おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

 1  2 月

2021-12-17 09:50:07 | Weblog
 
 12月で忙しかったからは言い訳である。
12日日曜日、息子が来ていたから、良かったものの、スマホが鳴るので出るとyさんが「今何処にいるの」「家」「今日はきらく、の句会よ」さあ大変すっかり忘れて居た。
 コートを羽織って車で走ってもらった。
 「あと五分で着きます」こうやって始まった句会では、兼題二選出六で、私はその昔姑の姉が金縁眼鏡で「鰤の子よ」とイナダをさげて来訪したことを終生思い出しているので
     〇 鰤抱へ訪ね来し女の伊逹メガネ  で投句してあったがなかなか選が入らずプリントの私の句の右に選が入ったから次はと期待すると一行とんで左の句に点盛りという有様で恥ずかしい。いっそ休んだ方が良かったなあと思っているとハプニング Īさんからメールが入り「やってしまったわ」この人のこの言葉は失敗したときの専門用語だから、私と同様忘れて居たのらしい。 急遽家事の都合にして休んだという。
 一日置いて次の日は、私が主催で会長、彼女が副会長の「にぎわい句座」であった。こちらは兼題なしの当季自由題五句の持ち寄りである。彼女は前日の余った句であろう。
     〇  里よりの鰤届くころ出刃を研ぐ  で最高点であった。
海岸線のない岐阜県で育った私には「鰤」は大変むつかしく何故イナダやワラサを出世魚というのなら「鰤」の傍題にしていないのだろうと悔しい言い訳をしている。 
コメント
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