館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

ミネさんと行くうりずんの沖縄・・・集団自決のあった島・・渡嘉敷島を訪ねる。

2017-04-30 05:08:03 | 旅は続く
今日は、茨木の結城市でコンサート。ちょいと、練習が足りない気がするが、まぁ・・わしんところの、ボーカルべーべーは本番は強いからだいじょうぶかも?
んで、明日から宮城蔵王・・4日は増田さんのコンサート・・・連休は、休む間もなく暮れてゆくのだった・・・

さて、ミネさん記事も、佳境!





この日は、えもいわれぬ思いに駆られる場所に行くので気は重い。空も重く、しとしと雨。
離島に渡る港の前の、外人墓地・・・・ペリー上陸の地の碑・・・そして、ペリーの船の船員が起こした強姦事件・その船員は村民に追われ、崖から落ちて昇天。
その、ウイリアム・ボートの墓など見た。



やがて渡嘉敷。出航可能なぎりぎりのうねりで、完全に船酔い・・・・レンタカーを借りて大江健三郎氏と「集団自決に軍の関与があったか?」で争った、現地隊長の陣地など見て・・・



整備されているが、ほとんどメンテされず、落ち葉に埋もれた歩道・・・ハブが怖い。いくつか崩落しないようにコンクリで固められた壕の周辺には、あそこも壕だったに違いないという、窪みなど結構な数だ。赤松大尉が率いる日本兵は、結局玉砕しないまま敗戦を迎え、米軍に投降。生き残った兵士は、戦後も生き続けたのです。住民には集団自決を命じておいて、自分たちは命惜しさに投降したのだった。軍隊は国民を守らない。当たり前のような真実が見て取れる。




続いてやってきたのは集団自決の跡地。斜面を落ちないように柵などあるが・・・何度行っても、恐ろしい「気」を感じる場所だ。
雨だと、滝が現れるらしい・・・水がある場所に集まって、その沢は赤くそまったという。赤松隊本部壕から、わずかに。小高い尾根を1つ超えた場所である。



読みずらいが、最後の3行を読んでほしい。




ベニヤ板でできた、小さな船で、爆弾積んで特攻だからなぁ・・・勝てないねぇ。



何故か、曽野綾子の建てた碑もある。ひどいものだ。「親が子を鎌で殺す・・・その集団自決を、愛だと書いてある」・・・美しい国の本質か?



晴れていれば、七色に輝く離島のビーチ。それをミネさんに見せられなかったのは、残念だった。




ちょうど、海開きに遭遇!どんなもんかと、興味津々だった。ここでの僕の「新発見その1」だった。



村民あげてなんだな。
祝詞を上げて、お歴々が頭を下げ・・・

海上保安庁のヘリが「安全祈願のメッセージ」を海に落とす。



間近でヘリを見るのも初めて。



落ちたメッセージを、これまた保安庁職員が拾いに行き、神棚に収めるだよ。




このようなモニュメントもある。僕らは島を1周する集会道路をすべて回ったのだ。



港の見える展望台。



左へ目をやれば、田んぼが見える。

震災の時、種もみも流され、この年の稲作りに窮したという。
それを救ったのは、2期作が出来る沖縄だったという。
残った備蓄の種もみを沖縄で栽培してもらい、増やせば、農家に配布できると・・・・思いついた職員はエライ!



沖縄を占領した米軍は、本土への侵攻のため、伊江島を飛行場として整備する。
邪魔な住民は、渡嘉敷や座間味に強制移住させられる。1年後に帰れるが、その時の渡嘉敷・座間味の住民に感謝の意を込め、伊江島の人達が、記念碑をたてて残っている。



戦前の渡嘉敷や座間味は、鰹節で栄えた島だった。

あの、尖閣の島に有った、日本の施設ってのも「鰹節工場」の跡だ。

回遊の関係で、今は鰹節は無いが、当時の工場の煙突が残っていた。


こうして、3日目の集団自決の島を訪ねるは、帰りのフェリーでも船酔いしながらも・・・終わったのだった。

この夜の泡盛は、沁みた・・・・体中に染み渡った・・・。



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2 コメント

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Unknown (moto)
2017-04-30 11:47:10
いい記事だのう・・
今までもたくさん読んできたのとどうちがうか、よくわからんが、これは一度行かねばならないな、と読後ふと思ったのは初めてだし。
返信する
motototどの (オ サム)
2017-04-30 18:49:44
あれ~~

なんだか、うれしい!!!
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