おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

御 園 座

2024-04-03 17:48:18 | Weblog

  娘が「お母さんの誕生祝いに御園座へ連れてってあげる。席と、弁当と、土産物をスマホで
予約したから」と言う。外題は「水戸黄門、この紋所が目に入らぬか!里見浩太朗。
 二部の「春に唄うは、里見浩太朗、市川由紀乃、水森かおり」で・この三月二十二日が千秋楽なのだそうな。
 「たまには、こう言う娯楽物も良いでしょ」と助さん、格さん、の原田龍二、合田雅吏の名前
もあげて、はしゃいでいる。
 勧善懲悪のこれは四十代に入院した時、同室の人がテレビでいつも見ていたので、私もちらちら見た東野英治郎以来である。
 十一時開演だが早く行こうと、娘が車で朝九時半に迎えに来た。東名高速に入ると一本で名古屋駅まで着いてしまうのには驚いた。五、六年前に、立て替えてからは一度も行った事が無いから見学、見物!
 このところ夜眠れず、一幕目はくらくらと眠ってしまって気がつくと横の娘が私の肩を
もんでくれていた。
 保険会社にいた頃は地下の食堂街の各店がが私のお客様であったから、「お昼をご馳走する」と言うと「今はそんなところ無い、無い」というので席についたまま、幕間に弁当を食べた。  
さすが千秋楽、満席である。里見浩太朗八十七歳、芝居といい歌といい歳には見えない、達者なものだ。
 この娘が嫁ぐ時、道を挟んだ南側の店で着物を縫ってもらったりしたが、今はそんな店はない。
桜には未だ早いが雨も降らず良い一日であった。

       俳句  春彼岸千秋楽の芝居見に
コメント
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