めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

トランプ大統領と安倍首相の密談

2017-11-06 18:35:12 | 政治

今や、日米両首脳が東京のとある所で祝杯を挙げています。
日本とアメリカはより結束を強め、両国の条約に則り、
より強固な対北朝鮮戦略を展開しようとしているのでしょう。
いっぽう、標的とされる北朝鮮は、いつもの調子で、アメリカ
並びに日本に対してよりヒステリックな反発をしています。

しかし、この両陣営は、今後、如何に将来を考えているのでしょう。
どちらかが引き下がる事無く、おたがいに主張し合う事で、
問題が解決するとでも思ってはいないでしょう。
いがみ合う事で、どちらも決して利益にはならず、下手をすれば、
戦争に突入し、取り返しがつかない程の事態を招いてしまうからです。

今後、トランプ大統領は、韓国や中国を回り、理解を求めると思われ
その事が、次への一歩となると考えるのでしょうか。
それとも、今後自分が起こすであろう行動に対し、より良いフォローを
期待しているのでしょうか。

いずれにせよ、彼の行動が、関係諸国の国民に対して、全く功を奏せず
彼の独りよがりと成っている可能性が高いと思われます。
彼の外交努力は周辺国に何だかのアクションを起こさせる事に成っても
自国を含め、各国の国民にとっては、何の利益にもならない事は事実です。
というより、彼の行動言動は、政治家でありながら、常に個人的な
スタンドプレーが主体であり、政治家としてではなく、商人としての
気質が抜けていない事が大きな問題です。

絶対権限を持つ大統領であるから全ての国民は従う義務が有るのでしょうが、
逆に、その権限が、国民に対して使われていると言えない所が問題です。
この事は、我が国のリーダーにしても、同じような傾向が見られ、
そのあたりが、二人の合意の接点となっているのかも知れません。
どちらも、国民の意見を聞こうとしないスタンドプレーが目立ち、
自分の頭の中の正義に酔いしれている様な部分が多分に見られます。

世界の歴代の指導者たちには様々なタイプがあり、商人の気質が抜けない
トランプ大統領、坊ちゃん政治家の裸の王様が我が国のリーダーです。
ヒットラーの様な殺人鬼のリーダーは困りますが、少なくとも、
国民の方に顔を向けたリーダーであることが重要と言えます。
今の極東の問題を起こしているリーダーは、いずれも、国民の方に
顔を向けていなくて、自分の頭の中の思い込みで政治を行っています。
つまり、自分の我を通す事で国事を行い政治を行おうとしている為
一向に問題が解決しないのです。

アメリカ国民も、日本国民も、北朝鮮国民も、いずれも、蚊帳の外に置かれ
リーダーの想像もつかない行動に振り回されているのが現状なのです。
今や、二人の我儘リーダーが、国民置いてけぼりの決め事をしているのです。
当然、全く自分の思いを解ってくれないもう一人の我儘リーダーは腹を立て
この二人の関係を罵るしかないのです。

しかし、何億もの国民たちは、彼らを心から支持しているというのではなく
仕方なく従い、先の見えない自分達の未来にハラハラしているのです。
彼らの一存で、私達は、一気に地獄に叩き落されてしまうからです。

人は、生活レベルの如何に関わらず、生と死の狭間に於かれる事が一番不安であり

その最たるものが戦争です。
いつ自分の命が、家族の命が奪われるかもしれない恐怖は、最大のストレスと成ります。
今や、彼らの動向にハラハラしている国民は、いずこも、同じ心境なのです。

日本もアメリカも、そんな事無く、国民は、いつもの様に平和な日々を過ごしていると

思われている人たちが殆どでしょうが、戦争が起こる時はいつもこの様な時です。
戦争は突然にやって来て、全ての人達を不幸にして行くのです。

この一見平和に見える社会は、確実に情報統制が敷かれているからであり、

私たち国民には、不安を与える情報は完全にシャットアウトされているのです。
国のリーダーは、いかなる時も、国民を不安に陥れる情報は流さないのが鉄則であり
日本が第二次世界大戦で負ける間際まで、日本が勝利すると信じていた国民が
多く居た事も、如何に正しい情報が遮断されていたかが解ります。

今の日本社会は、平和で自由だと思っている方は、まんまと政府の政策にはめられて

いるだけで、実際は、国民は誰でも、目に見えない様々な鎖や縄に縛られていると
と言えるのです。
いつまで経っても生活が豊かにならないのも、未来の不安がぬぐい切れないのも、
生活が非常に豊かで未来が夢で一杯の方々と政治家との長年のお付き合いの結果
生まれている様々な世の中の仕組みで作られているからなのです。

