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S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 4882 YU-NO

2023-03-28 16:47:45 | 日記


YU-NO その2


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これが神奈エンドだが、その後一旦ゲームを終了し、「マップとアイテムはそのまま」でやり直す。


スタートは三角山だが、自宅に帰り父の書斎に入ると、梁の上に手記があり、それを読む。


広大はある時社で金髪の若く美しい女性を発見し、ケイティアというその女性の戸籍を「惠子」して作り結婚する。


やがて生まれた子供がたくやである。


宝玉を全て回収し、8つ揃ったら社に行くと、穴が開く。


洞窟に入ったら、前へ5回 → 二股右 先へ 二股左 →先へ2回》で小部屋にたどり着いた。


ここでは王の名の入力が要求される。


これは。左上の数字から順に、


1 2 2 1   4 3 6 6   3 4 2 1


3 4 2 1 0   1 0 2 4 3  1 2


と入力する。


と・・・・・・


たくやは何処とも知れぬ美しい森の中にいた。


異世界である。


たくやはここで「セーレス」という少女と出会い、共に行動することとなった。


管野は蛭田にエルフ入社を勧誘された時、80日間というシナリオ製作期間に驚喜した。


これはシーズでの2.30日間の2倍以上で、管野はせっせと書きまくり、気がついた時には80日の大半を使い尽くしていた。


なのに今だ異世界に入ったばかりの所なのだ。


本来は異世界編をメインにするつもりだったが、とてもそんな時間はない。


泣く泣く現世編をメインとし、異世界編はばっさりと切り捨てて簡略化したのである。
異世界では、たくやは何処とも知れぬ世界に居た。


やがて一人の少女と出会うが、言葉が通じず、面倒至極な問答の末、「セーレス」という名前だけはなんとか聞き出せた。


セーレスと共に、このどことも知れぬ世界を彷徨い、やがて一軒の家に辿りついた。


そこでは女性の騎士と出会い、やがてそこにセーレスと共にいつき、子どもも生まれた。


その娘の名前は・・・


ユーノ(YU-NO)である。


4年後、帝都の近衛兵が現れ、セーレスを連れ去ろうとするが、セーレスは舌を噛んで自害する。


数日後、たくやとYU-NOは復讐のため帝都へ登ろうと、砂漠を越えて行く。


砂漠では渇死寸前となったが、運良くお決まりのオアシスを発見、近くにある神殿を調べることになった。


神殿では兵士に捉えられ、政治犯収容所に送り込まれたが、地震に紛れて脱出し脱出し、別の神殿では宝玉がはめ込まれたリフレクタを発見した。


到着した帝都は寂れに寂れていた。


しかし巡回の兵士はいるし、巫女と自称する女もいたが、たくやはどこかで見たような感じをうけた。


地下道におりて進むと。その奥には鎖で拘束された龍造寺がいた。


龍造寺からは、先程の巫女はユーノだが、巫女の条件として心を献上したことを教えられた。


そのため、先程会った時はたくやのことを記憶していなかったのだ。


巫女ユーノはこの先の階段を登った所にいて、神帝は毎朝そこを見て回るそうだ。


円形の金属の部屋で、中央には透明な円筒形があり、中には赤く光る玉が入っている。


そこへ誰かが入って来た。


「パパッ!」


ユーノだった。


しかも、たくやを父と認識している。


YU-NO その3へ続く





S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 4881 YU-NO

2023-03-28 16:45:45 | 日記


YU-NO その1


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一般的には「YU-NOC(ユーノ)」と呼ばれるこのゲームは、「この世の果てで恋を唄う少女」がメインタイトルであり、「YU-NO」はサブタイトルとされている。


メインタイトルがやたら長いので、DO 「YOU KNOW?」 と言われるのだろう。


元々は1996年発売のPC98用ゲームだが、稀代の名作故に、PS4やスイッチ、サターン、Windowsリメイク版など、各種コンシューマーメディアに移植されている。


最初にプレイした時には、「こんな凄いゲームは見たことがない!」と驚嘆したものだ。


「A.D.M.S(アダムス)」と呼ばれる、「Auto Diverge Mapping System(オート分岐マッピング・システム)」を使用し、パラレルワールドを渡り歩く。


