私達の市には市が運営する65歳以上の高齢者教室がある。年に一回近在の史跡見学に連れて行ってくれる。
私は俳句部に所属しているが、部も、単独に吟行に行くので9回生ともなると一度整理をして置かないと忘れてしまう。
順不同だが、合同で行ったところは、大垣博(祭り)、曼荼羅寺、六華苑、大正村、俳聖殿、木曽三川、昭和村、金華山、吟行は、馬籠宿、九華公園・七里の渡し跡、松平郷・岡崎市奥殿陣屋,永保寺、鳳来寺、長島町、中部国際空港、八町味噌の角久・岡崎公園などである。今年は犬山と可児の境に位置するリトルワールドであった。
緑豊かな愛岐丘陵の地に123万平方メートルの敷地を有し世界で初めての野外民族博物館として1983年3月に開館した。私は4回目であるが、意外と男性の皆さんが初めての方が多いようで、これまで如何に家族や子供の為に働いてこられたかと言う事であろう。
近年「国際交流」「異文化理解」などの言葉を耳にするが、こうした中、さまざまな民族の文化に触れ理解を深める事が出来る。22ヶ国33施設の野外展示場があり「生きた博物館」として世界の生活や文化に手軽に触れ学ぶ事が出来る。しかし最近では簡単に外国へ行けるようになってきて、増して先年長久手では万博が開催されたりしたせいか93年に行った時のような賑わいはなかった。
火曜日はサーカスは休みだったが、ロンドンバスは走りタイのタクシー、トウクトウクに乗った。チマチョゴリを着たり、サリーを着て写真を撮っている人達もいた。
オール歩いて周り健脚ぶりを娘一家に笑われた私であったが、今回は男性3人女性2人のメンバーで乗り降り自由な園内バスの乗車券を使い早くにイタリア館で、カンッオーネの曲を聴きながら、きのこの生クリームパスタを頂いて、ネパール仏教寺院や韓国の農家や地主の家を見て歩いた。木槿や曼珠沙華が咲いていた。
お茶をして休み、13時半に帰途についた。熱中症にならないように、病人が出ないように、気を遣ってくれるバス4台での、高齢者の史跡見学であった。
俳句
* 草の花乱れる庭のありにけり * 裏木戸の味噌甕あたりちちろ鳴く
* 葉鶏頭のいただきちぢみ韓国亭 * アリランの哀しき唄や鰯雲