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業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その483 カメラの話し続きの続き編

2012-03-30 14:10:00 | ハードウェア
憧れだったライカはようやくM4を手に入れた。 更にお金に余裕が出来たその後には、M5 M3 M6とM形ライカを一式揃えてしまった。 この頃になるとライカも随分と廉価になり、国産よりちょっと(あるいはかなり)高いというレベルになっていた。

距離計式ライカというカメラは、純粋に写真を撮るための機械としては「非常に限られた条件でしか、その機能を十全には発揮できないカメラ」というのが実感だった。 要するに万能機ではないのである。

ストロボをたけない劇場内などの撮影とか対談での撮影とか、そのような限定された状況で撮影する機会が、一般人にどのくらいあるか。 広角レンズではピント合わせのしやすさと精度は、確かに距離形式に軍配が上がるが、その代償として限定された交換レンズとファインダーしか使えない。 つまりは「なんでも撮れる機械」ではないのだ。

ところが「信者」或いは「よいしょ業者」の中には、なんでも賞賛かんでも最高という連中がいて、ライカはなんでも最高、国産なんかという調子の連中が多かった。

私はライカの一眼レフも使ったが、はっきり言って写真を撮る機械としてはキャノンの方が遙かに優れていた(当時は)と断言できる。 

特にモータードライブやその他の付属機器がひどすぎた。 ごく普通の使い方で数ヵ月で壊れてしまい、まともに使える状態ではなかった。 カメラボディはそれなりに優れているし、レンズも良いものが多かったが、全体のバランスや使い勝手は国産カメラシステムと比べてかなり劣っていたと思う。


このような「よいしょ業者」はカメラに限らず、パソコンなどでも存在する。 Macは良いマシンと思うし、アップルも嫌いではない。 しかし、「Mac信者」は大嫌いである。

この連中も「なんでもマック かんでも最高」という点では、ライカ信者となんら変わりはない。 
 
何より、昔々始めて買ったMac(SEだったと思う)が実に不安定なしろもので、1.2ヶ月使っている内に指ではじくと電源が落ちるようになってしまった。 モニターと本体が一体の、デザイン的にはもっこりとした可愛いものだったが、この不安定さはMacとアップルに対する不信感を煽った。 

なにせ当時100万円近い価格だったのだ。 なのにこの不安定さはなんだ!というわけだ。 あるアップルショップの店員は、事ごとに98をけなしアップルとMacを賞賛していた。 この頃からこれらの「よいしょ業者」や「信者」に対する嫌悪感が強くなっていった。


閑話休題、カメラのお話しに戻る。

ハッセルも500CMとSWCを買った。(無論中古である) SWCのビオゴンの描写には驚天動地の感があった。 かなり古いものなので、レンズもマルチコートではなくシングルコートである。 にも関わらず、テスト撮影では逆光気味の曇りという悪条件でさえ、スッキリと抜けるような描写だった。 これがツァイスの実力かと感嘆した。

実力に問題があるのはそのカメラを使う方の人間で、こちらはいい加減且つ能力不足、そのため写真館まがいはお客さんの累計数約2名であえなく閉館した。


レンズというのは不思議なもので、現在に至るまで最高性能のレンズとなるとまずツァイスであり、日本のメーカーがいかに努力してもツァイスを抜くことはできなかった。 コンピューターを使ってのレンズ設計という時代に入っても、レンズの性能には数値以外のなにものかがあったようだ。

現在はツァイス自製のレンズは大型カメラなどの例外を除いて、民生用としては存在しないようだが、天体望遠鏡とかの特殊な分野では未だツァイスの名は輝いている。



業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その482 又もグーグルが編

2012-03-27 11:09:00 | ノンジャンル
Googleが又やってくれましたな。 

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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120325k0000m040095000c.html

Google検索の「サジェスト機能」が、個人のプライバシーを侵害していると、ある日本人が訴えた。

男性の実名を入力しようとすると、途中からフルネームとともに犯罪行為を連想させる単語が検索候補の一つとして表示され、それを選択すると男性を中傷する記事が並ぶという。 そのため勤務先を退職せざるを得なくなり、その後も採用が取り消されたり、或いは内定が取り消されたりしたそうだ。

