厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年23冊目『超!部下マネジメント術』

2009-01-29 23:34:27 | おすすめビジネス書
超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン- 超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン-
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-01-22

評価  (3点/5点満点)

著者は行動科学マネジメント研究所所長の石田淳さん。アメリカで行動分析学を学び、帰国後、日本人に適したものに独自の手法でアレンジ。日本の行動科学マネジメントの第一人者として活躍中です。昨年11月に、石田さんの著書『超!自分マネジメント整理術』を本ブログで紹介しています。

自分自身の仕事をこなす技術と、人を育てる技術はまったくの別物であり、部下を育成するためには、そのための教え方を学ぶ必要があります。本書では、教育や学習を科学的に研究し、ものごとを確実に効率よく教えるためには、授業や教材をどのように準備し、どのように教えていけばよいか?を体系化した「インストラクショナルデザイン」(指導設計)をビジネスに応用したものです。

これを実践すると、部下に必要な知識・技能を教え、それを日常の業務の中で継続・実行させるための「指導設計」をつくることができます。また、部下育成のクオリティを向上させるだけでなく、その効率をも高めます。つまり、育成にかかる時間が短縮できるのです。

精神論とは一切関係ない、行動科学に裏付けされた再現性と汎用性のある人材育成法をこの本で学びましょう。

《本マネジメントで重要な2つの原則》

  1. 「部下は常に正しい」が大前提
  2. すべてのインストラクション(指導)は、「行動」に落とし込まなければならない。「行動」はできるだけ具体的な言葉やビジュアルで表現すること。
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今年22冊目『ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術』

2009-01-28 22:18:25 | おすすめビジネス書
ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術 ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2009-01-18

評価  (3点/5点満点)

本書は現在、伊藤忠商事・調査情報部長である三輪裕範さんが、これまでに7冊の著書を持つ経験から、どのようにしたら自分の考えや研究成果を、最終的に商業出版というかたちで社会に還元し、発信することができるかという、より具体的な知的アウトプットに焦点を当てた1冊です。

三輪さんは、数ある知的アウトプットの中でも、商業出版を実現させることが最もハードルが高く困難である一方、知的アウトプットとして最も大きな充実感、満足感を味わうことができると言います。そして、自分の本を出すまでに必ず通過しなければならない5つの前工程として、

① テーマをいかにして見つけるか
② 情報をどう集めるか
③ 情報をどう整理するか
④ どう文章にするか
⑤ どう出版に結びつけるか

があると指摘しています。

本書のタイトルに『40歳からの』がついている理由は、著者の経歴の側面と、ある程度のスキルや経験が土台として要求されるということだと思いますが、20~30歳代の意欲的なビジネスマンにも十分参考になります。

また、アウトプットを意識した読書術としても活用できますよ。

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今年21冊目『一流の男、二流の男』

2009-01-27 22:09:06 | その他私が読んだ本
一流の男、二流の男 (王様文庫) 一流の男、二流の男 (王様文庫)
価格:¥ 560(税込)
発売日:2006-10

評価  (2点/5点満点)

一流の男とそうでない男の違いは、たったひとつ。その人に信念があるかないかです。

男は、仕事で成功しなくてはなんら価値がなく、セックスをしなければ生まれてきた意味もなく、決断力・判断力がなければなんの役にも立たない。

本書は、一流と二流を決める分岐点を、「哲学」「仕事」「才能」「財力」「恋愛」「逆境」の観点から解説しています。かなり過激な書き振りも見られますが、斬新な意見にハッとさせられる個所もありました。

<my pick-up>

「群れない男」の魅力とは

夢を追う男を妬む友達や、成功した男を嫉妬する友達なんかいらないではないか。もし、あなたに友達がたくさんいるなら、ひょっとするとあなたは平凡なのかもしれない。

「人の上に立つ者」の条件とは

優秀なチームは違う。慣習にも時間にも縛られていない。自由奔放なのだ。その他大勢とは違う行動に出てほしい。そのためには、まず、外見から変えることだ。

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今年20冊目『どこの会社でも通用する、ポータブル・スキルを身につけろ!』

2009-01-26 22:49:13 | おすすめビジネス書
どこの会社でも通用する、ポータブル・スキルを身につけろ! どこの会社でも通用する、ポータブル・スキルを身につけろ!
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-01-16

評価  (3点/5点満点)

