ゼノン その2
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第二次調査隊の調査船は、エンジンが稼働していた。
船長室で航海日誌を発見し読んでみると、最後の部分には「奴が来てから乗り組み員が唐黷トいくようになった」とある。
MDを発見したが、その時重力の異常を感じ、ファルからは恒星ナーズに引き寄せられているので、直ちに脱出するとの連絡があった。
ランファと話すと「思い出せ」と言う。
ここで又凉子との会話となる。
そしてまた唐突に宇宙船内に戻り、トレイシーからはあの宇宙船は恒星ナーズに落ちて行ったと聞かされた。
調べるとMDは確かにある。
それを再生しようとすると・・・
又又凉子との会話となった。
夢と現実が交互に訪れるのだが、どちらが夢でどちらが現実なのかはわからない。
ところが凉子との会話は一瞬だけで、再び宇宙船内となり、MDを再生しようとしたがディスクが見あたらない。
その時、ビアンカが目をさまし、コウジを見て驚愕する。
ファルが入って来て、コウジの名前を本星に問い合わせたが、その名前はなかったと言う。
つまりコウジは調査船にはいない筈なのだ。
あなたは何者かとファルは問う。
ここでまた凉子の部屋にシーンが変わるが、彼女はいない。
また宇宙船内となり、ランファと話すとディスクが戻ってきている。
それを再生すると、ビアンカと船長が誰もいない空間と話している。
そして下で会おうと言って去っていった。
ファルに「下」のことを聞くとそれは地表だろうというが、ランファというクルーはいないとのことだ。
コウジは、シャトルを強奪して地表に降りた。
先史時代の遺跡は、見覚えがあった。
あの研究施設が数千年経てばこうなるだろう。
そしてコンピュータールームもあり、そこには恵が縛られていて、凉子もいた。
ランファこと舞は、これは6000年前の地球であり、地球は物理的には滅びたが、思念はプロジェクトにより保存されたと告げる。
コウジや舞のメモリが保存されるのは、後2000年ほどの間だそうだ。
2000年あれば、アダムとイブには充分だ。
かたわらの試験官には二人の種が入っている・・・
こうしてDREAM_1は終わる。
本来はこの章が最初の筈なのだが、どういうものかこちらが後になっていた。
この章は充分に楽しめたので、ご満悦である。
■ DREAM_3
最初のシーンはこれまでと同じ凉子との会話だが、その後は宇宙船のエンジンルームとなる。
下へ降りるとランファが修理をしているが、ここでまた凉子のシーンに戻った。
そしてあのカントカナントカナンチャッテマシンの人身御供になれと、鼻声で迫られるが当然浩治は断った。
するとプチッという音がしておねむの時間となってしもた。
凉子「流石即効性というだけあってよく効くわね」
目が醒めると美女と美少女がいる。
トレイシーとランファだが、ここはクワドラという高速機動シップだそうだ。
そして浩治は大宇宙大海賊になっているらしい。
このDREAM_3も面白くない。
前から感じていたのだが、どうも管野ひろゆきは、ギャグやユーモアのセンスはあまり芳しくない。
YU-NOでもお笑いのシーンはパッとしなかったし、デザイアなどにはそもそもお笑いの要素はほとんどなかった。
■ DREAM_∞ (肉奴隷 トレーシーの憂鬱)
これはトレイシーが主人公らしい。
しかしこれは内容がえちだけで、ゲームしてはまるで面白くない。
この後は又DREAM_2になってしまった。
どこかに分岐の選択肢がありそうなので、後1回だけ試してみよう。
それでだめならゼノンは終わりにしておこう。
今度はDREAM_∞ (肉奴隷 トレーシーの憂鬱)になってしまった。
これでもう堪忍袋の緒が切れて、ゼノン終了とした。
ゼノンは期待はしていなかったが、剣乃シナリオとも思えぬ愚作である。
面白い章は1つだけというのは、幾らなんでも寂しすぎる。
「ソラリスの陽のもとに」とは、縁もゆかりも感じ得ない。