米国のグーグル本社に表示差し止めを求める仮処分を申請し、東京地裁(作田寛之裁判官)が申請を認める決定をした。 しかし、米グーグルは「日本の法律で規制されない」と拒否した。

米グーグルは「単語を並べただけではプライバシー侵害に当たらない。単語は機械的に抽出されており恣意的に並べているわけではない」と主張。 「社内のプライバシーャ潟Vー(個人情報保護方針)に照らし削除しない」として、決定に従わないことを回答してきたという。

グーグル日本法人広報部の話 この件については現在、対応を検討している。
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Googleが又やってくれましたな。 こちらのネタが増えて有り難いが、このご本人にとっては「有り難い」どころか、一生の損失、大迷惑だろう。

つまりはこれがGoogleのャ潟Vーということなんだろう。 ツールバーのアップデートの件、個人情報の扱いの件、それに今回の事件、いずれも権力を持つ者の驕りとしか言いようがない。

日本人の訴えには耳を貸さないのに、アメリカでの申し出の場合は、検索に反映されるそうだ。

>「Google 宛に送られた法的要請に応じ、このページから 1 件の検索結果を除外
>しました。ご希望の場合は、***を除外するに至ったクレームを確認できます。」

とのこと。 随分と日本をなめてくれるもんだ。 日本のユーザーは怒りも不審も感じないのだろうか。

Googleのような巨大パワーに対して、権力を持たない個人に出来ることはただ一つ、「使わないこと」。 これしかない。

個人情報の件以来、私はGoogleツールバーもクロームも使用を取り止めた。

「いやなら使うな」は東電の得意技だが、Googleの場合はこれを逆手に取ろうぜ。(笑) まあ、所詮蟷螂の斧だけど・・・



業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その481 ツール これがなければ編

2012-03-25 10:33:00 | ハードウェア
というものを拾ってみたが、随分な数になる。 フリーウェア、シェアウェア、商品など種別は様々である。

MIFES WINFD WINFM Becky! UWSC 等定番のツールがメインである。 MIFESはDOSの頃から20年以上使っている。 2ストローク入力や各種文字コード設定、バイナリエディターとしても使えるなど、機能が豊富で使い安い。 

WINFDもDOSのFDの時代から数えると、やはり20年以上になる。 エンターのみで圧縮解凍が可能とか、利点は数多くあるが、残念ながら開発を終了して数年経っているので、ツールとしては力不足の所もある。

欲しい機能としては、フォルダの容量測定、プロパティの編集、ショートカットの作製などが是非欲しいが、作者は既に更新の意欲を失っているようなので無理のようだ。

MIFESもWINFDも動作が軽快で高速という所が気に入っている。 WORDやエクスプローラーに比べて段違いに高速であり、使い勝手も良い。 

Becky!もOutlookより高機能で使い勝手も優れている。 特に私のようにスパムが多い者には、サーバーKILLは必須の機能である。

UWSCはキーボード・マウスマクロで重宝している。

Windows7では、XP風終了メニュー・Classic Start Menu・IMETRAYなどがないと非常に使いにくくなる。

ツールというよりアプリだが、Photoshop・イラレ・Excelは定番の商売道具である。 これがないと文字通り仕事にならない。

HostIPはスパム書き込みのIPアドレス特定には欠かせないツール。

speedfan・Crystal CPUID・Afterburner・Speccy・OCCT・GPU-Z・Frapsなどの計測・設定系ツールもゲーム用として欠かせない。 

ddsをいじるためにGIMP・Irfanなども入れているが、実際には慣れ親しんだPhotoshopで細工する場合の方が多い。 ちょっと見るだけなら、WINFDからエンターでスージープラグインを直接起動ということになる。

