私、プロレスの味方です
久しぶりに感動した本。
久しぶりに泣けた本。
年のせいか?
違う、と思う。たぶん。
野口体操が重なってくるのだ。
アントニオ猪木 村松友視 福留崇広(構成 スポーツ報知記者)
プロレス愛に溢れる三者の共同作業。
作り方が尋常ではない。
二人がリングに乗って闘い、一人はレフリーとして試合を上手に演出した。
八百長といえば八百長。
真剣勝負といえば真剣勝負。
虚実皮膜のプロレス論。
つまり、尋常ではなく過激を狙って作り上げた一冊の本、は感動ものだ。
観客として楽しませてもらっただけではない。
もう一回、言わせていただく。
野口体操が重なってくるののだ。
野口体操は、体操内の体操でなく「過激な体操」なのである。
もとい。
リングの外も、リングの内も、人間の凄みを見せる格闘技の価値を知った。
そこで思う。
プロレス(格闘技)は無くならない。
でも・・・・
野口体操も無くならない、とキッパリ言えるか?
今の私にこたえはない。
でも・・・・言いたい。
「私は、野口体操の味方です」
ごめん。