厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年224冊目『1分で大切な仕事を片づける技術』

2010-11-30 21:07:20 | おすすめビジネス書
1分で大切な仕事を片づける技術 1分で大切な仕事を片づける技術
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2010-11-16

評価  (3点/5点満点)

明治大学文学部教授・齋藤孝さんの最近の出版ペースはすさまじいですね。一時期の中谷彰宏さんや和田秀樹さんを彷彿させます。

今回は仕事をスポーツのようにこなす1分仕事術です。

なぜ「1分」なのかというと、もともと私たちが身体感覚として、ある程度はその長さを把握しているからとのこと。

1分単位で仕事をするというと、余裕のカケラもない、せわしないイメージを持つかもしれませんが、むしろメリハリがつく分、時間にゆとりを持つことができます。たとえば1時間のうち1分だけ集中したら、残りの59分は次の1分への準備期間として、ルーティンワークに徹してもよいということです。

1分は短いようで、意外といろんなことができます。1分を意識し集中することで、仕事力をアップさせましょう。

【my pick-up】

◎もったいない隙間時間を「1分読書」で埋めよう

私は外出の際、常に本を携帯している。持っていないと、不安にすらなる。特に冬場は、コートの両ポケットにそれぞれ文庫本や新書を押し込むのが定番だ。

日常には、電車での移動時間や待ち時間、あるいは喫茶店で人を待っている間など、ちょっとした時間の隙間が少なからずある。そこをすべて読書で埋め尽くしたいというのが、私のささやかな願望だ。

◎読書こそが、心にプラスの変化をもたらす

目の前を通りすぎていくものが「情報」だとすれば、本に書かれていることは情報ではない。もっと読者の心に訴えかける力を持つ、いわば「栄養」だ。

例外も多いが、個人が渾身の力を込めて書き上げた1冊から、そのメッセージとともに熱さ・奥深さを感じ取ることで、読者は自身の心にプラスの変化を生み出す。偏見に囚われていたり、靄がかかっていたりしていた知性・感性が解放される快感を得られるのである。

携帯やパソコンを見る時間のほんの一部でも、本に使ってみることをおすすめしたい。

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今年223冊目『仕事が変わる「ひとこと片づけ術」』

2010-11-29 21:00:02 | おすすめビジネス書
仕事が変わる「ひとこと片づけ術」 仕事が変わる「ひとこと片づけ術」
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-11-20

評価  (3点/5点満点)

日本初の〝かたづけ士〟小松易さんが、「わかっちゃいるけど、できない」片づけを徹底解決していきます。

本書の狙いは、応援の言葉を口ぐせのようにして、自分で自分に声がけしながらセルフコーチングをして、片づけ上手になっていこうというものです。「活かしてる?」「この前使ったのいつ?」など、つまづきポイントで有効な36個のフレーズが紹介されています。

片づけには、整理と整頓の2つがありますが、最初はとにかく整理、つまりモノを捨てること、減らすことに集中しましょう。本書はつぶやきという心理的影響の切り口から、整理術の要諦がうまくまとめられていますよ。

【my pick-up】

◎身の回りが片づくと頭の中も片づいていく

仕事ができる人は、どんなに忙しかった日でも、きちんとデスクを片づけてから帰ります。

片づけて帰る人は、毎朝いつも最適な仕事から取りかかることができますが、片づけて帰らない人は、いつも「昨日の続き」の作業から手をつけることになります。

理想を言えば、帰るときだけでなく、ひとつの作業が終了するたびにいったんデスクを片づけてしまうべきなのです。

◎絶対捨てられない100冊はどれ?

基本的には一度読んだら読み返すことは少ないのに、なぜか私たちは、とくに本に関しては「とっておきたい」という思いを抱きます。

しかし、読書家であればあるほど、どんどん本を買い足していくわけですから、捨てずにいたらどうなるかは明白なのです。

特別な存在である本を捨てるときには、捨てるという部分にフォーカスするのではなく、「残す」という発想から入るのが効果的です。

たとえば、500冊の本を5分の1に減らすためには、400冊を捨てるのではなく、絶対捨てられない100冊を残すという具合に考えます。

「絶対捨てられない100冊はどれ?」

自分自身に問いながら、座右の書、特別な愛着がある本といった最も重要なものから順に100冊を抜き取っていきましょう。そして、残りの400冊についてはできる限り処分する方向で見直していきます。

そして新しい本が入ってきたら、その本の冊数分を処分していくというくらいのつもりでいると、重要な情報が入ってきやすくなるのです。

◎DM(ダイレクトメール)は着地禁止!

