めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

ネットに頼る前に自分を信じよう!

2015-02-27 13:12:16 | ネット社会

最近、新聞を見ない、テレビを見ないと言う人たちが、若者たちに中に
増えています。彼らは、情報を必要といしていないかと言えば、
全く逆で、様々なメディアに対し、敏感に反応し、行動に移しています。
ただ、その情報源がテレビや新聞で無くなって来たのです。
今やSNSの時代であり、人々の情報収集の方法が、テレビや新聞から
ネットの世界になったのです。

しかも、携帯から更に高機能のスマホに移った事により、常に瞬時に

求める情報を探し出す事が出来るようになったことが最大の変化と言えます。
その為、自分の周囲に対する情報模索と言う行為が必要でなくなり、
特に若い人達は、自分の興味のある事と無い事への関心が極端に
大きくなって、自分とネットの世界が創られる様になったのです。

最近の若者を見ると、友と語る時は屈託のないにこやかな表情ですが、

一人でいる時は、常にネットの世界に浸り、自分の周囲に対する感情が
全く読み取れません。頭の中は自分の世界で一杯なのでしょうが、
周囲に対する目に見えた配慮や気配りが感じられません。

特に、自分より上の世代に対する感覚は、昔の様に若者と中高年との

世代のギャップと言ったことではなく、すでに、自分達とは全く異なった
別の人種の様な感覚で対処しています。
会社内に於いて、上司に対する若い人たちの接し方も、たとえ不満があっても
意見の違いを戦わせたりするよりも、自分達とは違った世界の人々と理解し
不平不満はネット内の不特定多数の人達に訴える傾向が有ります。

この事は、今の若い世代が、様々なトラブルを解決すると言うのではなく

自分の生活を維持する為に、一見温和で従順に感じさせつつも、
その不満のはけ口をネットにぶちまけている事からも解ります。

ネット社会がどんどん発達してくると、様々な事が合理的でスマートになり

人々の生活もより豊かになって行くように思われますが、
世界中から一瞬にして情報を得られる半目に、目の前の人や周囲の人からの
情報を得る事に疎くなりがちで、沢山の知識や情報が有りながら、身近な情報が
全く理解できない人も多くなっているのです。

恋人同士でデートしていても、2人の展開を常時ネットで調べたり、

どの様に付き合って行ったら適切かと言う、2人の問題をネットで調べながら
関係を続けている若者も多いと言います。
どんなに素敵な人と巡り合えても、結婚しても、2人の未来を、ネットの情報から
創りあげて行けば、多くの意見や統計的な確率で上手くいくと思うかも知れません。
しかし、目の前の人から常に伝わってくる大切な情報は、ネットを利用して得た
情報とは違うものです。

結婚に対するメリット、デメリット、様々な情報がネットには溢れています。

自分の相手に情報をあてはめても、2人の幸せには繋がりません。
仕事に於いても、情報から得られた自分の演出をしても、いい仕事は出来ません。
ネット社会の問題は、現実に置かれている自分がその時その瞬間
どの様な状況に置かれていて一体何をしたらいいのかを判断する
センスが無くなる事です。

情報はあくまで資料であり手段で材料です。

先ず、今自分が置かれている状況を、五感を屈指して感じ取り
様々な知識を使って判断する事です。
ネットで瞬時に調べられると思っているかもしれませんが、
自分が置かれた場所で瞬時に考える感じる力はもっと早くて的確です。
社会においても家庭においても、自分がその場で必要な人材と
感じさせるには、そのセンスと判断力が一番大切なのです。



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