おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

 四 月 尽

2014-04-30 17:49:33 | Weblog

 年々歳々日がたつのが早くなる感じがする。
四月も今日で終わりと言う日になってから新聞の「おでかけガイド」を捨てる前に拡げてみた。
 「祭り」七枚の写真の内、犬山祭り、古川のおこし太鼓、津島の藤祭り、と三ヶ所は今までに行っている。
 「花」高岡城、九華園、も前に行った。
 「催し」大垣の奥の細道結びの地、二条城、覚王山春祭り、も過去に行った。寒かったせいもあるが、たって行きたい所も無くて終わってしまった。
 そうなると誰か彼かが、近場の食事にとかお茶をしにとか誘ってくれる。
後輩のAさんは瀬戸の何とか神社の街道の、有名な鰻を買って持って来てくれた。有難いことである。
 妹と栄をぶらついている時に丸善で買った「誕生日の花図鑑」を見ていると一番下の孫娘が車の免許が取れたので、練習をしていると覗いてくれた。
 その日はこれからお兄ちゃんの家の棟上式があると言っていた。
 二八日は急遽娘が三好のムービックスへ、「テルマエロマエ続」を観に乗せていってくれた。映画もさることながら、ジャスコで洋服を買ったりしてたのしかった。今日三十日はこの二月に結婚した外孫が里帰り中とかで栃木県の老舗の味などのお土産持参で現れた。
 十一時半に美容院の予約があると言うので、おいしいケーキの店で二人でお茶をした。
 これが午前中で良かったのは、家の側の学院へ篆刻だかの講習に通って来ている俳句の先生が、前書きを頼まれても(依頼して置いた)本体が無ければ進まないとコピーをとりに寄られた。
 これが私の当月の宿題なので嬉しかった。但し厳しい批評はどんなだかと随分気にかかる。
 これが仕上ったら、こんどこそはと五月の「おでかけガイド」をいつものように新聞から切り離して側に置いている。

 俳句  もっこう薔薇垣根にあふれ客の有り

      亀多くたむろしたるが鳴かぬなり

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風 呂 場

2014-04-21 21:58:57 | Weblog

 最近の家の耐用年数は三十年と言われる
三十年も経てばあちこち傷んで来て修理をしなければならなくなるのであろう。そう言えば此処に住んだのは昭和の終わりだったから、二十六年になる。
 昨日お風呂に入っていたら、追い炊きが出来なくなっていた。瓦斯屋にきてもらい、視て貰った。見積もり如何んによってはすぐ治して貰うつもりでいたが、部品が無いから二十六万円もかかると言う。
 一寸まった。償却するのが早いか私が死ぬのが早いか、と思ったら安易に事は運べない。
 ちなみに瓦斯屋の大奥さんは私とあまり齢が違わず、最近見かけないと思って居たら亡くなったとのことである。
 そこの御主人は当時外にもあった水道が凍る寒には見回ってくれていたが、奥さんより先に亡くなっている。
 従って代が変わって息子さんが、今の社長である。
 やめた、やめたお湯は出るので、秋口まで、ホテルのバスもどきに溜めて入ることにしよう。浅くしても背の低い私なら寝た姿勢で入れる。
 実家では子供の頃B29が爆弾を落とすからと、壊した洋館のお風呂だけは残してトイレと廊下のついた脱衣所だけでも、三帖もある二人位は足を伸ばして入れる当時では珍しいタイル張りの広い風呂であったことを思い出した。給水はポンプで井戸から、炊くのは薪であった。
 弟が結婚する時母屋にしつらえて、今そこは草が生えている。
 生活するのに風呂場はつき物である。
 だけど、私が今お風呂にお金を使うくらいなら他に使いたいものがある。友達が手伝うから、句集を自家版にしたらと言ってくれるけれど、もうそんな大変な事はやめにして、前に作った印刷屋に頼んだほうがスマートである。
 アベノミクスのせいで年寄りは年寄りで頭を使わなくては、しゃくではないか。

  俳句  薔薇園へ行く約束や雨しとど
       院展を忘れて居たり姉妹

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  試 行 錯 誤

2014-04-12 18:50:39 | Weblog

 結構リピーターなる方々は居られるものである。
 
私のこの何のポリシーもない「浮いたか瓢箪」のブログでも「最近更新されてないが」と心配してメールが届く。
それはパソコンがXPなので、周りの人が八日以降は使えなくなると言うので、新しいパソコンで慣れない苦労をするくらいなら丁度潮時で、もう止めましょうと思ったせいである。
 それならそれで、製本する時の為に大切なものをUSBに取り込んで置こうと始めたのが、災難で三年分は荷が勝ちすぎた。
 七十編余をページ設定でA5判の縦書きで順序通り先ずはマイドキュメントに入れてUSBに移した。絵も移し変えた。
 ところが容量オーバーなのか全部入らないし、文章と絵と組み合わせるのに四苦八苦した。
 製本するなら絵も修正したのを取り込みたい。
 俳句も句集をつくるべく五百句ほどを試し刷りをした。
 パソコンは「アンテナに接続されていません」と日に何度も表示されるので、はずしたり差し込んだり騙し騙しの作業であった。
 追い込み購買で忙しい業者が来てくれたのはやっと昨日十一日であった。私のすることくらいは未だ使えるとのことである。
このまま今しばらくは続けられそうである。
 明日は句会で出かけるので、さっそく言い訳かたがたお詫びの文面となった。
 その間にも岩崎城や岩崎川の花見を堪能し、従兄弟がデジブックをメールで送ってくれた名古屋中の桜の写真は居ながら花見が出来て幸せであった。

   俳句 巣籠の枝はしばらくそのままに
      若狭まで来つるに湾は遠霞

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