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S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 3759 続・御神楽少女探偵団

2020-04-29 09:23:00 | ゲーム S.T.A.L.K.E.R.

御神楽少女探偵団その30

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生き人形をクリアした所からである。

この生き人形は、筋の運びが強引で現実離れしているため、ともすると白けてしまう。

次の「さ・よ・な・ら」で、このシリーズを打ち切りにしたのは、正解だったと思う。

というわけで、こちらも少しばかり飽きてきたこともあり、最終話「さ・よ・な・ら」は、かなり端折って書くことにした。

■さ・よ・な・ら 前編 捜査編1

突然けたたましい悲鳴が、事務所に響き渡る。

千鶴の悲鳴である。

「あた あた あたっちゃった!」 

どこかぶつけたのかと心配する巴に千鶴は、

「こないだ出版社に送った探偵小説を、出版してくれるんだって!」

これで千鶴は一躍名士の仲間入り・・・とまではいかないが、小説家の仲間入りとなる。

その内容は、この御神楽時人と少女探偵団をモデルにしたものだという。

喜ぶ一同の前に、突然現れた男がいきなり時人に同行せよと迫る。

軍人らしいが、あまりにも無礼な態度に怒りを顕わにする一同。

しかしともあれ、時人は同行して話を聞こうと答えたのである。

陸軍省情報部では、志田数馬という陸軍中尉から、ある非常に高価な仏像を満州に送るのだが、どうもその仏像を狙っている怪盗がいるらしい。

なのでその仏像を無事送り届けるために、護衛をして欲しい、というのがその依頼だった。

怪盗に興味を覚えた時人は、その依頼を引き受けることにした。

一週間後、時人と三人娘は横浜港の第五桟橋から、民間の旅客船黒潮丸に乗り込んだのである。

前甲板では、義手義足の老人と出会った。

一等客室の二号室には、志田中尉がいて、軍の輸送艦を使わず、民間の旅客船にしたのは、一種の偽装計画だそうだ。

民間人らしき人物も乗っていることを尋ねると、この船は表向きは苧ム会の貸し切り船ということになっているらしい。

苧ム会とは美術商の親睦団体で、「苧ムの清談」から名前を取ったということである。
一号室には、今回の仏像輸送計画の責任者である、畑中秋之介中佐がいるが、先程の老人たちと話していた。

畑中中佐は、最終目的地の奉天までは同行してもらうつもりだと言う。

5号室にいる美術商の兵藤茂徳は、時人のことを知っているようだ。

そのことを聞くと、「ああ、それは当然だろう。君達を今回の計画に推薦したのはわしなんだからな。」と言うのだ。

しかも巴達のことまで知っているのだ。

「当然だろう。わしの仏像の護衛にあたる人間だ。ちゃんと君達の事務所の事は事前に一通り調べさせてもらったよ。」ということだった。

二等客室の三号室には利根川がいた。

仏像は特別船倉に保管してあるとのことで、時人が一応見ておきたいというと、上官の志田中尉と畑中中佐の許可を得た上で案内してくれた。

仏像は「阿弥陀如来像」と言い、30センチ程の意外に小さいものだった。

よい出来映えの仏像ではあるが、とてもそんなに価値のあるもののようには見えないのだが・・・

後甲板に上がると、なんと美和がいた。

そう言えば、美和も美術商だったことを、一同は思い出したのである。

美和は、時人の事を兵藤さんに教えたのは、私だと言う。

そして一行は夕食会のパーティホールに行く事になった。

人百倍食い意地の張っている巴は目を輝かし、一目散にパーティホール目指して駆けだした。

そして巴が隣の美和の和食膳に、物欲しそうに目をやっていると、突然悲鳴が響いてきた。

■さ・よ・な・ら 前編 捜査編2

翌朝、三人組が起きると、時人は船酔いでこけているらしい。

昨夜の被害者は、久下直人という苧ム会所属の美術商だが、仏像は被害にあっていない。

現場のパーティーホールには白衣の男がいて、何か調べている様子である。

彼は高柳紀久男と名乗り、医師だそうだ。

そして志田中尉の依頼で、犯行に使われた毒物を調べているという。

医務室に行って高柳に尋ねると、ろくな機材もないのでネズ公を捕まえて貰い、食材を食べさせてテストしたそうだ。

それによると、奈良漬の中に毒物が混入されていたようで、どうやらジギタリスの中毒症状と思われるとのことだった。

そして、検死は一応完了したから、。パーティホールは自由に調べてよいと言う。

パーティーホールでは、美和の食べていた和食膳は、奈良漬が半分ほど食べられていたが、美和には全く異常がない。

犯人は久下の和食膳にのみ、毒物を混入したらしい。

調理室では、志田中尉らが関係者を集めて調査していた。

中尉の話では、毒物を混入するチャンスは昨日の日中だけたらしい。

奈良漬は日中に、それぞれの皿に盛り付けられ、冷蔵庫に入れられていた。

調理室は、日中は人が少なく、冷蔵庫は誰でも空けられる状態だったそうだ。

しかし、冷蔵庫の中のどの皿が誰に配膳されるかということは、その辞典ではわからなかった。

夕食前は、調理室には多くの者が出入りしていたので、怪しまれず毒を混入するのは難しかったようである。

三号室の浦安蔵人に話を聞くと、久下は和食党で、犯人はそのことを知っていて和食に毒を混入したのではないかというのだ。

五号室には兵藤と書生の高来がいるが、事件については何も知らないようだ。

二等客室の八号室には美和と藤堂がいるが、夕食前に遠峰の秘書の中村が、苧ム会関係者全員に夕食は和食か洋食かを、聞いて周っていたそうだ。

後甲板には利根川がいるが、これも特に話はない。

前甲板に行くと、中村武一がいて、克己と二人で苧ム会の人々の注文をとったと言う。
また、その注文票は他の者には一切見せず、そのまま調理室に届けたそうだ。

しかし、この殺人は不確定な要素が多すぎる。

特定の人物に毒を飲ませるつもりなら、もっと確実な方法がある筈なのだが・・・


御神楽少女探偵団その31へ続く



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