「ためしてガッテン!」で「巻き爪」のことを取り上げていた。
コロナ禍の運動不足で、巻き爪の人が増えたそうだ。
(足は親指とは言わないが、その方がわかりやすいで)運動不足になると親指に重さが乗らないこともあって、下からの圧力がかからなくなって爪がくいこむ巻き爪になるらしい。
心当たりがある。
母が腰椎圧迫骨折になってから、歩くことが不自由になった。
たちまちに巻き爪になっていった。
ふと、思った。
野口体操とラジオ体操では、足の裏・指にかかる重さはどのくらい違うのか。
YouTubeからNHKのラジオ(テレビ)体操第一を選び出して、試してみた。
野口体操の微妙な足の裏の重さの乗せかえは、ラジオ体操には全くなかった。
ラジオ体操は、一定の場所にしっかりのり続けている。
また、椅子に座った状態で、腕を動かすことができる。
野口体操は、椅子に座っては動きは成り立たないものが多い。
どちらがいい、わるいの判断はしない。
今まで気づかなかったラジオ体操の良さもわかったし、野口体操の良さもわかった。
人の体の動きは、実に多様性によって成り立っていることだけはよくわかる。
朝日カルチャーのレッスンで、土曜日は2回、日曜日は一回、試してもらった。
「正しいラジオ体操をやってみましょう」
これがなかなかなの運動である。
「いかにいい加減にやってきたか」
口々におっしゃる。
人それぞれのやり方があっていいんじゃない!とも。
都合3回いろいろなことがわかってきた。
そのことについては、改めてご報告する。
野口三千三自身が終戦までおこなっていた体操と戦後に「野口体操」と呼ばれるようになってからの体操との違いを比較する一つの基準になるような気がしている。
19日日曜日のレッスンでは、立って行うラジオ体操を一回、椅子に腰掛けて行うラジオ体操を一回、試していただいた。
どなたも子どもの頃に覚えた体操と野口体操を比較するのは楽しそうであった。
野口体操を理解するうってつけのテーマであったようだ。
皆さん、一人ひとりの意識に何事かが起こったらしく、最後に行った野口体操の「腕立てバウンド」はこれまでになく上手になっていた。これは驚きの出来事だった。
野口体操にスイッチが入った!といった感じであり、からだが野口体操を理解した!
そんな感じが伝わってきた。
なかなか面白いテーマを年末にいただいた。
以上、中途半端な報告でした。
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