怪しい、構想図的な「図面」である。
ある会社が発注をした、機械のものである。
1000万円程度のしろものらしい。大企業なら、大した金額ではない!
が、町工場・従業員数十名の「中小企業」には、大した金額である!
この機械で作る製品は、1つ良くて20円、安いと2円(材料費等省いた、加工費のベースで)である。
薄利・多売・・・
「多品種・少量」が昨今の製造業では当たり前の時代である。
この中で、せっせと、1日で「沢山のブツ」を製造して、元を取るのは大変である。
1000万単位の機械が、やがて、この会社に届く。
労働者は「これで又、俺達のボーナスが抑えられるな・・・」
「この、機械に、こきつかわれるんだな!・・・」
と、言ったかどうか????
経営者は「高い買い物だ!」「しっかりフル稼働出来るだけの、仕事を確保しなければ・・・」
「それにしても、機械は暑い、寒いを言わないから、かわいい・・」
と、心の中で、呟いたかどうか?
そういえば、この会社に、昔、働き者の(さすが戦後日本の復興を支えた年代である、暑い寒いを言わず、もくもくと働いたらしい・・)「60を過ぎた、パートのおばさん」がいたと言う。
名前は「ゆり」さん・・・
その後、ゆりさんは、惜しまれながらも、そろそろ、孫の世話したり、少し温泉に行ったりと、楽をしたいと「退職」をした。
機械が導入された。
経営者はその機械に、以下の名前を付けたらしい。
「ゆり2号」・・・・・
「ゆり2号」は「ゆり」さんのように、働き続けたらしい・・・・
ネタと言っては失礼で、宝石の原石
のような話です。
いつかパクルでしょう。
アハハハ・・・・(と、笑ってごまかす)
「ゆり」さん、素敵なおばさんでしたとさ・・・
この様に「年をとりたい」と思わせれかたでしたとさ・・
今、ご存命なら、素敵な「おばあちゃん」になってるだろうな・・・
今度くる機械は、何て名前つけるのかしらん。