その他動画用としてGOMプレーヤーやSmileダウンローダーや各種エンコーダー、ISO焼きにはDeepBurner、ファイルのロック外しにはUnLockerなど、その他入れたことさえ忘れてしまっているツールまで入れれば、更に数は増える。


こうして書いて見ると、結構な数のツールを入れているもんだなぁと感心する。(正確には呆れる) これらをインストールするだけでもレジストリは相当肥大しているだろうが、ないと不便なのでやはり外せないのだ。


業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その480 カメラの話し続き編

2012-03-23 09:52:00 | ハードウェア
私は若い頃からメカ好き新しもの好きだったので、カメラにも熱中した一時期があった。 小学生時代のスタート35から始まって、中学生時代にはミノルタコード、その後成人してからはキャノンF1を愛用していた。

キャノンは戦後まもなくの距離計式カメラ時代には、ニコンとならぶ日本のトップブランドだったが、一眼レフ時代への対応が遅れ、ニコンに水を空けられた。 

ニコンFは発売当初から広角から望遠まで一式揃えてのスタートだったが、キャノンは広角レンズは距離計式の方が使いやすく高性能という理由から(それ自体は真実)、一眼レフシステムは望遠主体というシステムだった。

当然ユーザー側からみれば一式揃っている方が便利なので、ニコンへとお客さんは流れる。 かくして昭和30年代の終わり頃には、一眼レフはニコンという評価が定着してしまった。

この評価を覆すためにキャノンは大変な努力をしなければならなかった。 社運を賭けて開発したのがキャノンF1であり、AE-1である。 

AE-1は自動露出で5万円以下という、当時としては非常に安い価格設定と性能の優秀さで大ヒットした。 しかしAE-1はあくまで廉価機であり、フラグシップであるプロ用一眼レフカメラはニコンFがトップのままであった。

ここで当時の社長は大英断をした。 各新聞社には新フラグシップF1と各種交換レンズ群一式を無料で配布、メンテも全て無料という手を打ったのだ。 この話しを聞いたのは、銀座のキャノンサービスセンターのメンテ鰍閧フおじさんからだったと思う。 毎週月曜には各新聞社を回り、綿密なメンテと修理をしたそうだ。

更には何度も規格を変えて顰蹙を買ったレンズマウントを、「これからはこのマウントから一切変更しません」と宣言してFDマウントを発表した。 このFDマウントは当時としては世界最大級の大口径マウントで、F1.0クラスの大光量レンズの装着も可能であり、シヤッターと絞りの両優先撮影にも対応していた。「一切変更なし」と迄はいかなかったが、AF時代に入るまではトップクラスの優秀なマウントだった。


これらの努力とキャノンカメラ自体の優秀性もあり、頑迷な各新聞社のカメラマンたちも次第にキャノンF1とレンズの優秀さに気がつき始めた。 そして時は流れいつしかカメラはキャノンという時代が来たのだ。

私もキャノンF1を長年愛用したが、当時としてもこれだけバランスの良い優秀なカメラはまずなかったのではないか。 

なによりもその頑丈さが並大抵ではない。 ニコンFは喧嘩の凶器になるという位頑丈さが売りだったが、F1はその上をゆく丈夫さで、ペンタの部分がべこべこになり、フィルム圧板がすりへって交換しても、まだまだ充分使用に耐えるという凄い製品だった。 さすがに社運を賭けた製品だけのことはある。

ファインダーの見え具合も明るくシャープで、当時としては超一級だった。

しかもサービスセンターの応対が非常に親切で、前記のベテランメンテの方には、「プロのレンズの拭き方をお教えしましょう」ということで、文字通り手を取ってレンズを傷つけない拭き方を詳細に教えて貰った。 

又数台のカメラの露出計のレベルを全て同一に揃えて貰うとか、ファインダーのスクリーンを特別なもの(レーザーマット)に張り替えて貰うとか、ニコンでは到底考えられないようなサービスもしてくれた。

なにせ当時のニコンのサービスセンターは、ガングロが流行る前からガングロのバカねーちゃんが、「当社のカメラは全て同じ露出レベルなんだよーん 同一に設定なんかできないよーん 味噌汁的洗顔 再来一昨日」という不親切きわまりない応対だったのだ。