郵便物の処理の仕方を見ていると、その人が片づけ上手かそうでないかが、ひと目でわかります。

郵便物を抱えて部屋に入ったら、そのままゴミ箱やシュレッダーのところに向かいましょう。そして、そこで開封し処理していきます。

「DMは着地禁止!」

とくに、ダイレクトメールは、どんどんやっつけましょう。デスクなどに着地させる価値はありません。

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今年222冊目『5人分の仕事を3人で回す「ムダ時間」削減術』

2010-11-28 18:29:53 | おすすめビジネス書
5人分の仕事を3人で回す「ムダ時間」削減術 5人分の仕事を3人で回す「ムダ時間」削減術
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-11-17

評価  (3点/5点満点)

〝ムダ時間削減コンサルタント〟の西田順生さんが、ムダ時間を見える化する方法から、具体的な削ぎ落とし方まで、一気に解決する手法を伝授します。

本書では、ムダ時間の中に〝だらだらと仕事をしている時間〟と〝ぼーっとしている時間〝の2つが存在し、「標準時間(の設定)」の概念をもとに、次の3つの指標の見える化及び改善を目指します。

①能率(%)=(標準時間÷実績時間)×100

②稼働率(%)=(実際に仕事をしていた時間÷就業時間)×100

③真の稼働率(%)=能率×見かけの稼働率×100

経営工学に基づく時間術として、コックさんや散髪屋さんなどの事例を使って分かりやすく説明されています。

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今年221冊目『やる気がなくてどうしようもない僕を救ってくれる本』

2010-11-27 22:59:03 | おすすめビジネス書
やる気がなくてどうしようもない僕を救ってくれる本~ダメな日の「やる気」復活トレーニング~ やる気がなくてどうしようもない僕を救ってくれる本~ダメな日の「やる気」復活トレーニング~
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2010-11-20

評価  (3点/5点満点)

経営コンサルタントでビジネス書の刊行も多い午堂登紀雄さんの最新刊は、やる気がなくなったとき、瞬時にやる気を出す方法を紹介した「やる気のカタログ」です。

本書では、理屈ではなく、実際に午堂さんがやって効果があった具体的な方法論だけを紹介していますが、全体を通して、感情を表に出すことの大切さを思い知らされました。

また、あとがきに書いてある「まずはできそうにないと感じたことをやってみること」も面白い発想です。これは特に、ある程度ビジネス書も読んで実践してきた人が、もう一段ステップアップする際に有効ではないでしょうか。

【my pick-up】

◎小さくガッツポーズをする

ちょっと気持ちが落ち込んだら、小さな声でもいいので、ガッツポーズをしながら「ヨッシャー!」と叫んでみてください。少し元気が復活しますよ。

◎めちゃくちゃくやしがる

失敗したり誰かに負けたりしたときには、「めっちゃくやしい!!」と叫ぶようにしましょう。この言葉は、自分の力不足を認め、言い訳を排除するパワーがあります。そして、「次は負けるもんか」という伏線を張る言葉でもあります。「くやしがる」というのは、とても大切な感情です。

◎考えてはいけない人のブラックリストをつくる

あなたの成長や成功にまったく貢献しない人のせいで、よけいにイライラが募り、モチベーションが下がってしまうなんて、バカバカしいことこの上ないです。ふとしか瞬間にムカつくヤツのことを思い出してしまったら、即座に、「コイツはブラックリストだ。考えてはいけない!」と、思考からシャットアウトです。

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今年220冊目『プレゼンはテレビに学べ!』

2010-11-26 21:53:14 | おすすめビジネス書
プレゼンはテレビに学べ! プレゼンはテレビに学べ!
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2010-11-16

評価  (3点/5点満点)

テレビ業界の演出ノウハウに詳しいプレゼンを中心としたコンサルタント・天野暢子さんが、1000万という人を瞬時に惹きつけるテレビのテクニックについて、皆さんが必ず見たことがある例を交えながら、日々の仕事やコミュニケーションへの応用方法を紹介します。

天野さん曰く、視聴者に人気のある番組は「情報を可視化(見える化)」しており、テレビの真髄は「情報を見せる」ことです。

テレビを軽視する意見も時折見られますが、テレビから学べることはたくさんあります。情報を見せ方を見につけ、プレゼンテーション力を上げるためにテレビをどう見たらよいか、ありそうでなかった実のある1冊です。

【my pick-up】

◎2秒で認識できる文字数で伝える

2秒(一瞬)で認識、理解できるか、相手がハッとするかが重要なポイントです。

私はポータルサイト「Yahoo!」のトップページに表示されるニュースのヘッドライン(見出し)を参考にしています。13文字で見事にニュースが要約されています。

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