も、とても人柄が良いし、お誘いをお断りするなんてことも致しかねる。
「嘘も方便って昔の人はいい言葉を残してくれてますよ。
お電話のことろに、今日は熱があって朝から臥せっていますと書いた紙を置いておいて掛かってきたら、それを読む。」
「そんなことできませんー!嘘なんてついたことありません!」そーじゃろ、そーじゃろ。
「あなたの脳が、今日は疲れたから休んでくれって言ってるんですよ。お友達より、あなたの脳を大切にしてあげましょうよ」

別の70代も。
「朝から熱があって寝てるのでってお断りすると、アンタはそこで寝てたらええから。私ら適当にするからって言われるんです」
「すご!」
この方の場合、咳が2ヶ月も続いているので、とうとうご主人がすべての電話を取ることにして、
「家内は2階て寝ています」って、お断りされているそうです。

もう一人別の70代。
「朝の7時過ぎから、もうチャイムが鳴るんです」
「今日は留守にしていますって書いた御札を玄関に掛けときましょうか。」

私も、その昔、隣村の友人宅を駆け込み寺の如く使わせてもらってたことがあります。
何かあると、「行ってもいい?」て行く気満々で電話を掛けて、飛んでいってました。
心優しい友人は「おいで、おいで」と、話を聞いてくれて、お昼までご馳走してくれました。

今から思えば、自分勝手に利用しててごめんな~。あの頃は、大変お世話になりました。ありがと(今頃かい!)。

若い時はまだ良いとしても、年をとったら、時間もお金も体力も本当に自分がやりたいことのために大事にとっておきましょう。
誰かさんの満足のために、あなたの大事なものを差し出す必要はないです。

「市村さんて良いひとね~って言われたら、その上に”都合の”をつけてみ。
アンタが誰かの”都合の良い人”になってるだけや。
あんたの両親は、あんたを人の三文奴にするために育てたんやない」

どうぞ、ご自分を大切に~。






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