おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

面  会

2021-04-29 05:15:44 | Weblog
mu 娘の車で尾張旭市の養護老人施設に妹の見舞いに行った。職員に予約をしておいて、リモート面会である。前はひんぱんに行ったけれどコロナ禍になってからは、はじめてである。画面に現われた妹の顔は「えっ」と言うほど老いてみえたが、顔立ちが良いので、きれいである。最初はハンカチを手にして感動の涙を拭いていた。しゃべる言葉を私は判らないが娘はわかるので、いろいろ話していた。子供は男の子が二人で横浜と地元にいるので、よく来てくれるか聞くと首をふったりうなずくのでそれで判断するより仕方が無い。差し入れはお菓子の類をあれこれ持参したが、「何が欲しい?」と聞くと「フライドチキン」と言う。前にもそう言っていたから、一年以上も食べられなかったとみえる。心臓か血圧か二度も倒れた。一度めのときは治ったので銀行の招待旅行に京都へ一緒に行ったり親戚の法事に行ったりした。二度目に倒れた時長男が横浜から来てこの施設に入れて行った。
 齢が近いので妹弟のうち一番仲が良くて子供の頃私の行く所へは何処でもついてきたがり、慶応生まれの祖母が手遊びに靴下のかがりを(ナイロン靴下は未だ無く修理の物も多かった)内職で仕上げたのを依頼先まで私に持って行かせると、ついてきてさっさと歩かないので難儀をしたものである。小学校へあがると、その依頼先の娘さんが私の担任の先生だったのでびっくりした。又近くの小学校で〔区域外なので他校)滑り台で遊んでいた時あまりに近くついてあがってくるので、私の足にふれたのか地面に転落して気絶をしてしまった。走って家に帰り母にそれを言い胸のつぶれるおもいをした事もある。
 晩年どちらも夫を亡くすと良い遊び相手でその内世界一周旅行を誘われたがそんな法外な望みにはついていけずに断ったら出発の船と岸の人とのテープカットの写真が送られてきた。
 残念ながら時間でリモート画面は切れた。さてこれ以降何度行ってやれることやら・・・
 なろうことなら何度でも行ってやりたい。
帰りに城山公園のまわりを走ってくれたが;ドライブスルー;なので、下りて藤棚を写真に撮る事ができなかったのが残念である。
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手紙の返事

2021-04-16 11:36:31 | Weblog
 御立派なお手紙をいただきまして、恐縮してます。大きい字、小さい字、写真、などとこれだけカラフルに操作されるとパソコンも、本望ですね。
 叔母様の三十三回忌を、されるそうで、我が家も二月に夫の十七回忌を内々で済ませました。貴方は仏立宗で、親戚を統一されていて、団結がとれていて、良いですね。
 お尋ねの叔母とか、私の実家の関の祭りは四月十四日に、御輿や、屋台で賑ったものですが、去年と今年はコロナ禍で中止だそうです。一緒に遊んだ頃が懐かしいですね。
 L子は世界一周旅行から帰って二度目倒れてから、尾張旭市の特養に入っています。コロナのせいで見舞いに行けません。K子は旦那経由で電話に出てもらうと、「私認知症、認知症」と言っています。先日父親の謡曲の本をどうしようかと言って来ましたが、丁度独り住まいの
我が家に息子が来ていて「要らぬ要らん」と会話していました。実家のkは商売は何歳になってもできるかして遠方まで、夫婦で刃物の行商中〔心臓で一時入院)で、浜松へ行った一昨日さなげグリン道路を通って帰ったと言うので、そんな時我が家へ寄ってと言いました。その息子の歯医者のほうは彼の人柄が良いので順調のようです。私は正月以来膀胱炎に罹り完治するのに三ヶ月もかかりました。
 話変わりますが、昼神温泉の写真良く撮れてますね。私達姉妹もよく行きましたが、三回位母を連れて行ったので良しとしています。
 九十歳になられたとか奥様が未だ車を運転なさるようで、心強いですね。私も米寿になりました。お互いに元気でいましょうね。     先ずはお知らせまで。   Т
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杖とショッピングカート

2021-04-07 12:12:42 | Weblog
style="text-align:centerとうとう杖を買った。三年使ったショッピングカートを、重く感じるようtになったからである。人の車に乗せてもらう時、カートの上げ下げで大事な車に傷をつけるといけないからと、手を煩わせてしまう。それも苦痛になったからでもある。
 さっそくデイケアへ行くのに新しい杖と靴と手持ちの手提げ袋とで行ってみた。袋はカートより物が取り出し易い。
 次の日は新年度の「句会」なので、概要とか会則とか、名簿とか、会計報告とか、書類が多いのでカートで行った。周りの桜のちりはじめた交流館では熱を計ったり手を消毒させたりとコロナ対策に心を配っている。
 当日の申し込み書にサインをして、二階の会場の黒板に書く太いマーかーをケース毎借りてあがる。いつもは1時間半を2セット借りれるので余裕であるが今日は半分の1セットだけである。従って提出句を切ってばらしたりせずにハガキ大の用紙に書かれた3句を(いつもは5句)A4用紙に貼り付けて印刷し、新年度の総会、選句、先生の批評。まで一連の運びを楽しく行い、会を終えた。満開の桜の下をそぞろ歩いて吟行したかった四月であるし、いつもより時間が早いのでお茶をしようと言う事になり先ばかり急ぐ私はそちらのメンバーに同行してしまった。
 物事は始めがあれば、終わりがある。おわりよければすべてよしなのに、マーかーのケースをカートの中に入れたままだった。副会長がそれを探していて茶店に来るのが遅かったのに気付かなかった。恥ずかしいきわみである。
 私の今年度はもっと落ち着いてである。
          俳句 自転車の前籠に乗る花吹雪
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