おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

 略  歴

2022-03-15 08:53:29 | Weblog
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  三月一日は私の誕生日、八十九歳になった。
顧みるに農地解放はあったが、庄屋の娘として大切に育てられた。
 女学校の時、始めて家庭科で料理教室があり戦後の食料難で材料が揃わず、いつも私が多くを持ち込んでいた。
 岐阜県から名古屋に嫁いで子供二人を育てる三十年間が商売を倒産したりしたので、保険のセールスをして人並に苦労をした。
 年子の二人は上は中学の同級生とで、下は高校の同級生と、それぞれに結婚し男の孫まで中学の同級生と結婚している。
 五歳年上の夫は優しい人で共働きの家族の孫をよく見たが、喜寿の前日、計算したように朝風呂で心臓麻痺であの世へ旅立ってしまった。家族葬などと言う前のことで大きな葬式をした。
 面白いことに小高い丘の墓に立つと、西は息子、東は私、南は娘、北は孫と四方に守られている。
 独り居の私は、二千七年からサイトの名前を「おにゆりの苑」として細々とブログを続けている。「にぎわい句座」を 主宰し、もう一つは「日進同好会」の「綺羅句会」に席を置いている。月曜日はデーケアへ行きながら、もう書けなくなったからこの「石火光中」のエッセイもやめようと思いながら、いそいそと出かけようとしているのは、先月突然亡くなった先生の後に来られる講師は、どんな人かと興味深いからである。
 娘の家で二晩泊り、帰ると息子が「司馬遼太郎」を十冊も持って来てくれてあるので、同年配であった「石原慎太郎」のものの次に家事をしながら読んでいる。
 曾孫からは(八十九歳だねがんばれ)とスマホに可愛い写メが入っている。
 
       俳句  あの世の夫と足も触れえず春炬燵
コメント
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