主人公は「有馬たくや」で、他に様々なヒロインが登場する。


イブ始めデザイアやゼノンなどの名作で名を売った「管野ひろゆき」は、エルフの蛭田昌人に勧誘され、蛭田と1作おきに製作するとの話でエルフに入社した。


これはいわば、飛車角金銀が全てダブルで存在すると言う状態であり、エルフはもう怖いものなしじゃないかと感じた位だ。


始めてPC98でプレイした時には、驚嘆の一言に尽きる状態だったが、現在プレイしてみると、プロローグが特に冗長且つ単調であり、退屈さえ感じてしまう。


20数年の歳月はこちらの感覚さえ変えてしまうのである。


そしてようやく海辺の三角山のシーンまで辿りついた。


ここからがYU-NOの本番である、


三角山の麓には、通称「社」と呼ばれる2つの巨岩があり、碑文まで刻まれている。


碑文はおよそ400年程前のものらしいが、日本語ではない。


ここでたくやは不思議な少女と出会うが、その少女はいつの間にか消えてしまう。


自宅に戻ると小包が届いている。


中には丸い鏡と玉がはまった得体の知れないものが入っていた。


そしてもう一つ、父からの手紙も入っていた。


それには「過去から現代、未来へと続く道は、一つだけではない。


時間は可逆であるが、歴史は不可逆である。」


級生の澪は市長令嬢なのだが、学校の掲示板に記載された暴露記事に傷つき、三角山の洞窟に進入する。


洞窟では、最初の最初の分かれ道を右へ、次の分かれ道は左へと進む。


これは澪ルートだが、亜由美編などを経た後で、神奈ルートにしてみた。


これがYU-NO現世編のメインルートであり、異世界への入口である。


学園の生徒には、「神奈」という風変わりな女生徒がいるが、あまり評判はよくない。


異性関係が放埒で、しかも転校を繰り返しているのだ。


しかしたくやは何時しか彼女にのめり込んでいき、彼女の真実を知ることとなった。


母と二人の幸せな少女時代、母の死後、生活費を得るために身体を売ったこと、そこへ有馬広大夫妻が現れて保護されたこと、そして彼女達は成長が遅く、寿命は数百年であることなどである。


死んだとされているたくやの父広大は、神奈を支援し、「8つの宝玉が揃えば私に会えると、あの直情バカに伝えて欲しい」と言ったそうだ。


この後は超念石で生き返った神奈とたくやは結婚し、幸せに過ごす。


YU-NO その2へ続く



S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 4880 イブ

2023-03-15 16:27:35 | 日記


イブ その3


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隣の部屋では護衛がナイフで殺されているが、電話の呼び出し音に気を取られて、背後から襲われた。


気がつくと完全に拘束されているが、誰かが入って来て、拘束を解いてくれた。


女性でそれも美人である。


彼女は真弥子を守ってくれた礼を言い、アクアと名乗って去って行った。


外に出ると、そこは船の上だった。


船尾から右廊下に回り、開いているドアから入ると、戸棚にディープの死体があった。


首を真一文字に切られている・・・


そこへ誰かが入って来た!


入って来たのは本部長たちで、結局無罪放免となり、サンマンションに戻ると、弥生とプリンに出くわした。


プリンは依頼人だと弥生は言うのだが?


