厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年219冊目『持たない贅沢』

2010-11-25 21:24:32 | その他私が読んだ本
持たない贅沢 持たない贅沢
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-07

評価  (2点/5点満点)

ビジネスコンサルタントの山崎武也さんが、人生をラクにする「持たない」という考え方を紹介します。

それは山崎さん自身が、10代の頃から半世紀以上にわたって関心を抱き関係してきた茶道に負うところが大きいそうです。

私も30代後半になって、多くのモノを持つことに豊かさを感じる生き方から、身軽でシンプルな生き方にシフトし、それこそが贅沢であると思うようになってきました。

本当に欲しいモノ・必要なモノは何か。この本で考えてみましょう。意外と少ないことに気づくはずです。

【my pick-up】

◎無理しないで流れるように

組織のヒエラルキーに従って組織が動いていれば、多少は機動性に欠ける場合が生じる。能力がある人は、そのシステムにまだるっこさを感じ、個人の能力が抑えつけられるとして排除したいと思う。

だが、このシステムに従っていれば、指示などが組織の中を通ってくるときに、中間にいる人たちによって自動的にチェックされる。そのために、組織の下にいる個人が自動的に「酷使」されるのから守られる場合もある。そのメリットも知っておく必要がある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年218冊目『社長の手紙』

2010-11-24 20:54:28 | おすすめビジネス書
2000社の赤字会社を続々と救った!―社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと 2000社の赤字会社を続々と救った!―社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2010-09-17

評価  (3点/5点満点)

これまでに2000社を超える企業の再生事業に参画し、赤字会社の大半を立て直してきた長谷川和廣さんが、20~30代の後輩たちに伝えてきたビジネスでのサバイバルの技術を取りまとめたのが本書です。

長谷川さんによる「私の生き残り10の秘策」をここで紹介しましょう。

・単純なことだが、すべては「やるか、やらないか」で決まるのだ

・働く男が最後に生き残る

・不器用な戦いでいいから、常にまじめに誠実に動け

・反省があるから、前進もあるのだ

・気持ちも行動も、デッカク行きよう

・無力だからこそ、最後まで諦めてはいけない

・解決策はどこにあるか、夢中で探せ

・何かワザを持て!一芸に秀でる人は泳ぎきる

・いつの時代も、問題解決力の高い人が頭ひとつ出る

・「勝ちたい」という執念の差が人生を分けるのだ

できる社員とそうでない社員の差は結局、このような愚直な取り組みが行えるかどうかです。それが遠回りに見えても、仕事力をアップさせる一番の近道であることをこの本では教えてくれます。

【my pick-up】

◎残業は朝にやれ!

どの会社でも、たいてい私は朝一番に出社していました。夜にやる残業と比べると、実感として、2倍の効率で仕事が進んでしまうのです。

実は50年のビジネス人生のなかで、私は突発的な理由を除いては一度も残業したことがないのです。どうも残業の多い人を見ていると、最初のスタートダッシュが苦手な人が多いようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年217冊目『日本でいちばん働きがいのある会社』

2010-11-23 19:53:11 | おすすめビジネス書
日本でいちばん働きがいのある会社 日本でいちばん働きがいのある会社
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2010-09-17

評価  (3点/5点満点)

本書は、Great Place to Work Institute Japanが2010年度「働きがいのある会社」として認定したベスト25社のなかで、それぞれに特色があり、注目すべき10社を集め、働きがいに関する各社の取り組みを紹介したものです。

ここでの「働きがいのある会社」の定義は、従業員が、勤務している会社や経営者・管理者を信頼し、自分が行っている仕事に誇りを持ち、一緒に働いている仲間と連帯感が持てる会社です。

Story(ストーリー)仕立てになっており、経営者の理念・思いや関係者の徹底した努力・工夫を垣間見ることができます。これらの事例を参考に、みなさんの会社でも、もっと働きがいを得られる職場がつくられるよう提案してみてはいかがでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年216冊目『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』

