おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

自分の宿題

2021-06-26 10:45:22 | Weblog

  独り住居は空虚である。自分で克復しなくてはと思い、自分に課せる条例を作った。
     〇 一人の時間を楽しく有意義に過ごそう
     〇 老いを楽しく心身とも楽に過ごそう
     〇 先人の言う「生き生き」講座を参考にしよう
  コロナ禍の自粛生活が長期化することによる高齢者の「虚弱」実害を是正しなくては、
 先ずは食事について、引き算ではなく足し算が大切だそうな。実際私は籠もりがちなので、
 体重が四十八キロから五十三キロになっている。かと言って高血圧や高血糖を恐れて、塩分 糖分を控えないほうが良い。控えると腎臓が持つ塩分の貯留機能が衰えるため低ナトリウム
 血症になって手足の震え、頭痛、意識障害などが起きる。食事でタンパク質10グラムを摂 取するには卵1個半が目安になる。一ヶ月も寝たきり状態が続くと、たちまち歩行が難しく  なって元に戻すにはリハビリが必要になる。
  頭脳、認知機能も加齢とともに衰えていく。日常的に頭を使い続けることが大切である。
 何より大切なことは「人に会 うこと」で、好奇心が満たされリラックスするだけでなく、自 分の考えを言語化し相手 の気持ちを理解しようと努めることで、前頭葉が活発化する、電 話で良いから友達と話をすることが、何より大切である。
  外出が出来ない状況であれば、家の中で出来る運動をしたり、カーテンを開けて日にあた るようにしたり、タンパク質をしっかりとったり、出来ることをする事が大切である。
  「老いと戦う姿勢」から老いを「受け入れる姿勢」に移行すると、大なり小なり身体機能
 や認知機能が低下してくる。これまで長い年月納税の義務を果たして来たのだから、払って きた分を取り戻す気持ちで、必要な公的資金は遠慮なく受ければ良い。
  世間が考える高齢者像に縛られる事なく主体的に生きて心身共に楽な老後を過ごして行こ うと思う。  さあ今日は三十分の草取りをしよう。

       俳句  母の日にくれた人形半世紀
           しゃきしゃきときうりきざみてしゃきっとす
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ゴーやを植えた

2021-06-06 14:10:17 | Weblog

 南の窓際が、私の秘密基地ベットである。
 一枚ガラスに黒い遮断ペーパーが、貼ってあるのでこちらから外は見えても外からは見えない筈で何年も暮らしてきたのに隣の駐車場の端の道路から中が見えるよと言って息子がレースのカーテンを引く。
 ならばと今年も目隠しにゴーやを植えた。すだれは、茶色でも、ブルーでも、田舎臭いのでグリーンのネットだけにした。苗を持ってきてくれた娘が「今頃植えて実はならなくてもいいの」と言うので「陽覆いだけが目的よ」と言ってはみたが、もう陽は高いところで照りベットには射さなくなった。
 それより洗濯物のほうが心配である。
東隣は2メートルほどの高さのところに建設会社の事務所を北から移動してきたし、南は駐車場をへだてて、4階立ての30ヶほどの学生マンションだし、それらが無かった30年頃前から、隣と我が家が庭の面積も同じ位で南側の建位置はベランダの分だけ我が家が広かったりした。
 私と同年ぱいの男性の一人住いのお隣さんは7、8年の入院生活で無人の家を売られたらしく去年の九月頃から取り壊しやら立替やらを業者がやっている。我が家より高い建物が限度一杯の敷地に建ちつつある。業者が売るとすれば、今時庭つきにはしないであろう。
 日照権云々と言うには私も独り住まいであるし、私の足では2階のベランダまで洗濯ものを干しに行くのは難儀だから、結果によっては、昔通りの土台つきの洗濯干しを備えようとゴーやの隙間から覗いている。
     俳句  中空に白き月あり梅雨晴れ間
 
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