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残業ゼロ! チームの成果を3倍UPする 課長のダンドリ・リーダー術 (アスカビジネス) 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2010-10-12 |
評価
(3点/5点満点)
業務改善・プロジェクトコンサルティングなどを行う㈱ハイブリッドコンサルティングの代表取締役CEOの吉山勇樹さんが、課長としてどうあるべきなのかという心構え・スタンスから、コミュニケーション、タスク管理、時間管理、部下指導、プレイングマネジャーの仕事術など、より具体的な手法を凝縮してまとめた1冊です。
最近、課長をタイトルにしたビジネス書が数多く出版されていますが、吉山さんの本は過去の著書と同様、企業研修での受講者からのフィードバックを反映した、実践的かつポイントを押さえた内容となっています。
部下が課長(上司)にどう接するべきかを知るうえで読んでも面白いかと思います。
【my pick-up】
◎期日よりも着手日の確認を!
期日ではなく、着手日を明確にしておくのです。部下に仕事を頼む際に、期日と着手日の両方を指示に盛り込みましょう。そして、実際に着手日にスタートを切ったかどうかを確認してあげればいいのです。
◎挨拶は自分から率先してやる!
部下が挨拶をしないのは、上司であるあなた自身がきちんと挨拶をしないからです。組織全体の協調性や活気を生み出すためには、あなた自身が変な意地を捨て去り、目線を周囲にあわせてあげる歩み寄りが必要なのです。
◎部下のお楽しみを把握する!
部下もモチベーションの源泉を持っているはずです。たとえば、エステの予約をしていた部下が予約の時間を気にしているのに、急な仕事をふったことで、1週間頑張ってきたのに台無しになってしまった、ということがあるのです。
上司はメンバーのフォローをすべき立場だと考えると、部下のお楽しみを尊重し、モチベーションをそぎ取らないように目線を合わせることも、時に必要なのではないでしょうか。
何を大切にして仕事を頑張っているのかを知り、フォローしてあげることは、その人の価値観や人間性を尊重する一歩になるはずです。