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今年の夏は殊の外暑く、台風もよいの日もあったり季候の優れぬまま、九月に入ろうとしている。水道が水もれするので業者に治してもらっていた。
独り住居の隣の男性の入院歴は永く殆ど空家になっていたのを、このほど売る気になられたとみえて、不動産屋が、九月二日から十七日まで家を壊すとプリントを持って近所を廻ってきた。さあ大変我が家がまる見えになるわと庭師のМさんに電話をすると、シルバーの草引きさんは土日は休みだし、予約がなくては頼めないから、わしが行ってあげるわと三十日の日曜日、連日の暑さの中を茄子が入ったビニール袋を提げて朝七時に来てくれた。十時半までにあらかた家の周りの草を撤去して車に積んで行ってくれた。有難いったらない。
九月二日から、すさまじい騒音で取り壊しが始まった。起重機が稼動しない内にと、軽い蒲団を干しましょと、物干し棹を持ったら持ったまま転んで、今度は左を膝腰腕に怪我をした。
日を置いてシャワーを浴びて湯上りタオルを遣っていて、ずるずると前を見てこけて、尾骶骨をうった。これで縦、縦、真ん中と傷のオンパレードである。
それでなくても要支援２になったので、福祉からの業者が、てすりなどをつけに三人ばかり入れ替わりしていたが境界線などのことがあるので、お預けのままである。西日をよけるのに小窓に白いカーテンをつるした。
サークルはと言えば九月四日の 「にぎわい」会館のにぎわい句座と十七日の図書館の「綺羅」句会とに出席し、エッセーの「石火光中」の製本は生涯者教室で朝の九時から十八時までの缶詰めと次の日は十五時までで百五十冊を会員九人でつくりあげた。
これらは、新型コロナウイルスのせいで、決まっている会館が思うようにとれないからの苦労なのである。さしあたって、来月六日の「にぎわい」句座が図書館でという一斉メールを配信しなければならない。家にいても、九月は遭難の月であった。。
俳句 秋うらら歩く夫婦の笑顔皺
やっぱり、
アベノバトン継承で、菅新総裁の圧勝(377）票であった。 ２位が石破茂（６８）でなくて岸田文雄(89）で、やれやれ、新聞の写しに依ると菅義偉氏（すが、よしひで）
法大卒。衆院議員秘書、横浜市議を経て96年に衆院初当選。総務副大臣、総務相、自民党選対総局長、党組織運動本部長、党幹事長代行、官房長官を歴任。71歳。神奈川２区衆院当選８回（無派閥）とある。
二階俊博幹事長を続投させる方針を固め明日16日に臨時国会で安倍普三首相（65）の後継となる第99代首相に指名され、新内閣（9年８ヶ月ぶりの）発足となる。
経済運営の修正を携帯電話料金の引き下げ、中小企業基本法を改正、独占禁止法を適用しない特例法を活用、と新コロナウイルスの対応など引きつづき粛々と進められることであろう。
たいした変化をのぞまぬ私など高齢者は、落ち着く所へ落ち着いたと思うばかりである。
俳句 コロナ禍に転勤家族秋の声
病には困るけれど、今回の安部総理大臣の病による退陣は困ったものだ。
私は穏健で言葉遣いがよく品の良い顔のこの人が好きでいつも見ているが最近弱って居られるので疲れかなあと思っていた。新型コロナウイルスも、全国的でいや世界的でいつまでも、感染源がとけなくて終束にならない。
小泉政権のとき、後ろで控えている安部さんを、この人は若いけど、出来そうな人だなあと思っていたら、一時要所につかれたがそれは長続きはしなかった。
今度は七年八ヶ月も、未踏の在任であった。ポスト安部の行く末は管官房長官と岸田政調会長と石破元幹事長との三人で告示後五百五票とかを、争うのだそうな。
そこで又政治には弱い私の我見は今回は列席する岸田さんを、かっての安部さんのように無口だけれど、出来そうな人と思えてくる。
どなたになられてもリーダーにはそれぞれタイプがあるのだから、経済、外交、内政と今一番困難になってしまっている紐をときほぐして欲しい。いずれにしても日本国が良くならなければならないので、それを念じながら、下馬票の私は私なりに眺めている。
俳句 新聞のすみずみ迄を終戦日
