L.A.Noire PS3版開始。
1940年代のLos Angelesを舞台に、海兵隊帰りの青年が警察に入り、様々な事件を解決して行くという内容で、GTAやレッドデッドリデンプションなど数々の名作を作ったテイクツー社(ロックスター)の作品である。
このゲームは発売前には大いに期待されていたが、発売後には「ガッカリ」とか「期待はずれ」という評価が多く出て来た。 その理由は自分でプレイしてみて理解できた。
まず、40年代後半のロスアンジェルスの情景を、史実に忠実且つ詳細に描いたということだが、それほど詳細とも史実に忠実とも思えないのだ。 私は当時のロスを実際に見たことはないのだが、当時を描いた映画や写真で見た限りでは、このゲームで描かれた内容とはかなりの違いがあるように見える。
次に、人間の微妙な筋肉の動きをゲームで再現し、感情の表れを顔の表情としてリアルに表現しているということだったが、画面を見る限りこれまでのゲームとそれほど変わりないように思える。 むしろ顔の部分的な動きがややオーバーに表現され、違和感を覚える。
更には移動にはショートカットがなく、必ず車で移動しなければならないのが面唐ナある。 相棒に運転を任せることはできるが、そうすると移動中にしばしばある突然の捜査命令(要するにサブタスク)を受けられないというデメリットが生じる。
実際のプレイではこの移動は非常に面唐ナ煩わしい。 せめて相棒の運転でもサブタスクを受けられるようにして欲しかった。
尋問のシーンでも目新しい点は全くなく、通常の探偵・警察ものゲームと大きな違いは見いだせなかった。
そして、各事件が内容的に大きな相違がなく、どれも似たような印象を受けることだ。 これはアドベンチャーゲームとして、特に捜査系のゲームとしては致命的な弱点であり、最も不満な点である。
事件の大半は当時のロスアンジェルスで起こった現実の事件をモデルにしているそうだが、単調な原因はそのせいかもしれない。 現実の事件は小説や映画などのフィクションでの事件と異なり、えてして単調というか型にはまったものが多いからである。
「事実はゲームより奇なり」というのは、現実にはあてはまらないことわざなのである。
1940年代のLos Angelesを舞台に、海兵隊帰りの青年が警察に入り、様々な事件を解決して行くという内容で、GTAやレッドデッドリデンプションなど数々の名作を作ったテイクツー社(ロックスター)の作品である。
このゲームは発売前には大いに期待されていたが、発売後には「ガッカリ」とか「期待はずれ」という評価が多く出て来た。 その理由は自分でプレイしてみて理解できた。
まず、40年代後半のロスアンジェルスの情景を、史実に忠実且つ詳細に描いたということだが、それほど詳細とも史実に忠実とも思えないのだ。 私は当時のロスを実際に見たことはないのだが、当時を描いた映画や写真で見た限りでは、このゲームで描かれた内容とはかなりの違いがあるように見える。
次に、人間の微妙な筋肉の動きをゲームで再現し、感情の表れを顔の表情としてリアルに表現しているということだったが、画面を見る限りこれまでのゲームとそれほど変わりないように思える。 むしろ顔の部分的な動きがややオーバーに表現され、違和感を覚える。
更には移動にはショートカットがなく、必ず車で移動しなければならないのが面唐ナある。 相棒に運転を任せることはできるが、そうすると移動中にしばしばある突然の捜査命令(要するにサブタスク)を受けられないというデメリットが生じる。
実際のプレイではこの移動は非常に面唐ナ煩わしい。 せめて相棒の運転でもサブタスクを受けられるようにして欲しかった。
尋問のシーンでも目新しい点は全くなく、通常の探偵・警察ものゲームと大きな違いは見いだせなかった。
そして、各事件が内容的に大きな相違がなく、どれも似たような印象を受けることだ。 これはアドベンチャーゲームとして、特に捜査系のゲームとしては致命的な弱点であり、最も不満な点である。
事件の大半は当時のロスアンジェルスで起こった現実の事件をモデルにしているそうだが、単調な原因はそのせいかもしれない。 現実の事件は小説や映画などのフィクションでの事件と異なり、えてして単調というか型にはまったものが多いからである。
「事実はゲームより奇なり」というのは、現実にはあてはまらないことわざなのである。