館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

ある目論見。

2006-08-01 07:14:44 | 生活雑感



怪しい、構想図的な「図面」である。

ある会社が発注をした、機械のものである。

1000万円程度のしろものらしい。大企業なら、大した金額ではない!
が、町工場・従業員数十名の「中小企業」には、大した金額である!

この機械で作る製品は、1つ良くて20円、安いと2円(材料費等省いた、加工費のベースで)である。

薄利・多売・・・
「多品種・少量」が昨今の製造業では当たり前の時代である。

この中で、せっせと、1日で「沢山のブツ」を製造して、元を取るのは大変である。

1000万単位の機械が、やがて、この会社に届く。

労働者は「これで又、俺達のボーナスが抑えられるな・・・」
「この、機械に、こきつかわれるんだな!・・・」
と、言ったかどうか????


経営者は「高い買い物だ!」「しっかりフル稼働出来るだけの、仕事を確保しなければ・・・」
「それにしても、機械は暑い、寒いを言わないから、かわいい・・」
と、心の中で、呟いたかどうか?


そういえば、この会社に、昔、働き者の(さすが戦後日本の復興を支えた年代である、暑い寒いを言わず、もくもくと働いたらしい・・)「60を過ぎた、パートのおばさん」がいたと言う。

名前は「ゆり」さん・・・


その後、ゆりさんは、惜しまれながらも、そろそろ、孫の世話したり、少し温泉に行ったりと、楽をしたいと「退職」をした。

機械が導入された。

経営者はその機械に、以下の名前を付けたらしい。

「ゆり2号」・・・・・

「ゆり2号」は「ゆり」さんのように、働き続けたらしい・・・・
コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
RESANDO 様 (オ サム)
2006-08-02 06:49:58
ぜひパクッて、また小説にしてください。
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実に (RESANDO)
2006-08-01 23:48:39
素晴らしいネタです。

ネタと言っては失礼で、宝石の原石

のような話です。



いつかパクルでしょう。
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花見 様 (オ サム)
2006-08-01 18:26:27
一応、とある会社ってことで・・・バーチャルな物語なのです。

アハハハ・・・・(と、笑ってごまかす)



「ゆり」さん、素敵なおばさんでしたとさ・・・



この様に「年をとりたい」と思わせれかたでしたとさ・・



今、ご存命なら、素敵な「おばあちゃん」になってるだろうな・・・
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いい話 (岡花見)
2006-08-01 09:18:53
「ゆり2号」って、いい話ですね~。

今度くる機械は、何て名前つけるのかしらん。
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