羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

2012年 今年よかったこと-5-片付け+α

2012年12月29日 08時23分23秒 | Weblog
 来年2月で満で米寿を迎える母が、かまってあげなかったり、ついつい声を荒げてしまったりすると、不安定になっておかしげな行動と言葉が出てくるようになった。
 歳のわりにはしっかりしていることもある、とよそ様にはいわれる。間違ってはいない。
 そう先の話ではなく、外の方に手伝ってもらう時期もくるだろう。
 そこで20年以上は片付けていない食器戸棚等々、台所の周りを中心に片付けを始めた。
 大学の授業は12月も半ばを過ぎると先が見えてくる事もあって、朝の短い時間をそれに当てた。まず、引き出し一カ所から、微々たる片付けである。

 ついでにそれほど頻繁に使う事はないが経年15年以上の電子レンジ、10年は炊いている炊飯器等々の家電の買い替えも、歳末大売り出しの時期をはずさずに、近所の電気店で買い替えた。
 電気製品の使い勝っては浦島太郎状態で、性能は驚くほどよくなっているのに加えて、すべてが「エコマーク」なのである。
 これはまだ見ぬヘルパーの方を想像しながらの準備だったが、自分自身のためになってしまった。

 さて、問題は換気扇やエアコンである。
 建直しをしてから早七年半が過ぎようとしている。恥ずかしながら、これまでちゃんとした手入れをしたことがない。
 しげしげと眺めると、特に換気扇は、昔の物とは違って奥が深そうだ。
 実は、暮れにはとっている新聞の販売所からチラシが入って来ている。毎年、手に取ってながめているが、時期を逸している。
《プロにお任せ、換気扇とエアコンのお掃除割引》
 三年は見送ってきた。
 今年は思い切って電話をしてみた。
 そして昨日、とうとう決行とあいなったわけ。

 取り外せる物はすべてはずして、徹底的に綺麗にする。
 始まる前はやり方を見ておいて来年からは自分でやってみよう、と目を見開いていたが、到底真似はできないとすぐさま白旗を振った。
 あとはお任せ状態で、他の部屋で仕事をする事に決めた。
 母には避難する部屋を用意したが、3時間半もの間、しっかり仕事を見届けていたのには驚かされた。
 そんなわけで昨日までに、台所関係は多少なりとも整理されて、積年の気がかりは晴らされたところだ。

 住まいを維持するには手間を惜しんでいけない、とつくづく思う年末である。
 建てて10年を前に、あっちこっち小さな修繕も行った。

 早め早めの手入れは、何事においても肝心かもしれない。
「掃除、洗濯、料理、買い物にいく、等々の時間は、無駄ではないんだよ!」
 野口先生の言葉を、耳の奥の方から耳朶までたぐり寄せた。そして舌にのせて復唱してみる。
 
 今年もあと三日。
 これから門松を立て、部屋の中に正月飾りをしつらえよう。
コメント (2)
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