一部の方々はより豊かになり、その他の人は永遠に苦しい生活を強いられる様に

社会が作られているからなのです。
国民一人一人に番号を付け、あらゆる行動を監視する事に依り、今の大勢をより強く
維持して行く事が目的であり、国民の殆どは、一部の方々の僕とも言えるのです。

となると、両首脳が頭を突き合わせて考える事、それは、彼らを支持する人々の為に

如何に大きな利益をもたらすかと言う事です。
もちろん、彼らを支持する人とは、国民全体を言うのではなく、一部の、彼らの体制を
守り世の中全体からの利益を集める方々の事を示しています。

この一見、各国の代表と言える首脳陣は、実は、国民全てを代表していると言えないのです。

この事は、太古の昔から、いかなる思想宗教であろうと、自由主義国家であろうと
社会主義、共産主義国家であろうと、中身を見れば、富める人達と、大多数の遥かに
貧しい生活をする人達に分かれているのが人間社会の構図なのです。

時のリーダーなるものは、その社会を動かしている人たちと結託して社会を動かす

と言うのが人間社会の構図であり、様々な社会体制は、言わば着ている洋服の違い
の様なもので、実際に営まれる社会は、持てる人達と持たざる人達に分けられるのです。

つまり、どんなに日本社会が、自由平等と言っても、誰もが同じレベルの生活に成ると

言う訳でなく、社会を牛耳る人たちは遥かに豊かな生活をし、彼らの生活を守る殆どの
国民は、彼らの生活を守るために、彼らが作った社会で働くと言う事に成るのです。
と言う事は、国民の殆どは、永久にお金持ちにはなれないと言うのが正解です。

ただ、希望を持たせなければ国民は働いてくれませんから、様々なメディアを使って

幸せに成ると言う経済的手段を毎日提案しているのです。
毎日流れるテレビコマーシャルも様々なメディアの情報も、すべからく、国民を前向きに
消費させる事に依り、豊かな方々が更に豊かな生活が出来る様にする為なのです。
その架け橋が、今や、政治家の役目に成っているのが問題なのです。

国民との繋がりよりも、富裕層との繋がりに力を注いでいる政治家が多いのが問題なのです。

巨大事業を起こす事も、戦争を起こす事も、その意思は、国民にも政治家にもなく、
新たなる利益を得る為の時の有力者たちによって成されて来た事は、歴史が示す事実です。

その為、国民の未来は、国民が決めると言うより、その時、国を動かし豊かな暮らしを

している方々が決める事であって、彼らが、国民も同じ様に豊かな生活が出来る様に
考えてくれれば、国民は豊かになり、国民を無視して、自分達の事だけを考えれば、
平気で戦争を起こす事もいとわないのです。

明治以降起った、日清、日露戦争、更には、第二次世界大戦にしても、国民の殆どは、

決して戦争はしたくなかったのです。
この戦争は、莫大な利益を得たい方々が陰で糸を引いていたのであり、一部の人達の
利益が前提に在って、様々な理由は後付けに過ぎません。

政治家も軍部も、彼らからの支援が無ければ何もできず、国の指針の基準は、国民からの

考えや意見というものは殆ど考えられず、政治家も政治屋であって、自分達の利益が
前提に在った為、国民を平気で戦地に送る事を承諾したのです。
確かに、日本がこれまで先進国として発展できたのは、彼らの力が大きいとは言えるのですが
国の発達が、国民の為であったと言えることは、殆ど無いのです。

企業利益は、国民の幸せを踏みにじる事も厭わないのです。

今回の日米首脳会談は、まるで、日本とアメリカの話し合いの様に報道されていますが、
何のことは無い、日本の財界からの考えとトランプを支持するアメリカ企業からの考えを
バックに、代表として話し合うと言うだけで、大多数の国民は蚊帳の外なのです。

しかし問題は、決まった事は、国民全体に大きな影響を与える事です。

平和な路線を選べば、国民は平和な日々を送れる事に成り、戦争をした方が利益が得られる
と考えれば、当然、戦争を選ぶ事と成るのです。
言うならば、国民の幸せは、利益を望む人達の胸三寸であり、戦争は、利益を生むために
行われて来たという事実が有るのです。

多くの国民が犠牲に成ろうと、膨大なる利益を考えた戦争が、有史以来数えられない程

世界中に在るのです。
人の争いは、考え方他の違いによっておこる事が多いですが、国と国との争いは、
その国を支配する人たちが利益を得るか否かで決定される事が多いのです。
当然、この時、国民の多くが犠牲になる事も有るのです。
本当に国民の意見が政治に反映されていれば、殆どの場合、戦争は起こることは無いのです。
何故なら、多くの国民は、傷つき苦しみたくないからです。
戦争によって何の利益も得られず、苦しみ悲しみを抱くだけなのですから。





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