めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

新体制に物申す!

2014-12-16 15:17:49 | 政治

衆議院議員選挙も終わり、予想通りの結果になりました。
体制は変わらず、より求心力を増したと、関係者は鼻息も荒いのですが、
世の中の事態は全く変わっていない事を忘れないでいて欲しいものです。
この結果が、この数年間の実績を認めてもらったと思ってしまうと、
日本国民は更なる苦境に立たされると思います。

選挙以前の体制であっても、私達国民が望む理想とかけ離れた政治であったのは

本人たちも心の中で解っていたはずです。
新体制を手放しで喜んでいる庶民は果たしてどれだけいるのでしょう。
以前の政党から変わった時は、少なくとも今以上に期待をしていたものです。
しかしながら、潤ったのは、体制に近い、大手企業であり、その体制を利用できる
一部の人達であったことは明らかです。

表向きの数字で実績を誇張していては、この先が思いやられます。

世界の流れは、日本の先を行っています。
経済的にも軍事的にも、日本がかなう国は次第に少なくなり、もし、たとえ突発的であっても
バランスが崩れると、今の日本ではあっと言う間に危機を迎える事は明らかです。
私達の周囲の国々は、日本人ほど温和な考えを持ってはいません。
いつも、爪を研いでその機をうかがっているのが現状と考えなければなりません。

しかし、他国がそうだからと、目には目にと言った、短絡的な対応では困ります。

今の新体制に一番期待する事は、海外に対する発言力が有る、存在感がある日本を
作りあげて欲しいのです。
そのためには、単に経済力を増すという、今までの単純な政策では、甘い汁は
一部の大企業関係者にしか回って来ません。

日本中に広がる、沢山の地場産業が、世界に対抗できる様にすることが大切です。

大多数の、日本経済を支えている中小企業が安定してこそ、日本経済が復活するのです。
多くの国民から血税を吸い上げるだけでは、増々国家は弱体し、世界に対する発言も
政治家のマニュフェストと同じく、世界からは相手にされないのです。
新体制に期待して投票したのではなく、他の、私達の夢を実現してくれる政党が
全くなかったため、仕方なく投票した人々が多くいる事を忘れないでほしいものです。

第二次世界大戦の後、日本と同じく多くの国が、荒廃した国土を様々な方法で

立て直してきました。日本は、経済力を増す事によって、国を豊かにして、
世界の大国に肩を並べるに至りました。
しかしながら、その経済発展の代償として、国土の自然は破壊され、海も山も
汚染され続きました。外見だけは取り繕ったものの、美しい日本は様々な富を失い、
国民は多くの難病に苦しむようになりました。

更には、バブルによって経済は頂点を迎えましたが、その後の日本はどうでしょう。

ここ20年程で、世界のトップクラスから転げ落ち、トップクラスの借金国となってしまいました。
新体制は、いままた、バブルを目指しているのでしょうか。
経済の発展が、本当に庶民を豊かにしていくと思っているのでしょうか。

戦後、荒廃した大地を立て直した国の中に、しっかりとした中小企業の基盤を作りあげた、

国民が安心して生活できる社会を作りあげてきた国々が有ります。
日本は一体何処に向かっているのでしょうか。
新体制のみならず、誰かが、この流れを正す事が出来ない限り、
国民の苦しみは無くならないのです。



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