中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

イライラしたら足を揉む。

2019-03-09 01:18:39 | Weblog
糖尿病でとうとうHBA1Cが9を超えてしまった60代男性。
足揉み歴、もう8年位かな。

最初は毎週、次に月2回、今は月に1度の施術です。

二つ年上でいつも楽しくお喋りしているのですが、今日は来られた時から、なにやら気がたってません?
気がたってるお方には、なるべく気に触らないような語りかけをいたします。

「のれんに腕押し」まで行くと頼りないので、適当に相槌、たまに意見も言うてみる。
つらつら話を聞いていると、ここへ来るときに高齢者のバイクとぶつかりそうになってイラついたらしい。

青信号になったので、右折しようと曲がりかけたら、いきなり振って湧いてきたように前方から、バイクが彼の車の左手に入ってきたそうな。
分かります?

前方から曲がってくるなら、右手に入ってくるはずなのに左側に。
で、そのまま右側通行して、行ってしまったそうです。バイクですよ、チャリンコちゃいますよ。

「交通違反、なんぼしてるねん!」
私も高齢者なので、そんなこともあるかもしれんと思いつつも
「そやそや、車は右側通行できへんので~」

「国会中継もアホらしいて、見る気もせんわ!安倍は、嘘ばっかりついて!」と、怒る。
昭和29年9月生まれと言う同じ年月に生まれた私としては、密かに応援してるので、
「でも、嘘でも景気は上向きですって言うとかな、国民はもっとお金溜め込んで出さへんよ」

「そら、高齢者はお金だけが頼りやからな」
「自宅に現金溜め込んでるから、アポ電で強盗殺人されてるし。。
何年か前は、北陸の大火で、タンス貯金全部燃えてしもたし。。。」

「年寄りは、目の前にお金がないとアカンのや!」
「もうナンボも食べられへんし、欲しいものもあらへんし、お金貯めんとせっせと使こうたらええんちゃう?」

60歳過ぎたら、先端医療なんかに関わらん方が楽やしね~。
気がたってるお方の気が鎮まるような会話をしつつ、せっせと足を揉み続けます。

上半身がイラついてるから、足もいつもより硬いわ~。
ふくらはぎは激痛、おまけに何やら固まりができてますやん、気の毒なことに。。。

でも、黙々と揉み続けていると、土踏まずもふんわり柔らかくほぐれてきます。
なんとなく、温かくなってきたし。
ほー、声のトーンが変わってきましたね~。

療術師は、相手に向かって行くより、添って行くのがいいようね。
怒涛の流れにいるお人に、支流からそーっと合流して、一緒に同じ方向に流れていく感じ。
分かります?

思えば、実家の父はお酒を飲んで喚いてたし、舅は、お酒も飲まんのに喚いてた。
こう言う親達の相手をするうちに、合流テクを身につけてたのかしらん。
厄介な親たちでしたが、何事も無駄なことはないんだね~。

施術が終わる頃には、すっかりいつもの楽しい、穏やかなおっちゃんに戻っておられました。
足を揉んで血流が良くなり、体が温まって穏やかになる。

いや~、ホンマに助かる。。。








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それなりに。。。

2019-03-09 00:49:05 | Weblog
今年も、ふうこさんちのお雛様を見せていただきました。



向かって右の内裏雛は、お孫ちゃんのために。
後ろの掛け軸は、70代のふうこさんが生まれた時に、用意されたもの。
隣にかけてある小さな着物は、彼女(妹さんだった?)が子どもの頃に着ておられたもの。

前の、お人形様達は、「小さい頃に、これで遊んだの」と。
吊り雛は亡くなったお母様の着物を使って、ふうこさんが作りましたって。

姫路から高速道路に乗って40分ほど北上した町に御夫婦で暮らしておられます。
おうちのすぐ裏は山で、裏庭で摘んできたと言って、いただきました。



ふきのとうです。
茹でて、刻んで、ふき味噌を作りました。
ごちそうさまでした。

肺がんの手術をされて、ちょうど1年になるご主人は、「もうアカンのちゃうか!(ごめんあそばせ。。)」と言う危機的状況もありながら、いつの間にか復活する不思議なお方。

そばで看護をするふうこさんが、「私の方が疲れるわ~」と言いながらも、これまた復活しつつあります。
どうぞご心配なく。

お二人共、足は元気です。



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