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業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その129 超越的存在編

2010-01-31 09:40:00 | ノンジャンル
映画「2001年宇宙の旅」は史上最高の映画である、と私は今でも信じている。 テーマは「生物と超越的存在」、或いは「知性とその知性を遙かに上回る超知性との関わり」とでも言えばいいのだろうか。 クラークの小説で言えば「幼年時代の終わり」ともかぶってくる内容だ。

クラークの小説版もSF史上希に見る大傑作で、映画と小説が共に傑作というのは滅多にない。 殆どの場合、小説の映画化はあまり芳しくない出来になるし、ノベライズとなれば駄作とほぼ相場が決まっている。

もっともこの「2001年宇宙の旅」は、小説の映画化でもなく、映画のノベライズでもないという特異なケースである。 映画(のシナリオ)と小説は同時進行に近く、キューブリックとクラークがシナリオについて議論を交わした後に、それに基づいてクラークは小説の進める(但し議論の通りではなく)という状態が続いたそうだ。(「失われた宇宙の旅2001」より)

この映画、解釈が多様にある、というか「なんだかよーわからん」という所が多い。 代表的なものは、モノリスに飛び込んだ後の数十分。 光の氾濫洪水に続いて中世的?な部屋が出現する。 振り返るとャbドがある。 そしてラストシーンは地球の俯瞰と空に浮かぶスターチャイルド。 ??? なんなんだこれは・・・

Halのもとい(私は反乱などしないぞ)、HALの反乱にしても映画では結局論理的な理由は示されないままだ。 その他首を捻る所は多々ある。 その点、小説では(全てではないが)、論理的な説明と解釈がなされていて、大分わかりやすくなっている。 このあたりは、小説の発表が映画の後ということも関係しているのかも知れない。

この映画のテーマは、一般的には「人類の進化と地球外生命の関係」などとされている。 しかし私には、少なくともクラークには「神の存在」という意識が強かったのではないかと思われる。 「幼年時代の終わり」とかぶる内容と書いたのも、そのためである。 「神」と書いて語弊があれば、「超超越的存在」としてもよい。 人類には永遠に手が届かぬ、超知性体との関わり。 そのようなものを感じるのだ。

キューブリック或いはタルコフスキーが、もし「幼年時代の終わり」を映画化したら、さぞ凄い映画になっていただろうと想像する。 だがキューブリックもクラークも既に彼岸へ行ってしまっている。 残念である。

ところでここ迄は、実は前振りなのだ。 



業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その128 がんは「におい」でわかる編

2010-01-28 10:35:00 | ノンジャンル

がんは「におい」でわかる?

(日経新聞広告より)

ほんまか?(笑)

「がんのにおい分子がつきとめられた」とある。 ひとかぎすれば、たちどころにがんの有無がわかる。 探知率100%! と、がん探知犬「マリーン」君(黒ラブ・年齢性別不詳)は断言している。

確かにがん患者には特有のにおいがあるようだが、それをかなり早期に、しかも他の原因によるにおいとは峻別して探知できるものか? 犬の嗅覚は人間の数十万倍と言われているから、あながちデマとばかりは言えないが、さて?

これがほんとなら、時間や費用のかかるめんどうな検査もいらないし楽でいい。 かわいいわんこのお相手をしていれば、それが即がんの検査。

これがほんとの「がんけん」だ。(´・ω・)⊃


全く関係なく脈絡もなく、唐突に宣伝

弊社ブランドろすくりの紹介記事が、真実以外に何ものも書かず、真実以外は何ものも読まない、権威(トワライ)ある「アンサイクロペディア」に掲載されました。

http://ja.uncyclopedia.info/wiki/Lost_Script

この記事が真実以外の全てを書き、真実以外のなにものかも書いていることは、このわたくしが役にも立たぬ保証をいたします。


業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その127 秋葉今昔編

2010-01-25 09:31:00 | ノンジャンル

最近は秋葉原へ行く頻度がめっきり減ってしまった。 一月に一度行くか行かないかという有様である。 勿論ゲームの発売日前後にはせっせと営業に回るが、それ以外では中々足が向かない。

秋葉へ行く頻度が最も高かったのは、700年代の後半から90年代半ばにかけてだったと思う。 88・98の時代である。 この頃は毎日のように秋葉原へ出かけていた。 特に買うものがあるわけでもなく、なんとなく秋葉の街を歩くだけだが、それでも何かが起こりそうな、何かがありそうな気配を感じていたのだ。 実際には何も起こらないし、起こる筈もなかったのだが・・・

その頃の仲間は、「パソコンネット」なる今はもう存在しないメディアの連中だったが、中には秋葉原への定期券を購入している猛者もいた。 当時のわくわくと高揚した気分は、今はもう味わえない。


始めて秋葉原へ行ったのは、昭和30年(1955年)頃ではなかったか。 当時私はラジオ少年(今は当然死語である)だったので、聖地秋葉原へ巡礼に出かけたわけだ。 私の家は秋葉原から歩いて15分足らずの所にあったので、歩いて通ったのだ。

当時はラジオデパートなどのジャンク屋以外のいわゆる「お店」は、「素人さんお断り」の問屋さんばかりだった。 無論家電量販店などというものは皆無で、メイド喫茶など夢の夢。 少しばかりくすんだ色の、高からぬビルが軒を連ねた、あまり見栄えのしない町並みだった。 「電気街」などという言葉も、その頃は未だ存在しなかった。

何時だったのかは忘れてしまったが、秋葉のジャンク屋(ラジデパだったかストアだったか)で大きな火事があり、何人か死人が出たことがあった。 その数日後にジャンク屋に行ったら、営業は再開していたものの、ショップの壁や階段回りが真っ黒に焦げたままであり、焦げ臭い臭いまで漂って異様な感じを受けたことを覚えている。

