おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

想い出

2023-09-09 15:48:49 | Weblog
  俳句の"先生がブログに、先日Ñℍkの風の盆の中継を見て三十年余り前に仲間と連れ立って「おわら風の盆」を見に行ったことを懐かしく思い出したと書いていた。その時会場を走り回って撮ったと言う写真がブログに掲載されていた。その写真は美術展でも入賞した。私はブログの文章にも写真にも感銘を受けた。
 ならば私もと(2011年)にブログに載せた事があるので、同じように探したら文章があった。旅行社のツアーに一人で出かけた時のものである。
 向こうについて、先ず初めに八尾八幡社では、丁度胡弓の音につれて踊りが始まったところで哀調を帯びた音色が、夜空に消えていき編み笠を被った若い女性が手を差し伸べ腰を振り叙情豊かに気品高く唄に合わせておどり、法被姿の男性や童もついて廻っていくのが見れた。
 何箇所もの踊り会場を見て廻るつもりが次の十三石橋でおねりの行列が来るのを待っていると雨が降り出した。二百十日の初日で踊りは中止になってしまった。
 車中泊のバスは下呂方面から翌朝六時前に名駅に着いたと言う何とも悔しい一人旅であった。
 夫の姉が主人が富山の人なのに行った事が無いというので次回は泊りがけでと約束していたが、亡くなってしまった。
 歳をとって足が利かなくなると、氏と言い私もこうして前に行った所を思い出して懐かしむものらしい。
      
    俳句   せつせつと泣くが如くに風の盆
コメント
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