12月7日 まりな視点


翌朝まりなはヘリでトリスタン号を追う。


真弥子が国王となるか、プリシアが戴冠するかで、政府の対応も変わる。


プリシアが国王になれば、御堂も逮捕できると本部長は言うのだ。


そして最優先の任務として、非公式にμ101の取得となった。


ようやくトリスタン号にヘリは到着、プリシアの部屋に招かれた。


ここで12月7日 小次郎視点となる。


ロープ伝いにトリスタン号船内に入れたが、肩を撃たれてしまい、機関室に逃げると、真弥子と会う。


真弥子は傷の手当てをしてくれ、食べものまで運んできてくれた。


機関室に戻ると、御堂が女性と話しているが、険悪な様子である。


その女性の後をつけると、部屋に入ったがそれはアクアだった。


しかも彼女はエルディアの首相だそうだ。


戴冠式では、司会役の御堂がプリシアと真弥子を紹介するが、真弥子は国璽をプリシアに渡し、私は小次郎と結婚すると、発表したのだ。




12月7日 小次郎視点


船尾にいくと真弥子が居る。


真弥子は国王即位は辞し、国璽はプリンに渡すと言い、「私と結婚して!」と迫る。


このシーンでは「結婚しない」を選んでも、「なぜか俺は逆の答えをしたいと思っている」となり、選択できない。


結局「結婚する」ということになってしまう。


アクアの部屋に行くと、バスルームでアクアが死んでいた。


ナイフで喉をひとつきにされている。


右手の近くには血文字で「d」と書かれているが、これはダイイングメッセージなのだろうか。


そこへ真弥子が入って来て、死体に気づくと悲鳴を上げて逃げ出した。


その悲鳴を聞いてゾロゾロと人が集まってくる。


慌てて機関室に逃げこむと、銃声と爆発音が聞こえてきた。


小次郎は頭を打って倒れ、気がつくと床が傾いていて、壁を叩いても反響がない。


どうやらここは海底らしい。


ここで又まりな視点となる。


アクアの部屋にはアクアの死体があり、本部長から無線で連絡が入るが、テラーというのは個人名ではなく、実体はないとのことである。


テラーとは旧エルディア情報部の実行部隊であり、御堂の指揮下にあったらしい。


さらには、御堂は外交官特権はなくなったので、逮捕せよというものだった。


この船をコントロールするには、左廊下の下にある第二機関室からできるとのことで、そこに行こうとすると、御堂が現れ、プリシアを楯にとる。


まりなは撃とうとするが、万一外れた場合プリシアに当たる恐れがあり、発砲の決断ができない。


そこへ都合良く(作者には)桂木が現れるが、しかし、御堂は隙を見てプリシアを連れて逃げ出す。


とある船室まで追いかけると銃声が聞こえた。


鍵を撃って中に入ると御堂が死んでいて、その傍にはプリシアが茫然と立ちすくんでいる。


そして爆発音が聞こえた。


御堂は自身の心臓のパルスで感応する爆発物をしかけていたらしいのだ。


船は傾き沈みかけているようだ。


第一機関室から進み、小次郎と真弥子を発見、合流したが、又も爆発が起きる。


真弥子の姿はなぜかプリシアそっくりとなる。


ここで画面はいきなり事件回想と犯人入力となる。


犯人は、最初の一人を除いて、このゲームの「真の」主人公が正解である。


御堂真弥子の正体は、亡くなった国王の脳を移植して、プリシアの遺伝子から作られたクローンだったのである。


国王は自分が死んだ後でも、自らが国を支配し続けたいために、わざと自分をテラーに暗殺させたかのようにみせかけ、命を絶つ。


そして、真弥子を王の隠し子として、エルディアに君臨させるつもりだった。


ラストシーンは、女王となったプリシアが、エルディアの王城で執事と語るシーンで、プリシアは真弥子が望んだのは、みんな笑って欲しいということだと語る。


透明の棺に眠る真弥子、「生誕」後僅か1年の生涯を閉じたのである。


こうしてこのゲームは終わる。


蛭田昌人が管野ひろゆきをエルフに招聘したのも、このイブをプレイしたことによるものではないかと、憶測している。


最初にプレイした時程の衝撃はなかったが、無駄なセリフが多いことを除けば、発売後20年経った現在でも充分面白く、やはり歴史に残る傑作だと思う。


ただし、LOST ONE始めEVE ZEROなどの続篇は駄作であり、マニアックなファンは「ニセイブ」などと呼んでいる。


次回からは管野シナリオのYU-NOの予定



S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 4879 イブ

2023-03-13 18:21:45 | 日記


イブ その2


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ここでまりなシナリオに切り換えるが、これは単にスタート画面で「まりな編」を起動するだけであり、いつでも可能である。


