製 本

 　ゴールデンウイークの始まりで、働いて居る人や、学生は休みの人が多い。
かっては私にも楽しい連休であったが、毎日が日曜日になると、うかれて遊ぶには友達や家族に合わせることが大事である。
　「則武の森」へご一緒したｋさんにはこれで三度も旅行の誘いを断った。そのうち誘ってもらえなくなるかも。
　娘には、先ほどランチを誘われたが、おなかが空いてないからと断った。息子は夕べ孫の結婚式のＤＶＤと自分達が収録したＣＤ、アルバム等を持ってきてセットして行ってくれた。私の実家へも乗せて行くよと言ってくれたり後輩のＡさんは茶房へいこうと誘ってくれている。
　それなのに私はと言へばこの「おにゆりの苑」の製本に校正やらゲラ刷りやらで余念が無い。
　フッターヘッダーは入れたが目次の下の頁数の二桁と三桁の表示が思い出せない。ワードのテキストを見ながらなのではかどらない。
　俳句が一句のところへはもう一句づつ入れた。それより何より困ったのは、四〇枚の写真の半分が消えてしまっていたことである。どれだけ探してもゴミ箱にも無いので、撮りなおしたほうが早いわと二〇枚を朝早くからぱしゃぱしゃとカメラに収めて文章の最後に入れた。
　まだ表紙の絵を描くなり探すなり取り合わせなければならない。
もう今年でやめにしようと思うけれど、例年通り二五冊は製本する。

　　俳句　　いたいたし苑のをちこち袋角
　　　　　　　カーネーション赤少なめに白活くる

四 月

　例年のことながら四月は大層忙しい。
日記帳を買っても三日坊主になる人の気持ちが判る気がする。ブログも一度ペースを崩すとずるずる其の侭になって、十日も間を空けてしまった。
　行状記は二つ行っている俳句の教室の市の管轄の方は、今年応募者が一二人もあって十年以上も席を温めて居る私は押し出され口であるらしい。
　若しそうなったらと句座を立ち上げる場所と、とある先生の内諾を取り付けて置いた。
　もう一つの図書館句会は順番の役が会計係となり、これは何程のことでもないが、前任者が入選句を発表するホームページを綴じたので、私が新しく立ち上げようと「ホームページビルダー」を買ってきて挑戦したが、結局は新しいブログでたちあげた。
　フェイスブックに保存して置いた下書きをこちらに貼り付けたが文字の大きさ等は今後の課題である。
　エッセー教室は先生が病気で、機能がストップしているのに、律儀に毎月寄っては原稿の交換をしていて、集まることに意義があるのか、深い話や、楽しい話をさりげなくしている。
　ゲートボールはと言うと、暖かくなったので盛んに大会が組まれる。高齢化に伴って会員が減り、先日もキャプテンと区の掲示板に手描きの広告と印刷物を貼らせてもらってきた。グランドゴルフは会員が増えるばかりのようなのに、今いち人気がない。
　町内会は役員会を行って会長は変わったけれど、例年通り発足した。
　この齢になるまで元気に生かさせてもらっていると、お役に立つところでは参画していかなければと思っている。
　私的生活では満開の桜を近くで、ぱかぱか写真に撮っている割には、誰からも花見のお誘いがなかった。仲間と一緒に茣蓙をしいてお酒を頂いたり、お花見弁当でも頂いたりしなければ、花見気分にはならない。雨も一日おきに降ったりして気分の高揚がなかった。
　オーストラリアへ語学研修に出かける外孫のＫちゃんがセントレアから三時頃「ねーお婆ちゃん、絶対遊びにきてね。行ってきます」と携帯電話をかけてきた。二日前にマリノでイカ墨パスタで二人のお別れ会をした。今頃飛行中であろう。此の子の親は、さぞかし寂しかろうと電話が出来ない。

　俳句　　たんぽぽの群生児等の歌きこゆ　
　　　　
　　　　　　写メールの次々来る花守り