犬はおよそ3万年前から1万5千年前の間に、狼から枝分かれして犬となった、というのが定説らしい。 世界中北極から南極まで、犬を飼わない部族はほとんどない。
では犬はどのようにして犬になったのだろうか。
これは私の想像に過ぎないのだが、犬の起源はおよそ下記のようなものではなかったかと思われる。 ドラマティックに過ぎるというご批判を受けることは覚悟の上で一席・・・
昔々あるところに「風の谷」と呼ばれる集落がありました。 平和で静かな村でしたが、当時(今からおよそ3万年前)のことゆえ、いつも食糧不足に悩まされていました。
ある日風の谷の衆はいつものように狩りに出ました。 族長ジルの愛娘ナウシカ(^^;も一緒でした。 しかし、その日は全くついていません。 どこへ行っても空振り、いわゆるボウズという奴です。
「これはダメだわい。 今日はもう帰ろ」と家路についた矢先、ミトさんが狼の巣を発見しました。 「おお! これはついとる。 狼じゃあまり腹の足しにはならんが、なにもないよりはましじゃ」
人々は狼の穴をほっくりかえし、よってたかって親狼を叩き殺してしまいました。 後に残ったのは、未だ小さな子狼2匹。 「これも今夜のおかずに・・・」と、人々が子狼をブチ殺そうとした時、心優しいナウシカちゃんが立ちはだかりました。
「まって! この子たちは殺さないで!」
「うーん、そりゃまあこんなチビでは腹の足しにならんがのう・・・」
「お願い、私が育てるから」
というわけで、このチビすけ狼は命拾いし、ナウシカに育てられることになりました。 風の谷の一員になるのなら、何はなくとも名前がなければ、海苔の佃煮にさえなりません。 で、このチビ狼は「ルネ」と「ルッキオ」と名付けられました。 (お前はミヤザキだけでなくテヅカのパクリまでやるのか、などと叱らないでくださいましm(__)m)
それはともかく、こうしてルネとルッキオは日に日に成長してゆきました。 しかし、大きくなるにつれ、2匹に対する風当たりも強くなって来ました。 「あの狼共はなにもせんでメシばかりくうとる」とか、「あのゴクツブシめが」とか、さんざんです。 村人から文句を言われる都度かばっていたのは、無論ナウシカでした。 なんとも肩身の狭いことではあります。
そんなある夜のこと・・・ 風の谷の衆は洞窟でぐっすりと寝こんでおりました。 その時早くかの時遅く、洞窟の入口に怪しい影が・・・ これなん恐るべきサーベルタイガーであります。(3万年前の当時、中央アジアにサーベルタイガーが存在したのか? というツッコミはなしね(^^;)
ランランと光る眼、ぐわっと開いた大きな口。 そろりそろりとサーベルタイガーは洞窟に忍び寄ります。 入口に一番近い者迄後僅か、ジャンプ一番サッャ鴻Iリンピック金銀銅のメダル揃い踏み、という瞬間、「うーぎゃんぎゃん」「わおんわおん」とけたたましい吠え声と同時に、平原の王者に挑みかかる二つの小さな影。
サーベルタイガーはさっと退きました。 勿論こんなチビが浮「わけではありません。 しかしこの騒ぎで人々が気づいてしまったので、もう不意打ちはできません。 ならば無駄な争いは避け又の機会を待とう、というわけです。
ともあれ、これで村の衆の危機は救われました。 勿論ルネとルッキオの評価も一変しました。 これまで役立たずゴクツブシとののしっていた人も、手のひらを返したように、二匹を褒めそやしました。
そして数日後に、彼らの存在を更に強く印象づける事件が待っておりました。
風の谷の衆は又狩りに出ました。 この日も例によって獲物は全くありません。 「又ボウズかい。 しょうがない、今日はこれで帰ろう」と帰りかけた時、ナウシカが言いました。 「この子たちに手伝わせたらどうかしら?」
「このチビスケに? そりゃ無理というもんじゃ」
「こやつらではネズミ一匹捕まえられんよ」
「いくらサーベルタイガーを撃退したとは言っても、それと狩りとは別ものでしょうが」
村人は相手にしませんが、とはいえここで二匹を試してみても別に損はありません。
「ふんじゃやってみっか」 というわけで、ルネとルッキオが放たれました。 そして待つこと数分。
「やはり無理じゃったのう」と人々が諦めかけた頃・・・
前方の草むらから出るわ出るわ、獲物が後から後から飛び出して来ました。 その後ろからはルネとルッキオが吠えながら追い立てております。 大猟も大猟、今まで経験したことのない大猟です。
山のような獲物を担いで家路についた風の谷の衆に、他の部落の人々はびっくりびっくり。
「おーい、風の谷の衆。 なんであんたの所はそんなに大猟なんだ?」
「実はこれこれこういうわけで・・・」
「ほえーー、そういうことかい。 で、その狼みたいなチビどもは何という生き物じゃい?」
族長のジル「うーむ、実は未だこいつらには生き物としての名前をつけていなかった。 では、ここでわしが命名しよう。 さて、なにがいいかのう・・・ おおそうじゃ! こやつらは
「いぬと困る」から「イヌ」と名付けよう」
さあて皆様方よ、これぞ「犬」という名前の濫觴でございます。 ご静聴ありがとうございました。 お後がよろしいようで・・・