ザッピングの目安は、現在のシナリオで何をしても変化がなくなったあたりなのだろう。


まりなはエール大使令嬢の「御堂真弥子」の護衛を命じられたが、表向きは専従講師となっている。


しかしここでイブHDIに奇妙な障害発見。


一度でもまりな側のセーブ欄2にセーブすると、次回ロード次に画面が異常となり、全てのデータがロードできなくなる。


前回プレイ時のデータ欄でも、まりな側2番にデータがないのは、そのためだろう。


うっかり又々これをやってしまい、前回のデータを発見、これにANEX86セーブからロードしてセーブ(勿論1番データ)、これでなんとか進行できるようになった。


やれやれホッ・・・


沈没船内のデータはそのまま放置、かなり前から再開した。


その後孔も二階堂も殺され、そして真弥子は衝撃の告白をする。


昔エルディアの国王が側室を妊娠させたが、その女性は王宮から逃げ出し、出産した。


その後その女性は私の父と結婚した・・・


つまり、真弥子はエルディアの王女だったのだ。


まりなは本部でり、公安DBMSにアクセスすると、他の者も同時にアクセスしているようである。


同時刻に、小次郎が恭子のハックによりdmbsにアクセスしていて、このシーンでは二人のザッピングのタイミングが非常に難しい。


これもなんとかクリアし、そのデータを見ると、日本政府がエルディアに多額の資金を援助しているなどと、いうものもあった。


ログには、Cプロジェクトいうものがあり、「新たな頭脳の計画」らしい。


「陸幕2部では研究成果「μ101」の収集に全力を注入」という記述もある。


その後には、「その資料を持ち出した旧エルディア情報部の割り出しを、エルディアの首相に依頼」というものもあった。


ここでまた小次郎視点である。


大使館では机の引出から、エルディア科学局・報告書を発見、その報告書には「新薬には欠点があり、長期間服用すると自律神経に異常が発生する」とある。


ところがそこで御堂らに見つかり、4階からプールに飛び降りて。怪我もせず9無量大数死に1μミクロン生を得るという、「まるでゲームみたいな」冒険をした。


倉庫街に戻るとプリンを発見、彼女の主人の処に行くことになった。


場所はホテルの1420号室である。


ここでまたザッピング、まりな視点となる。


弥生からの情報で、あまぎ探偵事務所に行って見たが小次郎は見あたらず、不在のようである。


プリンセスホテルでは、二人組の銃を持った男に挟まれて連行される茜を発見、彼らは黒い外交官ナンバーの車で走り去っていったが、いかなる神の計らいか、「偶然通りかかった」タクシーを拾って後を追うと、再開発地区の廃ピル近くで車は停まった。


その廃ピルには真新しいパラボラアンテナが設置されていて、中に入ると鈴木と遭遇、ここは旧エルディア情報部のアジトだという。


そして捉えられている男は小次郎だった!


又小次郎にザッピング。


ホテルの1420号室では、椅子に座った女性がいるが、声をかけても全く反応がない。


近寄るとそれは人形であり、プリシアと名乗る女性が現れ、私は正当な王位継承者だと言うのだ。


彼女はプリンであり同時にプリシアであると話し、プリンは彼女の性格の一つだそうで、その性格の変化は、あの暗号を語って聞かせると起こるのである。


また、写真の原板、シルクスクリーンはエルディアの国璽とのことである。


そして敵対する勢力はその国璽を取得して、真弥子を王位継承者とするつもりとのことである。


敵が侵入し銃撃戦となるが、プリンは逃がしたものの小次郎は捕らえられ、廃ビルに監禁される。


自白剤をうたれるが、鈴木に助けられ、事務所に戻った。


鈴木は本名桂木、弥生の父親であり、同時に御堂、ディープと共にエルディア情報部の三本柱だった。


そしてとある女性との間にシリアが生まれた。


弥生とシリアは異母姉妹だったのだ。


桂木は解毒剤をうってくれたが、回復時には様々な幻想が現れる。


弥生、二階堂、茜、プリンなど様々な人々が、入れ替わり立ち替わり小次郎を幻惑する。


翌日12月7日、回復した小次郎はトリスタン号へ潜入を企てる。


ここでまりな視点に変わる。


12月6日である。


鈴木(桂木パパ)と話し、鈴木は小次郎たちの救出に、まりなは鈴木の車でディープを追跡することとなった。


ディープはホテルのロビーに入って行く。


隣の部屋を借りて盗聴器をセットすると、隣室の声が途切れ途切れに聞こえてくる。


そしてガラスの割れる音と銃声が響く。


イブ その3へ続く



S.T.A.L.K.E.R.最高齢プレーヤーHalのゲーム日記 4878 ゼノン/イブ

2023-03-12 16:22:24 | 日記
ゼノン/イブ


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このゲームは、複数の断片的なシナリオを進めて行くと、次の新しいシナリオがオープンされ、今のシナリオを終えるとそのシナリオがプレイできるという、変わったシステムになっている。


ところが、開始した時点で、既に第1シナリオはプレイしたことになっているようで、そのまま開始すると第2シナリオとなってしまう。


スタートである第1シナリオをプレイしておかないと、その後のつながりが理解しにくいのではないかと思うが、プレイしたシナリオが何番であるかは、当該シナリオの最後にならないと表示されないのだ。


