羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

坐禅 ふたたび 五十三日目・五十四日目

2019年07月25日 09時19分34秒 | Weblog

昨日の53日目は、坐禅を終えて2度目の体操途中で、電話が入ってしまい一連の流れが中断された。

本日は、体操+坐禅+体操と、自然な流れで行うことができた。

かなりの蒸し暑さの中で、坐っている時も体操している時も思ったことがある。

野口体操を初めて40年以上がすぎた。

始めた当初野口三千三先生に言われたことがあった。

「弱くても全体が弱ければ、それでいい。弱いなりにバランスが取れている。強くてもどこか一箇所に大きな弱さがあると全体としてのバランスが崩れてそれが致命傷になるわけです」

この言葉に救われた、とつくづく思うことがある。

10代の時もも20代の時も、どこということなくからだ全体が虚弱だった。どことなくバランスが悪いと、自分でも自覚があった。

その自覚が野口体操を継続するモチベーションになったのだとは思う。

かれこれ40数年前のこと。

よく続いたと思う。

そしてこの間に、弱いながらもバランスが取れてきて、体操を始めた頃とは別人の自分を感じている。

先生が言われた言葉を繰り返すが、「弱くても全体にバランスが取れていればそれは強いことになる。つまり強さとは何か、ということです」

今朝も、気持ちよく体操と坐禅に、自分のからだを浸すことができて、背骨が通っている実感がもてている。

掛け値無しで、ひとえに野口体操のおかげだと思っている。

 

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