といったようなことが、犬としての起源ではないかと私は想像している。 (アニメ仕立てについてはご勘弁をm(__)m)
では犬はどのようにして犬になったのだろうか。
これは私の想像に過ぎないのだが、犬の起源はおよそ下記のようなものではなかったかと思われる。 ドラマティックに過ぎるというご批判を受けることは覚悟の上で一席・・・
昔々あるところに「風の谷」と呼ばれる集落がありました。 平和で静かな村でしたが、当時(今からおよそ3万年前)のことゆえ、いつも食糧不足に悩まされていました。
ある日風の谷の衆はいつものように狩りに出ました。 族長ジルの愛娘ナウシカ(^^;も一緒でした。 しかし、その日は全くついていません。 どこへ行っても空振り、いわゆるボウズという奴です。
「これはダメだわい。 今日はもう帰ろ」と家路についた矢先、ミトさんが狼の巣を発見しました。 「おお! これはついとる。 狼じゃあまり腹の足しにはならんが、なにもないよりはましじゃ」
人々は狼の穴をほっくりかえし、よってたかって親狼を叩き殺してしまいました。 後に残ったのは、未だ小さな子狼2匹。 「これも今夜のおかずに・・・」と、人々が子狼をブチ殺そうとした時、心優しいナウシカちゃんが立ちはだかりました。
「まって! この子たちは殺さないで!」
「うーん、そりゃまあこんなチビでは腹の足しにならんがのう・・・」
「お願い、私が育てるから」
というわけで、このチビすけ狼は命拾いし、ナウシカに育てられることになりました。 風の谷の一員になるのなら、何はなくとも名前がなければ、海苔の佃煮にさえなりません。 で、このチビ狼は「ルネ」と「ルッキオ」と名付けられました。 (お前はミヤザキだけでなくテヅカのパクリまでやるのか、などと叱らないでくださいましm(__)m)
それはともかく、こうしてルネとルッキオは日に日に成長してゆきました。 しかし、大きくなるにつれ、2匹に対する風当たりも強くなって来ました。 「あの狼共はなにもせんでメシばかりくうとる」とか、「あのゴクツブシめが」とか、さんざんです。 村人から文句を言われる都度かばっていたのは、無論ナウシカでした。 なんとも肩身の狭いことではあります。
そんなある夜のこと・・・ 風の谷の衆は洞窟でぐっすりと寝こんでおりました。 その時早くかの時遅く、洞窟の入口に怪しい影が・・・ これなん恐るべきサーベルタイガーであります。(3万年前の当時、中央アジアにサーベルタイガーが存在したのか? というツッコミはなしね(^^;)
ランランと光る眼、ぐわっと開いた大きな口。 そろりそろりとサーベルタイガーは洞窟に忍び寄ります。 入口に一番近い者迄後僅か、ジャンプ一番サッャ鴻Iリンピック金銀銅のメダル揃い踏み、という瞬間、「うーぎゃんぎゃん」「わおんわおん」とけたたましい吠え声と同時に、平原の王者に挑みかかる二つの小さな影。
サーベルタイガーはさっと退きました。 勿論こんなチビが浮「わけではありません。 しかしこの騒ぎで人々が気づいてしまったので、もう不意打ちはできません。 ならば無駄な争いは避け又の機会を待とう、というわけです。
ともあれ、これで村の衆の危機は救われました。 勿論ルネとルッキオの評価も一変しました。 これまで役立たずゴクツブシとののしっていた人も、手のひらを返したように、二匹を褒めそやしました。
そして数日後に、彼らの存在を更に強く印象づける事件が待っておりました。
風の谷の衆は又狩りに出ました。 この日も例によって獲物は全くありません。 「又ボウズかい。 しょうがない、今日はこれで帰ろう」と帰りかけた時、ナウシカが言いました。 「この子たちに手伝わせたらどうかしら?」
「このチビスケに? そりゃ無理というもんじゃ」
「こやつらではネズミ一匹捕まえられんよ」
「いくらサーベルタイガーを撃退したとは言っても、それと狩りとは別ものでしょうが」
村人は相手にしませんが、とはいえここで二匹を試してみても別に損はありません。
「ふんじゃやってみっか」 というわけで、ルネとルッキオが放たれました。 そして待つこと数分。
「やはり無理じゃったのう」と人々が諦めかけた頃・・・
前方の草むらから出るわ出るわ、獲物が後から後から飛び出して来ました。 その後ろからはルネとルッキオが吠えながら追い立てております。 大猟も大猟、今まで経験したことのない大猟です。
山のような獲物を担いで家路についた風の谷の衆に、他の部落の人々はびっくりびっくり。
「おーい、風の谷の衆。 なんであんたの所はそんなに大猟なんだ?」
「実はこれこれこういうわけで・・・」
「ほえーー、そういうことかい。 で、その狼みたいなチビどもは何という生き物じゃい?」
族長のジル「うーむ、実は未だこいつらには生き物としての名前をつけていなかった。 では、ここでわしが命名しよう。 さて、なにがいいかのう・・・ おおそうじゃ! こやつらは
「いぬと困る」から「イヌ」と名付けよう」
さあて皆様方よ、これぞ「犬」という名前の濫觴でございます。 ご静聴ありがとうございました。 お後がよろしいようで・・・
といったようなことが、犬としての起源ではないかと私は想像している。 (アニメ仕立てについてはご勘弁をm(__)m)