おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

老人会の小旅行(3)

2018-04-29 16:51:46 | Weblog

 又老人会の小旅行に参加した。今回は多賀大社と彦根城とのことで、大いに期待していたが、当日は雨がふって傘がいった。

 東名高速に入り養老サービスエリアで小休止するのは、定番である。

お多賀さんでは上に上がるつもりは無かったらしいが、畳に座って神社の説明を沢山聞いた。

 太鼓橋も拝殿の真ん中にどでんと場所を占めているが、誰も渡る人は居ない。
 道路をへだてた土産物屋に試食すると、とても美味しいゴマ飴があったが、隣の奥さんと今から買うと荷物になるからと控えたらもう行く先ざきには、それは無かった。
 彦根城へ行けるとばかり思っていたが、バスを下りると博物館に立ち寄り、外堀を白壁に沿ってずいぶん歩き埋もれ木舎(うもれきのや」へ着いた。ここが目的だったらしくて拝観料200円を人数分支払って庭や茶室を観たりした。井伊直弼(1815年ー1860年)の居住地であったらしい。文化12年生まれの直弼が安政7年、江戸幕府の大老としてアメリカ合衆国との間で修好通商条約を結んだということでたたえられているのだとか、井伊家の先祖は遠江国井伊谷(いいのや)静岡県浜松市を治めた武士の家柄とあるから1回目に老人会で行った浜松のりょうたん寺と関係があるのであろう。
 彦根城を完成させたのは、1607年慶長12年と文献にある。

 銅像や、うたの碑を左に元の湖岸道路を10分歩いて簡保の宿について充分満足なお品書きの昼食となった。そのくつろぎが終わると老人会はさっさと
帰路になる。

 傘を挿しての小旅行はもう4時半には日進に帰っていた。

 彦根城は遠景であろうと近景であろうと少しも見る事が出来なかった。片鱗たりとみたかったなあ。

          俳句  白鳥井もっこうばらの裾模様

 

 

 

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   又やってしまった

2018-04-15 17:35:15 | Weblog

  洗面所の排水が詰まってしまった。排水管に接続する金具のリングを外そうとするのだが、私の力では回せない。 息子に言えば業者に頼めと言うだろうし、娘は、夫婦で二週間のエジプト旅行に出かけている。
 
仕方がないのでお風呂場で洗顔していた。
 今朝後輩のAさんから「元町コーヒーのそばに、カフェヨシノが出来たから いかない?」と
電話が入った。迎えに来てくれた時「あなた行きでも帰りでもいいから洗面所のパイプのリング前みたいに外してくれない?」「よし帰りに見て上げるわ」と言うことになりモーニングに行った。

 以前も同じケースで、彼女が直してくた実績がある。私の娘くらいの年齢なのに、足が悪く、駐車違反になるから、5メートル先に止めて、と言っても、5メートルを歩くのに躊躇するくらいで、もちろん杖をついている。上がってきて手を触れ 「やはり私の力でも動かないわ」と言って帰ったが、 すぐに電話があり「今からジャッキを持って行くから」と言ってくれた。腰掛を貸してといわれ、それにかけて洗面所の下の扉を開けると、どぶの匂いがすると言いながら難なくパイプをはずした。
 
詰まっていた髪の毛などを取り除きながら「今度はゆるく締めて行って」と頼んだ。
 一件落着!

前にもこれを彼女がやってくれたとき「さすが、水道屋の奥さん」と冷やかしたことがある。修理などは旦那さんの仕事で、本当は経理など事務的なことしか彼女はやってないのに良く正常にしてくれた。おかげでこれからは、ざぶざぶと顔を洗う。
 ありがとう。


          俳句    しゃくやくの芽が出て陽射しも温かい
    

                                  (二0一八・ 〇四・一八) 

 

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五色園吟行句

2018-04-04 06:09:56 | Weblog


    花弁を背負ってもみじ芽吹きそむ   0   S
    降る桜地面をおおい隠すほど     0   F
    花見するすずめは群れてえさひろう  1   I
    花吹雪日吉丸等の塑像にも      1   M
    時を知り散りゆく花や再開す     0   I
    花散りて模様を描く石畳       3   H
    花筏橋くぐる先弁財天        1   F
    吟行や行きつ戻りつ花並木      3   A
    五色園奇怪な僧に花吹雪       0   H
    散り桜車座になる僧侶像       0   A
    飛花落花三千本の五色園       3   T
    咲きみちて風に流れる花吹雪     1   si
    花弁と水連の葉がコラボする     0   S
    ふきの董探す池畔や五色園      0   M
    ふり返りふり返りつつ花行脚     3   ko
    弁当に散り込む花を馳走とす     6   ko
    山門に親子の影や遅桜        1   H
    ゆうるりと風に流るる花筏      1   ko   
    空晴れて伽藍に渡る桜東風       3   si
    満開の桜に孔雀羽拡ぐ        1   M
    長寿者の吟行の苑百千鳥       1   T
    吹きそろい春らんまんの花吹雪    0   I
    そこここに躑躅の紅や日の満ちて   1   si
    あちこちのコンクリ佛の花見する   0   F
    弁当買ひ花ふぶき見る吟行会     0   S
    老桜やゆくりゆったり散れば良い   4   T
    桜散る木立の向こふ仏佇ち      2   A

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