最近妙におたおたしていて作句するにも、イマジネーションがわかない。
五句携えて句会に出席するのに、正月の連作で行くことにした。
① 松籟のはざまに初日おろがみぬ
二階のベランダから学院の森を染めて初日が昇るのを見て、西浦温泉の銀水荘で朝風呂につかりながら初日の出を観たことを思い出して詠んだつもりが、松籟は松風のことと講師に言われた。
そうだった、知ってることでも忘れるようになってきた。
二日タクシーで初詣に出かけたが前に詠んだ事があるからと元旦に子や孫が来て使った食器類をかたずけていて、ふと庭を見て
② 二日はや庭木に蕾点点点
点点と。で良かったのに誰にでも判るようにと、おもねたから良くない。
それに梅と言った方が良いといわれた。
三日こんなに間近で青鷺を見たのは初めてである。
え、鶴の色違い?鶴の赤は可愛いのに、まるきり黒の冠だとバスが信号待ちをしている間、何度も見直して童話の醜いあひるの子を思い出した。
〇 冠の青鷺立てり三日の田
③ 冠の青鷺翔てり三が日
としたら三が日とは三日間のことだからお正月にしたらと言われた。
四日はなくて、〇 湯豆腐の湯気の向こうの木の葉髪
を木の葉髪は失礼だし、季重ねになるからと子供の頃湯豆腐が何より好きだったので
④ 湯豆腐の夜は事足りて眠りけり
詠い切れてなくて欲張り過ぎの評であった。
毎月会場を申し込んでいる交流館から暮れに此の句座のことを日進市のホームページに載せても良いかと言う文書が郵送されてきたので忘れるといけないからと、即座にパスしますと、書き込んで返送したのが独断だったかと気になりだして、五日振舞ぜんざいのちらしも一緒に入っていたので、句友と三人で訂正に出かけた。
⑤ ぜんざいに句友と和して五日かな
其の侭すぎて得点なし。回数を重ねるに従って若い人は伸びて行くのに今年はアンチエイジングを標榜する私が素質がなくて困った一年になりそうである。
一日置いて、今度はもう一つの所属句会がある。こちらは兼題が出されていて「初氷」と「紙漉き」である。
と書いて此のブログにプレビュウしないで居たら今日その句会があり二句とも最高点であった。南吉の狐でも出はしないかしら。
俳句 蹲に魚影のゆらぎ初氷
雲竜の模様浮き立ち紙漉かる
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拙宅の梅も膨らみ、蝋梅も咲き始めました。
拙宅の梅も膨らみ、蠟梅も咲き始めました。
ありました!!
新年早々幸先の良いスタートとなりましたね。
寒い寒いと言っているのは、人間だけで動植物は
ちゃんと知っていますね。
拙宅の梅も膨らみ、蠟梅も咲き始めました。
句づくりのためにも、手足を伸ばして外に出よーッと。
入り日受け影絵となりし梅の花