(末E味噌汁で顔洗っておとといおいで)

そんなわけだから、ニコン嫌いキャノンびいきになるのは当然だろう。

注 以上は昭和40年代頃のお話しで、現在とは大分事情が異なる。


その後写真雑誌や富士フイルムその他のコンテストに精を出すようになり、年度賞とかいうものを貰ったりした。 当時の写真雑誌の月例コンテストに入選すると、雑誌からだけではなく、使用したカメラ会社やフィルム会社からも賞金やフィルムが貰えたのだ。 こちらの方が雑誌社からの賞金より多額になる場合も多く、これらを合わせると月々数万程度は稼いでいたのではないか。

そしてついには写真の友人と組んで、プロまがいの写真館まで始めてしまった。 勿論このインチキ写真館は数ヵ月で閉館となった。(笑)


業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その479 プレストン&チャイルド編

2012-03-21 09:09:00 | 本と音楽
レリック マウントドラゴン レリック2

いずれも既読ではあるが、ふと思い立って再読(多分三読か四読)した。 作者はプレストン&チャイルドの共作である。

3作共にホラーとバイオ系を合わせたような娯楽大作だが、やはり最初に日本に紹介されたレリックが印象的だ。

ある学術探検隊がアマゾンの奥地で奇妙な種族と彼らが祭る恐るべき神?を発見する。 しかしその探検隊は・・・という、おなじみの出だしで始まる。 このあたりステロタイプとはいえ、好き者は(笑)充分にぞくぞくさせられるのだ。

一転・数年後。

ニューヨークの自然史博物館は、それ自体がメイズとも言える巨大な施設であり、地下には職員でさえ知らない部屋が無数にある。 その一つに迷い込んだ少年たちの遺体が発見される。 彼らはするどいかぎ爪?で切り裂かれ、しかも視床下部がなくなっていた・・・

とまあそんな筋で始まるこの小説、よくある話しといえばそれまでだが、お話しの持って行き方がうまく、しかも登場人物が個性的で魅力的なので、思わず引き込まれてしまう。 どこかに似たようなのがあったなあ・・・などと言わず、一読して損はないと思う。 (映画化されている)


マウントドラゴンはバイオハザードものの傑作である。 しかしバイオハザード以外にも、砂漠でのインディアンの知惠と追跡劇とかブルーグラスミュージックとか、種々の要素が取り込まれていて飽きさせない。

特にブルーグラスミュージックが大好きな私は、主人公と研究所長の演奏シーンでにやりとした。 

なにせ「君はスリーフィンガーかね、それともクローハンマー?」とか、「オールドスタイルのフラット&スクラッグスがいいな」などというセリフがぽろぽろと出て来るのだ。

又、主人公(と言っても良いだろう)の一人で巨大企業社長が、優れた才能を持ちながらかなり矛盾混乱した精神構造の持ち主であり、風貌や性格はあのビルのそっくりさん。 明らかにこれは意識的にやったものうだろう。

このマウントドラゴン、小説としてのまとまり具合から見ると、レリックより上かもしれない。


レリック2(地底大戦)は題名通りレリックの2だが、
1>2>3 (又は 3<2<1 )

のhalの方程式通り、1に比べてかなり落ちる。 ニューヨークの地下に広がる巨大空間と、そこに住み着いたホームレス達の描写が興味深い程度で、小説としてみると???なレベルである。 

もうひとつ、なんぼなんでも「地底大戦」というサブタイトルはひどすぎる。 「マグマ大戦」と間違えるではないか。


尚、プレストン&チャイルドの共作は、日本に紹介されているのは上記と「殺人者の陳列棚」の4作らしい。 個別の著作は幾つかあるが、私は未読である。 

殺人者の陳列棚は読んだ記憶はあるが、ほとんど印象に残っていないので、あまり芳しい出来ではなかったと思う。 ペンダーガストが登場するのだから面白かろうと、期待すると損をしそうだ。