それが何時の頃か問屋さんが小売りもするようになり、あれよあれよという間に「電気の街」、「安売りの街」として(一部には)知られるようになった。 それが何時の頃なのか記憶は判然としない。 恐らくは60年代から70年代初めにかけてではないかと思う。 私が足繁く秋葉へ通うようになったのは、その頃からだった。

大型の量販店やそれより大分小さい趣味的な店舗が続々と開店し、表通りのビル、裏通りの小さなショップという図式が確立したのもこの頃ではないか。 それ以前からもジャンク屋はあったが、ジャンクではない普通の、それも高級な製品を扱う店が増えたのも、人を秋葉へ引き寄せる原因になったと思われる。

その後は多くの方々が知るとおりの秋葉原となっていった。 ジャンク屋の街から無線やオーディオショップの街へ、更にはパソコンの街へと、秋葉は変遷を繰り返す。
今や秋葉はパソコンの街ですらなく、巨大なエンタメの街へと変わってしまった。 街を行く人々も、遙か昔の商人から無線・オーディオのマニア、パソコンオタクと移り変わり、今やオタクどもを端へ押しのけて幼児を連れた家族が幅をきかす時代である。

70年代・80年代は幼児どころか女性さえ皆無に近かったのに、現在は街を歩く人の半分位は女性(それも若い女性!)である。 感無量・・・

今となって思うと、私に取って秋葉が一番楽しかった時代は、70年代後半から80年代ではなかったかと思われる。 無線やパソコン通信の仲間と肩を聳やかして練り歩く秋葉の街。 ジャンク屋を冷やかして親父と喧嘩したあの日。 郷愁の日々である。


業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その 文明の利器?編

2010-01-22 09:52:00 | ノンジャンル
文明の利器と言われるものがある。

実際に使って非常に有り難いものから、カッコだけで全く実用に適さないものまで様々だが、私にとっての最大の「文明の利器」はPCである。 

この全く実用性のない、世のため人のためにはまるで役に立たないブログを書くのにも、会社の帳簿をつけるのにも、クリエーターさんと連絡するのにも、全てこのパソコンを使用している。

なにより、そのPC上で動くゲームでメシを食っているのだから、あだやおろそかにはできない。 PCがなくなればたちまち飢餓状態となり、最後にはミイラになってしまう。 文字通り「これがなければ死ぬ」のである。 

で、私のPCは厳かに且つ恭しく神棚に載せてあり、毎朝お線香を上げその前で手を合わせている。


実用性の低いものの代表格が、「オール電化」とかいうキャッチフレーズの台所で、200Vの電気コンロというものがついている。 これが「清潔・安全・高効率」といううたい文句とは裏腹に、役に立たないしろものなのだ。

「理論的には」200Vのものはガスコンロと同等以上の火力がある、とマニュアルには書かれている。 しかし・・・ 現実にはコーヒー用のお湯ひとつ湧かすにもえらい時間がかかる。 蕎麦を茹でたり炒め物をしたりするとなると、火力不足の為に時間がかかり過ぎ、まずくて食えない蕎麦やもやし炒めができていまう。 カセットガスの方が遙かに火力が強くて使いやすいのだ。

これではとても「文明の利器」などと言えるものではない。 せいぜい「文明の鈍器」或いは「文明の豚児」というところだ。

前のマンションでも、エアコンの配置が悪かったせいか頭上ばかり暑くなり、足下が寒くてしょうがない、ということがあった。 設計者によれば、「理論的には」このエアコンには十分なカロリーがあるということだったが、現実に寒いものは寒い。 結局ガスのファンヒーターを使うことになったが、この方が遙かに暖かくランニングコストも安かった。

「理論的には」とか「文明の・・・」とかいうキャッチは、実際の生活には鬼門のようだ。



業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その 俺様パワードスーツ編

2010-01-19 09:32:00 | ノンジャンル
だいぶ前に「空想と現実の狭間は埋まるか?」と書いたが、その狭間は確実に埋まりつつあるようだ。 日経新聞に紹介されたパワードスーツは、医療用として既に試作品を医療団体などに貸し出しているそうだ。

このパワードスーツ、ハインラインらが考えた、筋肉の動きを単純に増幅するサーボ方式ではない。 なんと脳内の電気信号が伝わった皮膚の表面の電位差を、スーツのセンサーで関知し、同時にスーツをモーターで動かすという、「人の考えを読む」パワードスーツなのである。

宇宙の戦士での想定年代はいつだったか失念したが、22世紀か23世紀あたりではなかったか? それより遙か前にパワードスーツは実現してしまったのだ。 

これを作ったメーカーの名前はサイバーダイン社。 あのターミネーター様を製作した会社だ。 というのは無論嘘で、それは映画の中だけの話し。 実際には、筑波大学大学院の山海嘉之教授とその研究室の研究成果を、広く世の中に紹介するために作られた会社なのである。

http://www.cyberdyne.jp/

しかし、いかにもかっこエエ名前ですな。 どこかのエロゲーに出てきそうな会社名だ。 (すんません。 筑波大発のベンチャー様をつかまえて、エロゲーの・・・ 以下略)

しかもこのパワードスーツの名前がまたいい。 
良く聞け、皆の衆。 このスーツの名前は畏れ多くも「俺様」だ。 

つまり・・・

「Hal」様なのだ。 

http://www.cyberdyne.jp/robotsuithal/index.html
我が勇姿を見よ!

これが書きたくてつまらぬ文を長々と書いてしまった。