おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

チョンボをした覚えは無いのに

2015-06-30 04:39:25 | Weblog

 親しい友達に、夕方になるとしょっちゅう「お宅はまだNTTのひかり回線なのですか」と配線変えをすすめる電話がかかってくるので嫌になってしまうわ「ノーマルに行っているからいいです」とその都度答えているけどと言った。
 「家は変えて随分安くなって、有難いわ、単身で東京に行っている主人の携帯電話などたった四百五拾円よ。信用のおける人だから紹介するわ」と言ってくれたのでその気になった。
それから半年くらいにもなるし、月末は私も暇があるしと、アポを取って現れた営業マンは信用の於けそうな好印象の人であった。名詞交換から始まり、私にNTTとコミニケーションズに今変えても何ら抵触の無いことを確かめさせて契約書類を作成して行った。約款も載っている。
 ケーブルをひくのに二週間ほどかかるとのことであった。
 土曜日に顔を出した息子にそれを言うと電話もパソコンも俺が契約者だ(支払いは私)月に三千円やそこいら安いからと言って何でそんな勝手な事をするのだ、すぐクーリングオフをするようにと怒った。
 日曜日俳句のS先生の「俳句への誘い」と言う講演を聞いて良い気持ちで家に帰ると、息子のメモが「OCNに確認したら種々不具合が出る為今回の契約はキャンセルする事、OCNに十年で契約して来たので、トラブルは困る。絶対に勝手なことはしないようにと置いてあった。
 
全くあちらにもこちらにも顔の立たないことになろうとは・・・月曜朝一で断り電話を入れるとしぶしぶ了解してくれた。「契約書、破るかライターで燃やすかお宅の会社までお詫びに参りたいのですが」と言うとケーブルを取り付ける会社にシュレッターをかけさせるからそれには及ばないとのことであった。
 やれやれ「老いては子に従え」か一晩眠れなかったのに今度は本当にこれで終わったのかとまたまた悩みの種が増えたことである。
 
紹介者と共にマンションの自宅にお詫びに行ったら留守であった。

     俳句   鬼百合やブログ八年つづきたる
           百合の香を閉じ込め居りて読書かな

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蜂 の 子

2015-06-21 19:14:35 | Weblog

 洗濯物を干そうと庭へ下りると雨戸の下に蜂が巣を掛けているところであった。
私の視界に入るところに掛けるといち早く駆逐されるので裏をかこうとしたのだと見える。
だが群がっているので見つけてしまった。
 蜂を追い払って巣を落として見ると蛆虫のような蛹が何匹もいる。巣ごと潰そうとしてはたと気がついた。
 子供の頃近所の悪餓鬼どもが、煙を使って、蜂の巣の在りかを探して蛆虫のようなのを獲っていたことを。食用にしていたのかどうかは女性の私は知らない。
 中年になって会社の旅行で高山へ行った時、土産に瓶に入った蜂の子の佃煮を買ったのが始まりで夫の酒の肴によくそこから取り寄せていた。
 同じ格好のこれも食べられるのではないかと小さい片手鍋に箸で蛆虫をつまんで入れた。みりんと砂糖と醤油と山椒の粉を入れて、煮からめ始めた。
 一昨日松坂屋で「円空」展を見てきたが円空は私の故郷の美濃関の人である。1800年頃あの荒いタッチの仏像を何千体も残した人であるが、行く先々で、このような蜂の子も食べたりして行脚をしたのかも知れない。
 手製のコロッケの差し入れにきた娘は、「気持ち悪!」と早々に帰って行ったので、煮魚を持たせるのを忘れてしまった。それらの他、いかの刺身、胡瓜もみ、納豆の膳の横に怖々少し盛り付けた。花梨酒のオンザロックでちびちび舐めるとしよう。  
 はてスズメ蜂か足長蜂か、美容と健康を信じて乾杯!
 
            俳句    蜂にしろ女王帝国夢みしを

 

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今 様 仲 人

2015-06-11 19:46:12 | Weblog

  仲人話が二つあった。
一つは女性を知人の男性が、四十代の男性を私がお骨折りをする筈であった。身上書も交わし両方の親御さんが大変乗り気であったが四十歳近い当人達は結婚する気などさらさらなくて、笛ふけど踊らずであった。高学歴で、それ相応に所得のある人は親の心子知らずでむつかしい。
 もう一つは男性は三十三歳で女性は二十七歳、私は男性方。女性は二人の子を持つ孫のSがお世話をしようと言うものである。さあどうやって二人を逢わせようかといくつか方法を提案すると笑われてしまった。
 その男性が私を二十七歳の彼女がSを信頼していれば、それぞれ相手に計って携帯電話の番号を教え合うだけでいいのだそうな。そんな怖いことをと昔人間の私は思うがあくまで本人同士と言う段取りも悪くはないのかもしれない。
 昔は間に立つ人の顔を立てて相手のことなど、ろくに知りもしないで結婚してしまったというのが見合い結婚ならざらであった。
 私より二歳年上の従兄は社長業で頼まれ仲人の数も入れてのことであろうが、六十八もしたのだそうな。一生のうちに三つは仲人をするものだと親から聞いている私は今までに二件をしているので、最後の三件目がこれで全うできれば良いがなあと思っている。

       俳句   集められ押しあふ実梅瓶に映ゆ
             更衣惜しみて捨つる物多し
             レデースとふビールの量の程の良き

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に ぎ わ い 句 座 作 品 展

2015-06-02 06:53:00 | Weblog

 六月一日から十日まで、日進市にぎわい交流館で「にぎわい句座」の俳句展示会を催している。
三十一日の三時が搬入の筈であったが、講師にアクシデントがあり急遽役員が十二時半に集合し都合の悪かったNさんのピンチヒッターのA氏との三人で、講師の意向を聞き役割分担宜しく、準備をして、約束の三時を待った。
 十五人が(一人は二日に持参)自慢の作品を持って現れТさんはバケツいっぱいの白く黄色いあじさいを携えて来てくれた。
 順番のくじを引き、色紙短冊名札を、講師が、伝授していってくれた型に置いて高い天井のフックに八十歳のA氏が掛けてくれた。真ん中に講師が準備していってくれたタイトルの「にぎわい俳句作品展」の看板を貼り付けて完了したのは四時半であったが、苦心して書き上げた自分のものの出来栄えに句友全員が満足し、しかも役員のIさんが全部の句をその場でパソコンに入力し、皆に持ち帰らせてくれてた。
 めでたし、めでたし一ヶ月心配したのも完了してみればあっけない。
 テーブルクロスをもう一枚とか、Nさんの句集を芳名録の隣にをいたほうが良かった、などとは思うものの次の日はくたびれ休みで会館をのぞかなかった。 
 今日二日は定例の第一火曜日の句会の日なので、それらを兼ねて早めに家を出よう。役所の企画経営課にも挨拶に行かなければ・・・それと今回、市の議員選挙を応援したメンバーにも興味があると無いとにかかわらず、知らせる必要がある。今年から日進市の(本人は長久手市)企業に就職した孫娘にもメールをしよう。知人にはもとより・・・又忙しい一日になりそうである。
 中日ホームも来てくれるかも知れない。

      俳句   薫風やはだけし胸の香の秘か

 

 

 

 

 

 

 

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