それだけではなく、7つある展開されるシナリオそのものが、まるで面白くないものが多いという、致命的欠点がある。


数ある管野シナリオのゲームの中でも、ゼノンの評価はまるで芳しくないのも、そのためだろう。


第2シナリオでは、主人公コウジは宇宙大海賊である。


第3シナリオでは、第2次衛星調査隊の唯一の生き残りということになっているが、このあたりから俄然面白くなってきた。


但し、頻繁に視点が変わり、しかも時系列まで変わるので、話の内容が理解しにくい。


女医凉子の診療を受ける主人公「宏治」、そして遙か未来の荒廃した惑星、そこには先史時代の遺跡が残されていて、「コウジ」とファルはその遺跡を探索し、そこが未来の地球であることを知った。


そしてそこに精子と卵子をレトルトに残した・・・


実はこのシナリオがメインの第1シナリオだったのだ。


全体のお話のラインは、ここでほぼ語られているので、後のシナリオはどうしても蛇の足的なものになってしまう。


第4はくだらなすぎて書くこともない。


第5は、宏治とコウジが宇宙船の工場で交情をかわし、向上していくという麗しい口上が聞ける。


これはドリーム3とされている。


ところが次のシナリオもドリーム3だった。


はて?・・・


しかしその次は新しいシナリオとなったが、その又後は全て既出のシナリオばかりで、最後の2つは出て来ない。


同じシナリオの繰り返しで嫌気がさし、ゼノンは終了とした。


これで手持ちのゲームはほぼ無くなり、耳タコ目タコの「イブ」に転進した。


菅野ひろゆきは、デザイアやゼノンでもそれなりの評価を得ていたが、シナリオライターとしての最高クラスの知名度を獲得したのは、このイブ「EVE burst error」である。


私立探偵・天城小次郎と国家エージェント・法条まりなの2人の主人公を、ザッピングで切り換えて進行させる、「マルチサイトシステム」がウリである。


このイブで管野ひろゆきは一躍人気シナリオライターとなり、イブも続篇が多数発表されたが、管野シナリオは最初のEVE burst errorのみで、他は全て別人のライターとなっている。


ビンボー探偵の「小次郎」は、エルディアの在日本学校校長「孔」の依頼で、消失した絵画を探し出した。


ほぼ同時期に、事務所近くで不良に襲われていた少女「プリン」を助けたが、プリンはそのまま居候として事務所に住みついてしまう。


ところが、その後孔の所に行くと、二階堂とすれ違い、痩せた男が首を切られて死んでいる。


そして殺された痩せた男が真実の孔だということが判明し、二階堂は指名手配された。


これまで孔だと思っていた、あの太った男はニセ孔だったのだ。


ここまでプレイしてきて、改めて管野氏の才能に驚嘆した。


大ヒットし、続篇がわんさと作られた(但し続篇は全て非管野シナリオ)のも、当然だろう。


そしてついに破局が訪れた。


桂木探偵事務所に行くと社員は一人もおらず、奥の部屋では弥生が酔いつぶれていた。


なだめすかして話を聞くと、社員は全て退職し、二階堂はプリンセスホテルで自殺したそうだ・・・


暫く姿を消していたプリンを波止場で見つけ、話を聞くと彼女はある高貴な人の侍女らしい。


プリンはその貴人とはプリンセスホテルで会えるというので、二人はホテルのVIPルームへ入った。


そして、その部屋に入るとプリンは2つの人格に分離した。


一人は今までのプリンそのもの、もう一人は・・・


エルディア王国の王位継承者の「プリシア王女」であった。


孔の絵はエルディアの国璽であり、改革派は御堂真弥子を国王とするために、あの絵(国璽)を欲していたのである。


小次郎は改革派に襲われ、あわやという時にある人物に助けられた。


その人物とは、死んだと思われている桂木と、一級捜査官北条まりなである。


九死に一生を得た小次郎は、港のエルディア船籍の客船「トリスタン号(トリスタンとイゾルデのトリスタンである)」に潜入するが、そこでは御堂真弥子始め、弥生、エルディア首相のアクア、などがいる。


しかし、突如船は沈没、小次郎と真弥子は船内に取り残される。


実はこれは進めすぎで、後のプレイでは小次郎編はずっと前から再開した。


イブ その2へ続く