羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

至福の時間

2009年04月29日 13時06分56秒 | Weblog
 連休前の授業は、今週いっぱい。
 昨日は、朝日カルチャーセンターの授業の後に、大学の授業をするために移動をした。

 移動と言っても新宿から明大前まで、準急に乗ると5分。
 そこから大学まで2分とかからない。
 昼食を新宿で済ませ、早めに着いた校内のベンチに腰をかけた。
 目の前を元気な学生たちが、三々五々行き交っている。

 見上げるとすっかり緑の葉を茂らせた桜の木が、日差しを遮っている。
 少し空気は冷たい。といってもさわやかな春爛漫の只中に身を置いている。

 川井郁子のバイオリンの小品、チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトの第一楽章を聞きながら、入れたばかりの『大辞林』をつかって、授業で話す予定の言葉の意味をもう一度確かめておく。

 …………それから

「羽鳥先生、すっかりiPhoneを使いこなしてらっしゃる」
 体育館の中にある教員室につくと、授業のない先生に話しかけられた。
「見られてしまった! とにかく便利ですよ」
「娘がね、使ってるんですけど。僕はまだそこまでこなせないな」

 こんな時って、二重に持っていてよかったって思う。(今なら〇円、ちょっと悔しいが、しかたないか)
 私って、本当はかなり、新物好き。これは、父親譲りなのだ。

 さて、さて、春風に吹かれて、耳と目と鼻の快感。
 授業前のひととき、至福の時間は、短くても貴重なのだ。
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