おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

香 嵐 渓

2018-11-22 09:40:27 | Weblog

      香嵐渓へ旧友が紅葉をみに連れて行ってくれた。私には夫が亡くなって以来の14.5年ぶりである。もう今年にはこんな温かい日はないであろうと思われる好天で10時半頃出発した。グリン道路を真っ直ぐ東へ走ればほぼ目的地につくのであるが、多治見周りで高速できたという彼には随分な走行距離であろう。
 家がずいぶんと建って昔あった電車も廃止になっていて、みすぼらしい小さい駅舎が道端にあった。 名所に着くと平日なのに駐車場は満車、満車でのろのろ運転の末にやっと止めることが出来た。
 紅葉らしい紅葉は私の目には今年初めてなので、一むぐら見るたびに、うわあ、うわあと感激であったが、彼に言わせると今年は夏が異常な暑さであったので紅葉の色が悪いのだそうな。ところどころに四季桜も咲いて、赤白のコンビネーションをなしている。
 人の波に従って歩いて赤い橋を渉りスマホで写真も撮った。彼は川の水がきれいだと誉めていた。
 川淵のホテルの隣のレストランで「山奥に来て韓国松茸ではないでしょうね」と言いながら松茸ご飯をたべた。彼は匂いがすると言ったが鈍感な私には、今一であった。
 前に彼が見たいと 言っていたトヨタの自動車館でもみて、「ござらっせ」へでも案内すれば良いわとおもっていた私には、もう来年は無いかもと思われる紅葉狩りであった。八十七歳の彼は私を家の前で下ろして、又1時間余を運転して帰ったが、グロッキーでダウンしているのでは無いかと心配する。

         俳 句     寡夫寡婦の赤い橋から紅葉狩り

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朗 読 会

2018-11-14 20:58:54 | Weblog

 11月4日所属するエッセーの会で朗読会があった。
15年前には21人も居た部員が亡くなったりして主宰のGさん始めたったの8人になってしまったので、本来の目的は会員を増やそうと言うのが本意である。去年は「にぎわい会館」の2階で行ったが今年は図書館であった。                                         こういうことは誰か一生懸命になってくれる人が居ないと始まらないが、Hさん(文化協会の会長)が何でもこなすあの企画力でよくもここまでと少ないスタッフに何かと役どころを割り付けて決行してくれたのである。                                           2時からなのに11時集合とのことで何でそんなに早くと思ったが事を行うにはそのくらいの余裕がなくてはいけない事を学んだ。主宰の御主人とOさんの御主人にも手伝ってもらって、先ず会場作りで机を横に積んで椅子を50脚並べてマイク3台テレビや白のテーブルクロスに大きな花瓶の花を舞台に持ち込んで、依頼してあったもとアナウンサーだったプロの7人に練習をさせたり、至れりつくせりの気の配りようであった。又今年は生演奏も入った。                    私は今年1年目のTさんと受付をやったが、来た人に良く見えるようにと廊下に机を出して1年1回製本した「石火光中」を芳名録に書名頂いた方に会員募集のハガキと共にさしあげた。7人14編を読み上げられるたびに会員は立ちあがって頭をさげた。プロの読み手は本当に上手い。来客が感心していた。進行係をつとめたSさんも誠に上手であった。今年の新人であるが前歴は学校の先生であったようだ。TさんもM大学の数学の先生だったらしい・    ひょうひょうと監督していたこの会の先生は朝のCCネットに出ておられるようだ。        今日の朗読会の結果このような立派な新人が入会してくれますように。入院中のTさんの快復を祈りながら閉会となった。

           俳句     家守る功徳や毎年実万両

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