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S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 3760 続・御神楽少女探偵団

2020-04-29 16:47:00 | ゲーム S.T.A.L.K.E.R.

御神楽少女探偵団その31

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満州行きの客船内で、殺人が起きた所からである。

■さ・よ・な・ら 前編 捜査編3

翌朝、巴の部屋の扉が激しくノックされた。

現れた藤堂は、大変なことが起きたので、すぐ特別船倉まで来てくれとのことである。
特別船倉には、書生の高来龍一と坂田曹長の死体があった。

そして、特別船倉の扉は大きく開け放たれ、仏像は消え失せていたのだ。

見張り役の梶田上等兵と話すと、現場検証となる。

坂田の胸部には、正面から撃ち込まれたであろう、二つの銃創が開いている。

高来の胸部には二発の銃創があり、そこからにじみ出た血がじっとりと胸元をぬらしている。

坂田を撃った銃弾は貫通しているが、高来は身体内に留まっている。

どうやら二人を撃った銃は別々のものらしい。

そして高来は左手に短刀を握っているのだ。

特別船倉の扉を調べると、鍵穴にはまったく傷らしい物が見当たらず、何も変わった様子は見当たらなかった。

八号室で美和に仏像のことを聞くと、人を殺してでも手に入れたいと思う美術商は多くいるのではないか、と言う。

あの仏像は、翡翠の玉眼を使用した日本最古の仏像だそうだ。

畑中中佐の話では、特別船倉の鍵は、畑中、志田、利根川の三人しか持っていないとのことで、となれば鍵穴に傷をつけずに鍵を開けられるのは、その三人だけということになるのだが・・・

志田中尉の言によると、利根川は最後まで探偵に依頼する事には反対していたそうである。

三号室の浦安は、自分も困った事になってしまったと言う。

彼は奪われた阿弥陀如来像とよく似た釈迦如来像を所有していて、阿弥陀像が見つからなかった時は、その釈迦像を提供するよう、軍から依頼されているらしい。

なぜ軍は、仏像を満州に送ることにこれほど執着するのだろうか?

兵藤は、なぜ書生の高来が現場にいたのかという質問に対しては、もしかしたら犯人を見つけたのかも知れないと言った。

犯人を見かけて後を追い、現場で撃たれたということかも知れない。

そして部屋を出ようとすると、兵藤は「克己を見かけたら、わしが探している」と伝えてくれと依頼するのだった。

美和に克己のことを聞くと、支那人を捜していると言って船内を歩き回っていたそうである。

調理室に行くと兵藤克己を発見した。

彼は自分も犯人を見つけようと、深夜後部甲板に行くと、特別船倉の方から志那語の混じった会話が聞こえてきて、その後2発の銃声が響いたと言うのである。

その夜、黒潮丸は激しい嵐に見舞われた。

そしてその嵐のため、一発の銃声が響いたことに気づいたものはいなかった・・・

■さ・よ・な・ら 後編 捜査編1

翌朝、巴は自室の前を駆け抜ける時人の姿を見た。

時人に何事かと尋ねると、畑中中佐が自決したとのことである。

一等客室1号室には、座って右即頭部から左即頭部に向け、こめかみを撃ち抜いた畑中の姿があった。

結局、仏像輸送計画は中止となり、4日後に黒潮丸は横浜港に帰港、軍の臨検を受けることとなった。

臨検でも阿弥陀仏は見つからず、犯人にしてやられた一同は、しおしおと事務所に戻ったのである。

まず、仏像については、黒潮丸の乗客乗員は、全員下船時に軍の荷物検査を受けたが、仏像は発見されなかった。

次に、畑中の自殺については、あの日の朝6時ごろ、志田中尉と遠峰が航海継続の是非を確認する為に一等1号客室を訪れた。

しかしドアをいくらノックしても返事がなく、ドアの鍵もかかっていたため、ドアの小窓から中を確認すると、畑中の死体が見えたのだ。

志田は遠峰に、御神楽探偵事務所のメンバーに事態を知らせるよう指示し、遠峰はすぐに時人の部屋へ向かった。

その間に志田は一等1号室の合鍵を調達し、部屋に踏み込んだのである。

というのがこれまでの経緯なのだが、千鶴は上の空でまともに話を聞いていない。

不審に思った巴が尋ねると、千鶴は今回の事件をモデルに新作を書いているらしい。

いつもいつも大成功では真実みがないので、たまにはこういう失敗談もよいのではないかと、千鶴は言うのだ。

そんな話に興じていると、突然浦安が訪れてきた。

今度は浦安の家に、釈迦如来像を奪うという、怪盗から予告状が送られてきたとのことなのだ。

阿弥陀仏が奪われたため、釈迦如来像を軍に供与することになっていて、像が軍に移送されるまでの二日間、浦安家を警護して欲しいとの話である。

そして手のすいている者は・・・という話になると、全員の視線が蘭丸に集中した。

結局、浦安家の護衛には、蘭丸がメイドの女装をして当たることになった。

蘭子ちゃんかわゆい!

と一同が喜んでいると、いきなり陸軍将校が踏み込んできた。

阿弥陀仏強奪の嫌疑が時人にかかっているので、軍まで同行する連行するようにとのことだ。

実は、御神楽探偵事務所のメンバーは、下船時には手荷物検査を受けていなかったのである。

そのため、事務所の一同にに嫌疑がかかってきたのだった。

一同は、時人を救う為には、どうすれば良いのか相談した。

その結果、まずは滋乃の父である久御山子爵の力を借りることにした。

蘭丸は、予定通り蘭子として浦安家に宿泊して護衛することになった。

そして千鶴と巴は、浦安に黒潮丸乗船者の所在を教えてもらい、捜査を進めることとした。

まずは美和と藤堂に、時人が軍に拘束されたことを伝えなければならない。

美和に時人のことを話すと、遠峰の御前に手を回してもらえるよう、お願いしてみるとのことだ。

遠峰は日露戦争時の勇士であり、軍の上層部にはかつての戦友も多数いるそうなのだ。
浦安家を訪れ応接間に入ると少女がいる。

彼女は浦安蒔彌と自己紹介し、浦安の娘だそうだ。

彼女の話では、兵藤も仏像の提供を嫌がっていたのに、結局仏像を差し出さなければならなくなったそうだと言う。


御神楽少女探偵団その32へ続く



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