著者は㈱ワコルダー代表取締役の吉井亮介さん。コンサルティング会社を経て独立し、「仕事を通じて自分を表現して、成功する方法」をセミナーなどでビジネスパーソンに提供する「成長の専門家」として活躍中です。

会社の垣根を越えて持ち運びができて、どの会社でも活かせる仕事の技術のことを、本書では「ポータブル・スキル」と呼び、具体的には次の11のスキルを紹介しています。

①勉強力、②行動力、③自己投資力、④時間投資力、⑤やる気キープ力、⑥気配り力、⑦発想力、⑧文章・コピー力、⑨問題解決力、⑩自分ブランド力、⑪成長力

転職の際に人事の人が重視することは、「優秀かどうか」と「立ち上がりが早いかどうか」であり、これはまさしく以上のようなポータブル・スキルを持っているかどうかを問われています。

本書を読み、また、違う会社・仕事の人と積極的に交流し、自分のスキルを客観的に把握してみましょう。

「⑤やる気キープ力」から

会社の中で人にやる気を吸い取られないようにするために、「やり過ごすこと」をやってほしい。上司の話を聞くけど忘れる。無視する。これが最高の解決策です。僕が出会ってきた優秀なビジネスパーソンたちも、上司をやり過ごす技術に長けていました。

「⑥気配り力」から

時間を見つけては、無意味に連絡をする。思わぬ連絡は、「あなたがいないときにも、あなたのことを考えているよ」と伝えることができます。

人が気づかないことに気づけるのは、自分の得意なことです。その力を充分に発揮することが大切なのです。

「⑩自分ブランド力」から

自分の専門性を、他の人が言っていないくらい狭く考えてみましょう。

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今年19冊目『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』

2009-01-25 20:36:24 | おすすめビジネス書
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則 面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2009-01-15

評価  (4点/5点満点)

レバレッジシリーズでお馴染み、本田直之さんの最新刊の登場です。

仕事や人生がうまくいっている人たちは、「究極」の面倒くさがりやです。「究極」の面倒くさがりやとは、先行型・変革型の面倒くさがりやで、できるだけ早い段階で「面倒くさいこと」への対処をとります。つまり、「小さな面倒をやっておく」ことで、負の連鎖から抜け出し、日々のストレスからも解放され、成果もあがるという訳です。

たしかに、面倒くさいと思うことは、業務を改善したり、新たなものを生み出すパワーとなるとともに、その面倒くさいことに早く対処することが、結果的にもっとも短時間で仕事をこなすことができるように感じます。本書で紹介されている55の法則は、どれも身近で分かりやすいものばかり(ただし奥が深いですよ)ですので、今日から1日1個ずつ実践していきましょう。

あなたは、なにかの記念日などで、大切な人と流行っているお店に食事に行くとき、予約をとるという小さな手間を惜しまない人ですか?

《いい人ぶらない》

わたしも会社に勤めていたころは、周囲から「あいつは残業をしないやつだ」と思われていました。変わり者だと思っていた人もいたでしょう。しかし、それで苦労したり、損をしたことはありません。わざわざ残業なんかしなくても、就業時間内に結果を出せばいいのです。

《時間を大切にする》

毎日1冊のペースでビジネス書を読むのも、近道を見つけて無駄な時間を過ごさないようにするための投資活動です。

《体を動かす》

疲れのたまった週末こそ、体を動かす。仕事で疲れたとき、ほんとうに必要なのは中途半端な休憩ではなく、リフレッシュです。体を動かし、汗を流せば確実にリフレッシュすることができます。さらに運動が習慣になれば、疲れにくい体になっていきます。

《しっかり眠る》

睡眠と自己投資は、24時間の中でまず最初に天引きされるべき時間です。だからわたしにとって、睡眠時間を削るという選択肢はありません。たとえ自由時間を削ってでも、十分な睡眠(わたしの場合は6時間)を確保します。

《書店に足を運ぶ》

現在わたしがアマゾンを利用するのは5割程度で、残りの5割は一般の書店に足を運ぶようにしています。

《2次会には行かない》

わたしは基本的に2次会や3次会には参加しません。理由は簡単で、2次会は「時間」「予算」「場所」が不確かだからです。

《会社に依存しない》

「会社に依存しない」という意識で仕事をしていると、イヤな上司の存在も気にならなくなります。

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