五月九日、母の日には早いけど、それぞれの都合があって、母や義妹の慰労会に行くことになった。
今はあちこちに高速があるので妹の車に、同乗して行けば一時間もあれば実家についてしまう。
朝風呂に入れて貰って、髪も、銀髪を上品にカットされていた。姉妹三人との五人でファミレスで、食事をして楽しくすごした。足を撫でてやっている私は、どこかの小母さんらしかった。
帰りは交通機関で二時間半もかかって帰宅し、出しはしなかった昔の手紙をとりだして懐かしく読んでいる。
お母さん今日は、母の日ですが、ご気嫌伺いに参れません。妹達の誰かからカーネーションなど届きまして?先月主人と一泊した折にいただいた春と秋の盛皿「そんなの犬山焼きでしょ。欲しきゃ上げるに持っていきなさい」そういうものが好きな主人は、喜んで帰りに市の倉の陶芸喫茶に立ち寄って観てもらったら、やっぱり明治初期の乾山写しだったのに自分だけ喜んで「お母さんよくくれたなあ、俺五万円くらいあげるわ」って言ってます。空手形なので、当てにせずに待っていてください。皐月の花のころは毎年遊びにこられていたのに喜寿をすぎてからは余りお出でになりませんねー。月末に旅行だそうですが、十分に体力を養ってお出かけください。先ずは一筆申し上げました。
今年母は九十二歳である。母のいるうち私の気持ちは子供である。
俳句
* 母の日や女三代そろいぶみ
* 母老いて白菜玉にならぬ畠
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