おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

 暴 力

2019-02-25 13:18:57 | Weblog
「こんな事になるとは」と男児置き去り事件のことを書いたことがあるが、今回は小学4年の10歳の女児「心愛みあちゃん」のことである。
  2017年11月に「お父さんにぼう力をうけています。夜中に起こされたり起きているときにけられたり、たたかれたりされています。先生、どうにかできませんか」と学校が行ったアンケートで訴えとた。コピーを、県の児童相談所は虐待のリスクが高まっているいると確認していながら市の教育委員会が父勇一郎容疑者(傷害容疑で逮捕)に渡してしまっていた。結果県の柏児童相談所には相談せずにである。 日常的に暴力があったらしく、今年に入ってから心愛さんを外出させず、事件数日まえから充分な食事もあたえていなかったとか、かんじんの母親もDVの被害者で夫の不在時でも食事を与えず、最終的にはこの寒中に夫が自宅浴室で冷水シャワーをかけるなどして、死亡させた。 マスコミは一度取り上げると連日テレビも新聞も重ねがさね報道する。 世間の人はそれを見るたび聞く度痛ましさに涙を流す。あげくこの夫婦の生い立ちはどんなだったかとかんがえる。育ちかたが潜在的な人間性に発展するからである。まともならば親は自分の命に代えても子を守ろうとするものであろう。 家庭内暴力をほしいままにしていてもわびしくみじめなだけではなかろうか?
 心愛ちゃんせっかく大人に訴えていたのに相談所の不手際などで命を救えませんでしたね。・・・・・・大人としての責任を感じます。
       
      ぼけのはなあっけらかんと日をすごす



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第40回とよしんまごころツアー

2019-02-23 11:22:29 | Weblog
 恒例のとよた信用金庫のまごころツアーに参加した。 今回は「能登 和倉温泉の旅」で、金沢冬の風物詩!兼六園の雪吊と五つ星の宿、日本の宿、「のと楽」にバス五台で泊まる。とあった。七時十分に集合場所の銀行を出て休憩をはさみながら、武生インターへ越前そばの里で工場見学や試食会をした。そばがこんなに上等な味にできるなら、家でもしばしば作ってみたいと思える味であった。途中田中の集落が目に入る。建ち並ぶ家々には風の当たらないように常緑樹が植えてある。俳句を習い始めた時、それを詠ったAさんが「散居村」と言うのだと教えてくれたのを思い出したが、私の古里はみな柿の木である。家に帰って広辞苑で調べてみたがない。彼女が俳句をやめて久しいが今未だ健在であろうか。確か同い年であったはずである。 「月うさぎの里」で昼食をとり、加賀IC、小矢部、高岡と走り、国宝「瑞龍寺」の拝観をした。御朱印帖を差し出す人が多かった。氷見番屋街で休憩、七尾ICを出て和倉温泉に到着した。この旅行も参加が三度目ともなると顔なじみができ、部屋もお風呂も一緒、宴会の席も共にと嬉しい限りである。そうだ、私は蟹が食べたくて参加したのであった。おしながきどおり両手を広げた大きな蟹がどかんとあるが、やっぱり私は、身を取り出すのに弱い。中途半端な食べ方をしている。宴会のカラオケも七人が上手に歌われてお開きになった。最初は冠次郎の「旅の終わりに」で一昨年、私もこの歌を歌ったが少々違ったところがあるのは私の音痴なところであろうか?今回歌わなくて正解であった。 二日目朝風呂に入り和倉温泉を出発すると能登食祭市場であった。このバスの四十三人は何と買い物旅行と心得ているのか沢山の買い物をしている。喜多大社で参拝をして千里浜なぎさドライブウエイを走っていよいよ特別名勝兼六園の見学と相成った。文政年間に松平楽翁の命名により水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに日本三大公園の一つとなったのである。私は男性ガイドの後をそぼふる雨に傘をさしながら一生懸命ついて歩いたが、松の枝振りを時のだれそれが鶴に似せて枝を広げたとか、渡リ石を補修したなどと言う話はパンフレットをもらってなかったので覚えられない。何十年も前にここで同じ話を聞いた頃は雪つりの縄以外には関心が無かった。雪も無いので縄もゆるやかで早晩撤去されるであろう。寒沢スカイの昼食ののち箔巧館の見学、バスの隣の方は金箔入りの化粧下地を何点も買われた。四時半頃、駿河の日本魚街で買い物をして一路日進へ帰った。 今回の旅では私は、杖代わりに持ち込んだキャリーバックを一度も乗り降りに使わずに歩けたことは大きな自信になった。友達と来年を約束してサヨナラをした。
      
             雪吊の雨にゆるめる兼六園         
             千里浜にバス沿いゆきて波の華          
             金箔館カメラに納む内裏雛




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