忙しかった十月は終わった。
例年の事ながら来るべき予定のものは来る。
今年の片倉のOB会は又しても一昨年と同じ吉良吉田の三河湾リゾートリンクスであった。車に乗れるなら私の場合東へ走れば良いのだが、乗れないばかりにホテルの迎えの車にのるべく名駅に集合した。それも良いことには常連の顔を確め合えることである。
今年は役員のHさんが来られなかった。五歳位上のHさんと私は転勤族の多い中で生粋の会社所在地の関市の育ちであった。成就はしなかったけれど妹はこの方の奥様に私はお祖母さまにお見合いをお骨折り頂いたこともある。
亡くなった従姉とも自治会で知り合いだったと言っておられた。
東海、中国、四国、関西、のまとめの定時総会は、新社長の挨拶に始まり去年今年の決算予算、新事業など、しゅくしゅくと進行し昔懐かしい社歌を歌って閉会となった。
一年ぶりの旧交を温めあう宴会を心行くまで楽しんで、からおけルームで二時間も延長したのも毎年のことである。
世話役の本部の役員が現職の方たちなのでOB会員からみると息子のような人たちである。
それだけに間違いなく事は進行し次の日はホテルや、もうそろそろ鴨など飛来してもよさそうな湾をバックに全員写真を撮り、バスは吉良家の墓所へ連れて行ってくれたり、西尾市にこんなお城があることを私は知らなかったが鍮石門をくぐった所にある資料館の見学をしたり本丸の写真を撮った者には桜のころの写真をいただいたりと楽しかった。 紅葉も秋の陽に輝いてきれいであった。
名駅へつきそれぞれに別れて行ったが先週、話相手もなくミステリー旅行で彦根城へ行ったことを思うと昔の仲間と行けるのは又とない幸せである。
来年も元気で逢えることを願うばかりである。
俳句 ゴージャスなホテルのロビー秋日和