2010-11-22 22:12:02 | おすすめビジネス書
誰からも「気がきく」と言われる45の習慣 誰からも「気がきく」と言われる45の習慣
価格:¥ 1,344(税込)
発売日:2010-11-15

評価  (3点/5点満点)

現役の秘書として活躍しながら、上級米国秘書検定の合格者として秘書養成のための講師も務める能町光香さんが、普段の生活で実践できる気づかいの考え方や行動について述べています。

「相手の立場になって考える」とはよく言われることですが、この人のために頑張ろう、この人の役に立ちたいと思うために必要なのは、その人への信頼・信用・尊敬です。自分自身が積極的にその人の良い点に目を向ければ、多くの信頼・信用・尊敬の気持ちを醸成することができます。

能町さんのような秘書を専門に仕事をされる方は、それをスキルとしてしっかり身につけており、私たちも大いに見習いたいところです。

【my pick-up】

◎好き嫌いを出さない

犬猿の仲とでもいうべき相手でも、私は1つだけ決めていることがあります。それは「1日1回だけ話す」ということ。1日1回以上でも以下でもなく、1回だけです。

相手に自分から声をかけ、長話にならない程度に世間話をします。私としては、「あなたには敵意はありませんよ」というサインを出しているつもりです。

変に仲良くなる必要はなく、かといってまったく話をしないのも溝を深めるだけだと思って1回に決めました。

◎気難しい人とは感情で付き合わない

感情の起伏が激しい人。これは気分によって対応があからさまに変わるタイプの人です。こういう人とは、私ならまず一定の距離をとります。なぜなら、その人の感情に付き合ってしまうと自分もヘトヘトになってしまうからです。

その人がどれだけ怒っていようと落ち込んでいようと、「感情と付き合わない」というのがもっとも大事なポイントだと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年215冊目『35歳までに必ず身につけるべき仕事術』

2010-11-19 23:17:46 | おすすめビジネス書
35歳までに必ず身につけるべき仕事術―ビジネスマンの教科書 35歳までに必ず身につけるべき仕事術―ビジネスマンの教科書
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-02

評価  (3点/5点満点)

ザ・リッツ・カールトン大阪の営業統括支配人時代の経験から書いた『リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと』(あさ出版)がベストセラーとなり、現在はCS(顧客満足)・ホスピタリティ総合プロデューサーとして活躍中の林田正光さんが、能力とチャンスと人との出会いに「気づく感性」を磨いて、行動に生かせるレベルにまで高める「ビジネスマンに必要な60の力」を解説します。

どれも仕事で成果を上げるための基礎・土台となるスキルで、できれば20代、遅くても30代前半までに身につけておかないと、以後伸び悩んでしまう危険性が高いです。この60の力を万遍なく習得するとともに、その中で2~3は自分の強みとも言える強力な武器として持ちましょう。

【my pick-up】

◎忍耐力-何事も思い通りにならなくて当たり前、という感覚を持つ

仕事をするというのは、ある意味で「理不尽に耐えながら経験を積む」ことです。

仕事をする前提として、「何事も自分の思い通りにならなくて当たり前」という感覚を持つことです。

◎アフター5力-退社後の時間の過ごし方で、人生に差がつく

いかに仕事が充実していても、「毎日残業続きで、家と会社を往復するだけ。プライベートな時間が全くない」という状態は、かなり問題です。どうしても単調な1日の繰り返しになり、刺激が少ない分、自分自身の成長を止めてしまうことになりかねないからです。

仕事はきちんと時間内に終えて結果を出すことと、いわゆるアフター5、仕事を終えてからの時間を充実して過ごすことは、どちらも非常に大切です。「アフター5力」が人生に大きな差をつけると言っても過言ではないと思います。

アフター5の過ごし方は、私のように勉強会や異業種交流会に参加したり、本をたくさん読んだりして自己啓発をはかるもよし、趣味や遊びで気分をリフレッシュするもよし。どんな活動をするにせよ、そこで受けた刺激は必ずや仕事に生きるはずです。

アフター5の時間を確保して活動する「アフター5力」は、プライベートな時間を潰して会社にい続けるよりずっと、自分の能力を高める力になるのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする